見出し画像

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023)

ポール・キング監督「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を観た。監督の前作「パディントン2」が素晴らしすぎたので、今回も前作を超える楽しさや幸せな気持ちを期待して観たのですが…

微に入り細に入り実によく出来た素晴らしい映画ながら、思ってたほどコメディじゃなくて、思っていなかったほどにミュージカルだった! ティモシー・シャラメが歌いまくって踊りまくります。凄い才能だな… シャラメファンは必見!!!

あと、やはりウンパ・ルンパを演じるヒュー・グラントが抜群に面白い。余裕を感じさせる佇まいで、出番以上の存在感だ。オリビア・コールマンやローワン・アトキンソンのコメディ・リリーフも楽しい。そして、ウォンカの母を演じるサリー・ホーキンスは、今回も素晴らしい!

本作のウォンカはいわゆる"変わった人"ではなく、母親に愛情たっぷりに育てられた、純粋に夢を追い続ける、(すぐ騙されちゃうくらい)人の良い若者だ。だから、映画全体も夢が溢れるカラフルで甘い甘いチョコレートのように仕上がっている。

それはそれで素晴らしいのだが、映画「パディントン」がもたらす楽しさや多幸感とは種類が違うものなので、個人的に最初の映画への向き合い方を間違ったなと思った。

あの悪役3人組がシンプルな悪役すぎてつまらないんじゃないかとか(「パディントン」は悪役の面白さと深みが物語を跳ねさせるのに一役買ってた)いろいろ考えちゃったけど、そもそも別の映画だからね!

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は、クリスマスとか年末年始に家族で観るにふさわしいゴージャス&ハッピーなミュージカル作品です♪

でも、ぜひ映画「パディントン」の2作も配信などで見てね☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?