見出し画像

XRのこれから

テンアールじゃありませんよ。Apple好きな皆さん。

冗談はさておき、XR。皆さんは聞いたことあるでしょうか?
最近何かと話題のこの言葉ですが、ARVRとかなんちゃらリアリティって言葉を合わせた言葉です。

私自身、XR。と言うよりARに出会ったのは3DSででした。と言っても3DSを持っていたわけではなかったのですが。
本体にはてなブロックのマークが描かれたARマーカーが入っており、それを専用のソフトで3DSのカメラを通して映すことで画面上に任天堂のキャラクターのフィギュアが表示されるというもの。それを聞いた小学生の私は、欲しい!…となったわけではありませんでしたがw、ちょっとした未来は感じたと思います。

VR

さて、ARの話を先にちょっとしましたがまずはVRの話でも。
VRの歴史は意外と古く…。なんてお勉強的な話はしませんが、ちょっとした振り返り的なのを。

これまで

VRが生まれたのは今から約90年前。1930年台だそうです。意外と昔ですね。
フライトシミュレーターとして作られたものらしく、当時のパイロットを訓練するために使われていたのだとか。

その後もコンピューターの進化と共に色々と作られたようですが、最初に実用化されたのは1980年代。NASAが宇宙飛行士の訓練に使ったそうです。
名前は「Eye Phone(アイフォーン)」。例の製品に名前がすごい似てますが、こっちの方が先ですからねw。あと、今では普通のハンドトラッキング用のデバイスも開発されたそうです。

その後、任天堂から「Virtual Boy」なんてのも登場したりしましたが
今から6年前である2016年。VRメーカーとして有名なOculusから「Oculus Rift」が登場し、家庭向けVR機器がついに登場しました。

Oculus Rift。すでに販売終了済み。

同年、ValveからHTC Vive。SonyからPSVRも登場。
2016年はVR元年なんて呼ばれていたりしますが、改めてみるとすごい量の製品が登場してますね…。

その後、Oculus Questとかのスタンドアローン型が登場したり、Oculus自体が消滅したりと色々とありました。ちなみに私もQuest 2持っています。

Oculus Quest 2、改め、Meta Quest 2。いまだに名前に慣れない。

ちなみに参考にさせていただいたサイトはこちらです。詳しい歴史とかはこちらを見ていただければ。

課題点

正直大袈裟な気がしますが、今のVRにはいくつか課題点があると思っています。まずは

解像度が低い

使ってみるとわかるのですが、実は今のVR結構解像度が低いです。まあ解像度というよりピクセル密度って言う方が正しい気がしますが。
というのもディスプレイを目の前に置いて、それをレンズで拡大しているわけですから普通にピクセルが見えます。企業努力によって少しずつピクセル密度が上がってきていて、違和感はなくなってきてはいるのですが遠くのものが見えなかったり…。と、やはり現実からは未だかけ離れている感じがします。

Quest 2での見え方。ピクセルが見えるし、小さい文字になっていくとボヤけている。

ヘッドセットが重い

これはどうしようもないことではあります。特にバッテリーを積んでいるスタンドアローン型ではどうしても重くなってしまいがちであるのは事実だと思います。
とはいえ、ヘッドセットが重いとやはり首とかを痛めてしまいますし、ヘッドセットをつけること自体が億劫になってしまいます。
HTCが出しているVIVE Flowなどは軽いヘッドセットとして有名ですが、バッテリーを積んでいないため今度はケーブルが邪魔になってしまいます。

Vive Flow。小さいけど使うためにはスマホにケーブルで接続する必要がある。

見えるものに触れたりすることができない

VRの一番の課題点ですね。空想の場所を作り出し、存在しないものを画面上に表示してるだけなのでどうしても触れたり、ぶつかったりなんてできません
そこでゲーム制作者側も手元のデバイス(例えば銃とか)だけで操作できるようにして他の方法では世界に干渉できなくしたりとか。そもそも動かなくて済むようにしたりだとか。色々な努力の跡が見えます
また最近では手のトラッキングができるので物に触れる時に専用のデバイスを装着して本当にそこにあるっぽそうな感覚を騙し騙し体験できるようにしたりとか。
ですがやはり限界は来るものです。嗅覚や味覚などはありませんし、乗り物などに乗っていれば見えているものと現実との動きの相違でVR酔いが起きてしまいます。

筆者が仮想空間内にミクさんを出現させて、ハンドトラッキングで髪の毛で遊んだ後。
実際に触れないので髪の毛が手をすり抜けたり、手に変に力が入ったり。

理想と未来

さて、これらの問題を解決してくれる理想のVR機器とはなんでしょう。
皆さんはアニメや漫画などはご覧になるでしょうか?。あまり見ない方もSAO(ソードアートオンライン)という作品名を一度はどこかで聞いたことがあるかも知れません。キリトとか…。見たことないからあんまり知らないけど…w

2022年。次世代型VR(仮想現実)ゲーム《ソードアート・オンライン》にログインしたキリトは、1万人のプレイヤーと共にゲーム内へ囚われてしまう。

5分で分かる! ソードアート・オンライン

2022年って今年じゃねえか!っていうツッコミは置いておいて…w
VR世界に囚われるんですって!しかも物理的に外せないとかじゃなくて、その世界に本当にいて他のプレイヤーと現実世界のように会話したりすることができるんですって!知らんけど…w
まさに上に載せた欠点がないじゃないですか!まあ仮想世界内で死んだら現実でも死ぬってのは普通におかしいですけども。まあ物語だし…?
さて、この類の作品はVRMMOと言われてまして他にも同じ感じのVR機器を使った作品はあるんですけども。例えば「くまクマ熊ベアー」とか…w

