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ギア比について2

 6月の輪行自転車旅は、天気・体調共にまあまあ良かったし、能登半島では興味深い景色・歴史・雰囲気等を随所で体験する事ができたので大成功だった思う。

 懸念事項を敢えて挙げるならば、愛車のギア比が私の走行能力と合っていない事を痛感した点だ。今回の旅ではフロントをインナーにするとセカンド⇒ローに変速しにくくなるというメカ的なトラブルもあったので、余計にそれを感じた。

 幹線道路を華麗に高速走行するよりも、裏道/山道をチンタラ走行する方が好みの私としては「坂道が登れない」というのは自転車旅の魅力を十分に味わえない要因になる。

 そこで、私と同じように輪行自転車旅を趣味としている会社同期入社のオッサンに色々と相談してみた。彼曰く。「我々くらいの年齢になると脚力・心肺能力を強化するのは難しい。したがって、SPDシューズ等を使って引き足パワーを登坂に積極的に使うのは心肺機能的にシンドイ。やっぱり、ギア比を変更して対応するのが一番ええのんとちゃう?」だった。

 ギア比による速度低下は意外と小さい。速度を追求するレースなら問題だろうけれど、オッサンの自転車旅だったらペダルをクルクル回して楽に登った方が良い・・というのが彼の主張だ。・・そう言っている彼自身はふざけた事に引き足パワーをちゃんと利用しているのだが・・。

 そこで、色々と検討してみた。私の愛車には105のコンポが搭載されているので、リアのスプロケットを下記のように交換しようと考えた。

<現状>

<変更後>

 上記の二枚のシートを比較すると現状のフロントインナー/リア2速と変更後のフロントインナー/リア4速が同じになるので、走行負荷のイメージは何となくわかる。

 フロントインナー/リア1速だとまあまあ軽いギア比になりそうだ。速度は8km/h程度になるので今度は低速安定性が問われることになるが、まあそんなシビアな走りでもないのでひとまずこれで行こう・・ということになった。

 早速、いつものサイクルショップに行ってオーナのオッサンに相談した。
オーナ曰く。「要望は理解したが、当分は対応は無理だと思う。全然部品が入ってこないのよ」とのこと。ガックリきた。どうしようかな?