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ロードバイクをフラットバーハンドルにする(その2)

 自転車大好きの知人から以前に書いたロードバイクのフラットバーハンドル化の記事ついて色々と質問されたのだが、彼の聞きたい事にさっぱり答えられなかった。我ながら極めてアバウトだなあ・・・と反省し、少々真面目に変更ポイントを確認してみたのである。

1.一体何が変更されたのか?

 知人の質問に私が答えたのは下記だけである。小学生レベルの回答であろう。自転車愛好家の片鱗すら感じられ無い。

・ドロップハンドルをフラットバーハンドルに変更したのだ(当たり前だ)。
・ロードバイクを購入したショップで改造した。
・変更に伴う費用は4万円強であった。
・変更に伴う工期は1週間だった。
・ちゃんと変速するし、ブレーキも問題無く動作する。

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 上記の回答もそれなりに知人にとっては有益だったらしいのだが、彼がとりわけ知りたかったのは「コンポがどのように変更になったのか?」だったのだ。なにせ、私のロードバイクはシマノの105という持ち主の走行能力に対してオーバスペックなコンポを搭載している。知人としては、11速コンポ搭載ロードバイクがフラットバーハンドルにどのように改造されたのか?に興味があったらしい。

 どうやら、世の中のロードバイクのフラットーバーハンドル化は10速以下のコンポでなされている事が多いらしいのだ。ふーん。そうなのか。確かに、せっかく105が搭載されている高性能ロードバイクをお気楽フラットバーハンドルロードバイクに改造する人もいないのかも知れん。

2.コンポはどうなったのか?

 納車時にはショップのオーナーが変更したコンポについて色々説明してくれたように記憶するが全く覚えていない。・・で、改めて確認してみた。

 シフトレバーとブレーキレバーは下記のようになっていた。

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 何だか良くわからない。それで調べてみた。

 上部がブレーキレバー、下部がシフトレバーだが、シフトレバーは11速に対応したフラットバーハンドルに特化したコンポに変更されている。シマノのWebサイトの情報は下記である。凄いな。105対応なんだな。11速に対応しているところがポイントのようだ。確かに、リアもフロントも極めてスムースにシフトチェンジが行われる。これで、北関東と山陰をしっかりと走行したのだ。素晴らしい。

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 ・・・で、「ん?」と気がついたのがブレーキレバーである。「SORA」と書かれている。あれ?このロード・バイクってブレーキはSORAだったっけ?と確認したらブレーキは正しく105だった。ブレーキは105だが、ブレーキレバーはSORAなのだ。

 なるほど。ここが、ショップオーナの低コスト化の工夫なのだな。ブレーキレバーはシフトレバーとちがって、流用性が高いのだな。ふーん。こう言うのって、オール105とは呼べないのかな?

 一応105なんだから、多少コストかけても105用のブレーキレバーでも良かったかな?と今更ながら思った。でも、1グレード下のTiagraではなく、敢えてSORAまでグレードダウンする・・・というところに、オーナの低コストにかけた心意気を見たのも事実である。