SAOより。ナーブギアというらしい。

実はこの類のVR機器はフルダイブ型と呼ばれてまして、物語の中だけの物かと思いきや実は本当に実現するかもと言われているんです。
箱開けてベッドに寝転がって装着すればすぐさまVR世界…というわけには行かないかもですけどね…。
やはり実現するには脳細胞に直接干渉。つまり手術をしなければいけなさそうです。手術怖えー…。

速くても2030年代には実現すると言われていますが、まあもっと後でしょうね…。
実際にフルダイブ技術に繋がりそうな研究が身体障害者の方を対象に行われているようですが、そこまで進んでいるわけでもないようで
機械に対する入力関連は脳波を読み取るだけなので比較的簡単っぽそうに見えますが、出力、つまり脳に対して触覚とかの感覚の信号を送る方はどこの指を触られているかがわかる程度っぽそうです。
他は大体物理的に感覚を送ると言う先ほど載せた方法が進んでいるようで、フルダイブ技術の実現まではまだまだ先なのかなという感じがします。

まあ実現したとしても、新しい技術なので安全に使えるようになるまでにはしばらく時間がかかるとは思います。個人的に想像しただけで色々な問題点が上がりましたから。

うーん…。残念…。
ですが、フルダイブ技術が実現すれば人類の夢っぽいのがほとんど叶えられる(例えば空を飛ぶとか)と思うので、楽しみに待ってましょう!

AR

お次はARです。
先日こんなニュースを目にしました。

Apple好きとしては見逃せないニュースで、この記事を書いたきっかけでもあったりしますw
それではAR技術を少しだけ振り返ってみましょう。

これまで

調べるのが面倒だったので、パパッと思いついたのだけ書きます。

  • この記事の最初に書いたARマーカーを使った投影方法

3DSのARゲームズ。はてなブロックが描かれたカードを映すことで画面にゲームが表示されて遊べる。
どちらかというとこちらの白黒のマーカーの方が有名だったりする
  • カメラを使った投影方法

またもや任天堂だが、ポケモンGOを始め現実世界にキャラクターを投影できることで少し話題になった(多分)

この方法はメーカーからAR用のAPIが提供されていて、開発者は簡単にARを実装できるようになっています。

AppleのARKit 5。iPadのLiDARセンサーと合わせて空間を認識して、天井に星空を映し出している。

カメラや色々なセンサーを組み合わせて床面などの空間を認識して、カメラ画像にCGを合わせるという方法がよく使われています。

Webサイトなどから直接ARコンテンツを見るという方法もある

理想と未来

さて、先ほどのようにARもある程度進んでいますが、こういったコンテンツを見るのに基本的にスマホが使われています。
MicrosoftのHoloLensもありますが、基本的にこれは企業向けです。

HoloLens 2

ARを見るのにはどんなデバイスが適しているのか。それはやはりメガネです。

Google Glass

昔、というか今もありますが。Google Glassというのがありましたがこういうものではなく、メガネのレンズ全体にディスプレイがあり、メガネを掛けるだけで空間上にものが浮かび上がる
スマホと同じように空間認識をし、机とかの物体にブラウザとかの映像を映して指でタッチして操作する。つまり仮想的なタブレットを作り出す。
部屋の壁に好きな画像をポスターのように貼る。道にルートの矢印を表示して道案内をする…とか。あとはスマホの通知を目の前にすぐに出すとか。妄想が止まりませんね。
今言ったことのほとんどはすでに実現可能で、ルート案内とかはすでにGoogleマップなどで実用化されています。

Googleマップのインドアライブビュー。駅構内の案内をしている。GoogleForJapan 2022より

機能はほぼ全て揃っており、残るはハードウェアのみと言える状況だと思います。
まずはHoloLensのようなARゴーグルから。すでにこの類の製品は発売されており、Nreal Lightなどが該当製品と言えそうです。

Nreal Light。対応スマホに接続して使用する。

また最近ではAppleがARゴーグルを出すとも噂されており、商標出願があったRealityOSについてもAppleなのではないかと噂されています。

最終的な目標はARグラスでしょう。すでにGoogleや他の有名企業がコンセプト動画を出しており、実現はとても近いのかもしれません。

メガネに認識した文章がまるで現実世界の字幕のように表示されている

これを見た瞬間、ものすごく興奮しました。私たちが求めていた理想の未来が、もうすぐ来ているのだと。

相手が話している英語が母国語に翻訳されて表示されている

シミュレーションの視点とはいえ、翻訳された内容が目の前に表示されています。言葉の壁は完璧ではありませんが、なくなるわけです。
映像は残念ながらARではありませんでしたが、理想の未来が本当にすぐそこまで来ているようです。

やばすぎません…?w

最後に

ここまで色々なXRの未来についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
個人的には未来はとても明るいと感じました。とりあえずApple好きな筆者が一番楽しみなのはApple Glassなので、それを待ちたいと思います。
次の発表会で発表されることを願って待ちましょう。

ではまた…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?