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Kindleで出版したペーパーバックが届きました。

Twitterでも報告した通り、自己出版した本4冊が手元に揃ったので、ご報告します。
販売中の本の一覧については、以前の記事にまとめてあります。

さて「大きさ」や「印刷品質」とかも気になると思いますので、手元に来たものの写真を載せておきます。

紙本の表紙サイズ比較

比較に旧スマホを並べてあります。注意点として今表紙絵の改定をしていまして、今度から入手できるものは表紙絵が少し変更になっていると思います。
「VRMMO短編集」は文庫本サイズより高さが数ミリ高いです。「VRあるあるあるき」と「転移者ホクト」はB6サイズのはずですが新文芸の本と比べてみると1cmくらい高さが小さいようです。
「ファンタジーAI絵図鑑」は教科書/ノートのサイズですね。

「転移者ホクト」にはモノクロの挿絵があります。「ファンタジーAI絵図鑑」はフルカラーのモンスターなどの挿絵が98枚です。
「VRMMO短編集」と「VRあるあるあるき」は文字のみで挿絵はありません。
表紙絵、挿絵ともにAIイラストです。

Kindleは電子書籍だけでなく、データを用意して設定をすれば「紙本」も作ってくれます。紙の本と電子書籍の内容はほぼ同じであれば、多少の違いがあっても問題はないようです。

例えばこれは『転移者ホクトの異世界ハーレム旅行記』の挿絵ページです。Kindle版は上下左右にマージンがありカラー挿絵ですが、ペーパーバック版は「裁ち落とし」で枠を処理してありモノクロ(グレースケール)です。ちょっと本物の出版物みたいに見えて興奮しますね。
(写真なのでモアレが出ると思いますが、実際にはありません)

転移者ホクトの異世界ハーレム旅行記

「オンデマンド出版」といって1冊ずつインクジェットプリンタで印刷されて製本されるらしいです。量産されるいわゆる「オフセット」には劣るとされますが、そこまで品質的には気になりませんでした。
しいて言えば表紙がカバーじゃなくて直接くっついていることくらいでしょうか。
あとは巻頭カラーが設定できないのがちょっと痛いです。モノクロにすると中身は全部モノクロです。
一応対策として、背表紙もカラーなのでそこにキャラ紹介の絵を入れました。

同人本は作ったことがなかったのですが、やってみるといいですね。
紙本、作ってみる価値ありです。
どうでしょうか。小説投稿サイトに完結済みで誤字修正も終わってる10万文字とか眠っている人、案外いると思います。
挿絵があるとなおよいですが、自分のようにAI挿絵で済ますのも手です。

ただ一点注意がありまして、もしかしたら「賞」「コンテスト」とかに応募する場合、要項に引っかかる可能性があるので、受賞を待っている場合はやめたほうがいいと思います。

自分は初期作や休眠していた小説群をKindleという形で再利用しました。あまり売れてはいませんが、無料配布をしてみると2月13日からの12日間で累計100冊前後のダウンロードがありました。
紙本は自分と知り合いが数冊購入しただけみたいですが、いつでも在庫ゼロコストで売れるというのは強い味方だと思います。

制作環境ですが、前々から書いているように、Kindle電子書籍版は「でんでんコンバーター」、紙本は「縦書小説PDFメーカー」の「本文作成」と「結合」で作っています。
表紙は1500px前後にしたAIイラストをwaifu2xで拡大処理して「MediBang Paint Pro」で文字入れしてpngにしてPDFメーカーの「結合」でpngをPDF化してAmazonに持ち込んでいます。Canvaも併用することがあります。
挿絵の処理は借画像をPDFメーカーで本文と一緒にPDFにして、大きいサイズの挿絵を「結合」でPDF化して「CubePDF Utility」で差し替えるという処理をしました。これは挿絵のページだけ「裁ち落とし」にするために大きくしたいからです。
PDFメーカーの「塗り足し」は内側へマージンを取るもので、欲しい処理は外側へ3.2mm拡張するものなので、処理が違うようでうまくいきませんでした。

手軽にKindle出版、ペーパーバック出版ができるというのはいい時代だと思います。
もし興味ありましたら、ぜひ、挑戦してみることをお勧めします。

以上です。ありがとうございました。

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