母の命日;凄く不思議なお話
実は、2003年に母を亡くしたのですが、その日のお話です。
その日は、2月7日で僕の誕生日でした。
いつもよりかなり早めに目が覚めた朝で、6時30分にはシャワーを浴びていました。
シャワーを浴びていると、電話の音が。急いでシャワーを出て、受話器を取ると父の声。
入院中の母が危篤状態なのですぐに来てくれ、との電話。
慌てて、会社を休み車で母の入院している病院へ向かいました。
渋滞する道でイライラしながら走っていると病院から携帯に電話が。
「心臓停止しました。早く来てください。」道端で泣きました。
病院からご遺体を実家に引き取って、手続きなど全て済ましました。
急いであらゆる準備をして、葬儀の日になりました。
葬儀屋さんに急に頼んだお坊さんがとても心のこもったお葬式をして戴きました。
通夜の席でそのお坊さんと少しお話ししました。
そのお坊さんが「お母様の無くなった日は私の誕生日なんですよ。」と、
僕が「えっ、実は僕の誕生日でもあります。偶然ですね。」
お坊さん「それは、きっとお母様がずっと覚えていて欲しいからですね」と、お互いの奇遇を語りました。
告別式の昼に姉の夫、僕の義理の兄が
「昨日、夢を見ました。大きなおうちの中に(亡くなった)お義母さんが居てこちらを見て、会釈をしていたんです。
門から家の玄関まで亀の甲羅の形をした石畳が敷き詰めてあったんですよ。」
すると親戚の伯母さんらが
「えー、それは彼女が生まれた家ですよ!
亀の甲羅型の石畳が
ありました。もう随分前に売ってしまって、どうしてあなたの夢に出てくるんでしょうねぇ。
不思議ね。
私たちも忘れかけていたし、写真も無いのにね。」
告別式が終わり、一段落した際に姉が
「そう言えば、あなたに小学校の同窓会からあの母の亡くなった日に連絡があったのよ。」と。
それは遠く(ドミニカ共和国)にある小学校で小5で転校したので、30年以上一回も連絡が無かったのに
何と母の亡くなった日に初めて連絡があったのでした。
その同窓会の担当の女性にメールをして、
連絡を戴いた当日2月7日に母が亡くなったこと、
それは自分の誕生日だったこと、
偶然頼んだお坊さんの誕生日でもあったこと、
などを伝えました。
するとその女性から翌日に、
メールの返信が
「大変でしたね。
とても偶然ですが、うちの長男も2月7日生まれですよ。」と。
さすがにびっくりしました。
30年間、連絡が無かった人からその日に連絡が来るのも偶然なら、
僕とお坊さんと、その人の息子さんの誕生日だとは。。。。。
不思議なことがあるものです。
ママ、ありがとう。
忘れられないからね。
忘れないようにしていったね。
追記)
今、思い出したんですけど、
母が亡くなった当日に病院からご遺体を実家に引き取って、手続きなど全て済まして、深夜に家に帰ったら、母から誕生日カードが届いていました。
(;_;)
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