2月2日思い出の観覧車
この場所の
この観覧車は
あの
尖っていて
素直になれなくて
もどかしくて
手を繋いで離したくないのに
離したくないと言えなくて
そう思うことさえ
素直に感じられなくて
他の人とみんなでいると
私を1番にしてくれるのに
2人になると
私に触れようとしなくて
数日お泊まりした間は
ピザトーストと
甘いミルクコーヒーを
朝ご飯に作ってくれて
2人とも好きな
椎名林檎のMVを見ながら
手も触れずに寝て
最後にこの場所で手を離してから
私が訳あって連絡先変えて
相手の連絡先も記録していなくて
もう
本当に会えなくなって
幻のあの人は
今何をしているのかなって
20歳前後のあの頃
本当は
お互いに求めていたのに
素直じゃなかったあの頃を
私が地元に帰れば
会うことだってできない距離になるから
またね
なんてことも言えなかった
お互い
ちゃんと恋愛するとか
遠距離で
とか
考えられなかったし
だから
最後に繋いでいたあの手を離したのは
…
なんとなく思い出す
あれは地下街だった
きっと
あの場所は
この辺りなんだなって
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