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#45 女神の見えざる手

ロビイストってこんな仕事なんだ。

なかなか日本人には馴染みのないロビイストを描いた映画。

天才的な戦略でロビー活動を仕掛ける主人公。自らの意思で、銃規制派の小さな会社に転籍し、圧倒的で奇抜な作戦と決断力で難しいとされた案件を勝利に導いてくが、予想外の事態が事態を悪化させ・・・

といったストーリー。


この映画、めっちゃくちゃ面白かったです。会社の先輩におすすめされてみたのですが、ノンストップで物語が展開されて、最後までどっぷり浸かって観てました。


クールに理詰めで、時々グレーな作戦もありつつ、ロビー活動が展開されていき、派手なシーンがある映画じゃないですが、思いっきり惹き込まれます。


政治家を動かす影の人たちはこのロビイストたちなのかなぁとか、議員本人ではなく、地域の有力者から落としていく作戦とか、政治を影で動かすのってこんな感じなのだろうかと思いました。

もちろん映画ですから誇張して描かれている場面も多くあるとは思いますが、一部はこういった駆け引きややり取りもたくさんあるんだろうなぁと。面白く、黒い世界ですね。笑


主人公は目的のためなら手段を選ばず、時には周りを傷つけながらも戦っていくのですが、最後には自らを犠牲にして勝利を勝ち取りました。最後に伏線が回収される場面は、もう最高でしたね。クゥー!ってなりました。

緻密な駆け引きの応酬の映画なので、一度じゃ理解しきれていない部分もあり、もう一度観たいと思うような映画でしたね。というか確実に観直す映画です。


主人公は手段を選ばないダークヒーロー感はありますが、仕事に全てを捧げていて、自分も仕事に対してこれくらいの熱量を注いで没頭したいな、そんな仕事をしていきたいなと思いました。


ド派手なアクションではなく、クールでハイレベルな頭脳戦・駆け引きを楽しみたい方はぜひ観てみてください。展開が早いので置いていかれないように注意です。笑


ひとことパンチライン:もっと上座へ、栄光を手にできる。(ルカ14章10節)

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