理系大学生がアルバイト先と裁判をしてみた 〜裁判に至るまで〜
私は、夏は暑く冬は寒い県の県庁所在地にある大学で現役の大学生をしている。現在は学部4年生であり、ひたすら研究に没頭する毎日である。
そんな私は1年生、つまり3年前から今年の春まで、飲食店でバイトをしていた。ホテルからの紹介も多く、県内のタクシー運転手であれば幾許か遠くても店名を伝えるだけで連れて行ってもらえる、そんな有名な個人経営の店だった。
しかし、学生アルバイトから見れば、急にシフトが休みになっても補償はない、深夜残業手当の支払いもない、有給休暇の概念なんて存在