見出し画像

〜今月の映画(2023年9月)〜 悪の教典

読書以外の僕の趣味の記事です。日曜更新。
毎月オススメの○○をご紹介していきます。

第1日曜 映画
第3日曜 ウイスキー(ネタ切れ中)


もともと原作者の貴志祐介さんが大好きで、この「悪の教典」も原作から読んでいた。
映画化されると聞いた時には「変にミステリ調にするよりも、後半の生徒をぶち○すスプラッターに重きを置いた方が、映画としては面白くなるんじゃないかなぁ」とボンヤリ思っていた。

メガホンを撮ったのは、バイオレンス映画の名手・三池崇史監督。
三池監督は僕の期待に大いに応えてくれた。

後半はとにかく猟銃で生徒たちを一人一人撃っていくだけなので、中弛みしそうなところ、ワンシーンワンシーンが非常に工夫されていて、最後まで楽しめる。
秀逸なのが、銃声のタイミングとテンポなのである。

こちらが予想する銃声のタイミングから1テンポズレているのが、素晴らしい。「くるぞ、くるぞ…」と思っている銃声が、思いもしないタイミングで放たれ、驚いてしまう。
銃声一つ一つが実によく考えられているなぁと思うのだ。三池崇史監督はやっぱりこの手のエンタメをよく分かってるなぁと関心させられた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?