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【宅建グルメツアー】“街宅建”しながらの美味散歩のお誘い。満腹&街歩き。

ワタクシは深夜、NHKオンデマンドで「NHKスペシャル」か「クローズアップ現代」を観ています。
飽きたら、会員になっていますので『女子プロレスSTARDOM』を観ています。大江戸隊が好きです。

STARDOMはいいとして、時に、こうしたNHKのドキュメンタリー系を観ていると「イヤな気持ち」になるとことがあったり、深夜なのに「やたらと腹が減る」ようなこともあります。

腹が減る系で、今回みなさんにおすすめしたいのが、このシリーズ(2本)です。


シリーズ『食の“防衛線”』

【NHKスペシャル】2023年11月26日放送
シリーズ『食の“防衛線”』第1回「主食コメ・忍び寄る危機」

世界情勢が不透明さを増す中、有事に直面しても自らの食を守れるのか?「食の“防衛線”」では、私たちの食を守る手だてを2回シリーズで考える。第1回は主食コメ。日本人に供給されるカロリーの2割を占め、唯一ほぼ100%自給できている穀物。しかしその生産基盤が大きく揺れている。高齢化により、生産者が急速に減少。2040年には現在の4分の1になるのだ。食料安全保障という視点から、この国のぜい弱性をあぶり出す。

シリーズ『食の“防衛線”』第1回「主食コメ・忍び寄る危機」

番組開始5分までのテロップを拾ってみますと。

  • 農家の平均年齢68.4歳

  • 食糧確保をめぐるぜい弱性

  • 食糧安全保障

  • もし各国が輸出の規制を始めたら大変なことになります

  • コメは日本人に供給されるカロリーの2割を占め、唯一ほぼ100%自給できている穀物

  • ここままではコメを作る人がいなくなる

  • 今後20年で現在の4分の1に

  • 当たり前にして(コメが)あると思っているから国民は穏やかにしているけど

  • 本当にコメが食べられないようになったら大変なことになる

  • 小麦の国内生産は16%

  • コメ以外の食糧はほとんど輸入に頼っているのが現状

・・・という話なんですけど、でもまぁでもこれは「いまさら」みたいな感じですよね。
特に深夜に観ているということもあるのか、「そうそう」「知ってる知ってる」と“共感”できてうれしくなります。

コメはなんとか自給できているけど、あと5年か10年か、そのあたりはわからないけど、「でも近い将来、コメを作る人がいなくなるよー」というのが世の中の流れです。

そんで、「じゃあコメ以外を食べるか」となっても事実上「コメ以外」は自給できていないから「輸入が止まったらたちまち飢えるよー」という展開です。

第2回も続けて観てしまいました。

【NHKスペシャル】2023年12月3日放送
シリーズ『食の“防衛線”』第2回「牛乳・肉・卵 タンパク源を守れるか」

食料自給率38%の日本。自らの食を守れるのか?シリーズ「食の“防衛線”」第2回は、ニッポンの食卓に欠かせなくなった牛乳や肉、卵などの畜産物。主食コメに次ぐ日本人の摂取カロリーの重要な食材で、貴重なタンパク源でもある。しかし、家畜のエサの多くを海外に依存してきた日本の生産現場はかつてない危機に直面している。世界的な飼料高騰、さらなる争奪戦。食卓を守るためには何が必要か。酪農の現場から見つめる。

シリーズ『食の“防衛線”』第2回「牛乳・肉・卵 タンパク源を守れるか

飼料も輸入なんですね。
どれくらい輸入に頼っているかというと、ほぼ、みたいだそうで、それを差っ引いて正味の食料自給率を計算すると38%どころではなくて8%か9%くらいらしい。
スマホで考えてみると、バッテリーが「残り9%」だと、けっこう焦るかも。

ニッポンはどうして食糧を作らないのかなー。

なんででしょうね。
土地はいっぱいあるし。

・・・ってかほら、休耕地だなんだで、どうするこうするという騒ぎも聞きますしね。
土地が足りないということでもなさそうだし。

たとえばさ、シンガポールだ香港だ、みたいなところだと土地自体がない(領土的な話)うえ、さらにあんな狭いところにやたらと人が集まっている都市国家でしょ。
となるとそりゃどうしたって、東京23区並みの密集市街地(←災害に弱いが)とするしかない。
農地に回す土地がないということだろうから、となると、今が“旬”の食料自給率が気になる。
なのでネットでテキトーに検索してみたところ、笑えます。

香港:1%

さらにみなさん、シンガポールの食糧自給率。
すさまじい。
笑わないでくださいよ。

シンガポール:0.1%

あっはっは。
やべーやべー。
どーすんだおい、シンガポール。
ぐはは。

と、笑ってたら、東京23区の食料自給率はゼロだそうで、やべ、シンガポールに勝っちゃったよ。
さらに笑えます。
さすが23区だ。

結局のところ、第二次世界大戦を経て、敗戦国になった日本にアメリカらが「うちでタブついている小麦とかの農産物をいっぱい買え、お前らはそれを食え」ということに端を発するらしい。
おかげさまで食い物の洋風化が進みましたよね。
小麦を食う民族になり、肉まで貪ることになった。
食い物が行き渡れば平和が訪れる。
よし、なんか仕事をするか。
「じゃあ食糧はみなさんにお願いするとして、そのかわり我々は工業化で行きますね」というノリで、農地をつぶして工業用地に転用だ。
農家のみなさんに「コメを作るな、減反だ」なんてこともやってた。

怒涛の快進撃。いざいけ“高度経済成長”。日本列島改造だー。土建土建土建。「いえーい資本主義サイコー」となった。

がしかし、諸行無常。
潮目が変わる。

「温暖化だの戦争だのでウチも食糧が足りなくなりそうだし、あとね、ちょっと言いにくいんだけどほかの国がニッポンより高く買ってくれそう。と、そんなこともあって、ごめん、ニッポンに食糧を輸出できなくなっちゃうかも」。

・・・という流れになりつつあるそうです。

そういえば、スタバもマックも値上げで、いわく輸入価格が上がったとかなんとか。
いわゆる「コストプッシュ型インフレ」だから、そりゃ良くないほうのインフレになるんだけど、背景として、たとえば円安(日本の国力低下)になっちゃったから「食糧を含めた原材料を買えていない(=他国に買い負けている)」から、かな。どうなんでしょう?

ならば。
半農半エックスで、所有者不明の空き地をみんなで耕して、プチ自給自足でいいんじゃないの、とオレは思う。

参考図書はこれかな。中古しかないみたい。
転売ヤー、高いなー。
そしたら地元の図書館に蔵書があったので、来週あたり借りて読んでみます。

これってロシア(ソ連)の話なんだけど、彼らに対しては「北方領土を返せ」的な感じでいい印象はないんだけど、明治時代でいえば「おそロシア(恐ろしあ)」だけど、でも、この制度自体はよかったのではないだろうか。

ダーチャ。
モスクワなどの都会(市街化区域っすね)に住んでいる人に、農園つきの別荘をあてがう。
まぁ彼らの国土は広大だということもあるのだろうが。

平日は都会でビジネスに励み、週末はダーチャいって自給に励む。
別荘と農園のセット。
まさに自然を味わいながら、のんびりと過ごす。

どうもそんな制度だったらしい。
ひとまず食い物が自給できれば、なんとかなるもんね。

★★以下偏見★★
そもそも彼らはよく戦争をする連中であるがゆえ、まさに「腹が減っては戦はできず」を国民全員が意識して「腹が減らないように」ということを実践していたのかもしれませんね。

まだ書籍を入手してないけど、読んでみます。

とはいえ、あと5年くらいは、ニッポンも食べ物があふれる日々が続きそうで、なによりですね。
飽食の時代はしばらく続きそうです。

なので、そしたら今のうちに、ワタクシは糖尿病の治療薬を服用している身でありながら、ですが、みんなで街宅建&グルメツアー、いかがでしょう。
いずれ最高の贅沢となる“満腹感”自体を味わっておきましょう。

今回は宅建でいえば農地について、あれこれ思うところを記してみました。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。

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