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Dr.ハインリッヒ単独ライブ「道を歩いて、きたんですよ」

タイトルの公演で舞台監督をさせて頂きました。
今回1番最初にやったのが、イベントタイトルに合うセットのイメージ作りです。

他の単独の時もそうなんですけど、出演者や作家さんがセットどうしましょうかねー!?の段階で一旦こんなパターンどうかな??の骨作り(基礎イメージ)をしてあげます。

人によっては自分で全て考えたい人もいるので、そういう場合は向こうが骨を作ってきて、この骨ならこの肉付け出来るよーと、そのビジュアルの延長線上を作ってあげます。

前回のハインリッヒはどちらかというとそんな感じでした。

今回は道を歩いてくるというタイトルだったのでハインリッヒの二人が歩いてくる姿が浮かび、何パターンか簡易なイメージを作成して打ち合わせしました。

舞台上にカラフルなカーペットが何本もあるイメージ
奥の段を二人が歩いてくるイメージ

みたいなセットイメージを何パターンか作って、そこから二人に改めてもっとどうしたいか考えてもらったのがこれです。

進化したなー(笑)

素晴らしすぎる!!

これで良いのです。
みんな限られた予算でどこまで出来るか分からないとこもあるから、こっちが0〜2の領域をプレゼンして、3〜8まで考えてもらい、最後に少しお手伝いとして9、10で仕上げる。
これが舞台です。

上述しましたが、真逆もあります。
0〜5を考えてもらって、こちらが6〜8でより良くして、最後の9、10を改めて本人たちに考えてもらう。

9、10という最終的なセットや世界観の拘り部分を本人たちに決めてもらうというのが、僕としては一番大切かな、と思っています。

やはり舞台監督はデザイナーではないので、提案レベルです。

ハインリッヒの二人や作家さんの意向を汲んで、僕はあくまで窓口。その意向を各セクションに相談して実現させる為のセクションです。

そういう部分でいうと、今回の公演を見て頂いた、もしくは配信を視て頂いた方にはお分かり頂けると思いますが、電飾の使い方凄いでしょ(笑)

まばゆい扉の中も縦のラインも電飾です!

すだれ電飾
開口縁取り電飾

今回のセットは大道具さんや電飾さんが色々考えてくれて、こんなことも出来る、あんなことすればもっとこうなる、など様々な意見やアイデアを下さりました。

この辺は自分で言うのも何ですけど、僕自身への理解だと思ってます。前田の考えならこういう方向だろうと汲んでくれるし、予算を少し超えたとしてもまぁこれはサービスでええよ!と快くアップグレードして下さりました。

何本も漫才あるんですけど、照明と電飾の組み合わせがかっこ良すぎる。
裏方を代表して声を大にして言いたい

全ネタ出囃子で照明電飾の煽り方が違うから
登場シーン全部痺れますよ!!

客出しの明かりも袖パネルとかポスタービジュアルに雰囲気を寄せてくれています。

大道具、デザイナー、照明、音響、デザイナーなどこの公演に携わった裏方みんながハインリッヒの二人が望む世界観に全力出してくれて、劇場全体が同じモチベーションで仕事出来るのほんと嬉しい。

ハインリッヒや作家の吉岡が僕を信頼してくれるのと同じく、僕にも信頼出来るスタッフがいるのが財産です。

配信をまだ視ていない方は是非配信でこのセットや電飾の美しさと、Dr.ハインリッヒの珠玉の漫才を視てもらいたいです!

マジで今回のセットは自信あったし、早く世間にお披露目したくて仕方が無かったです(笑)

因みに電飾さんはドームのライブとかのレベルで仕事されてる凄い方なのです。

オープニングの扉を開ける役をやってくれた黒帯のNGK単独の時にもその電飾さんに連絡してお手伝いして頂きましたが、その時の電飾はテコンドー近藤のチ◯チンを隠す磨りガラスを電飾でデコる業務でした(笑)

電飾の使い方もスケールも様々です(笑)

そしてこれは別件になりますが、9月8日にNGKで新喜劇のあき恵さんのイベントがあります。

こちらの公演では舞台監督兼、演出も担当しております。全座長も出演する凄い公演です!!

今までの舞台監督のイメージをサポートではなく、なんばグランド花月の集大成の様なスケールで様々なことを考えましたので、是非こちらの公演もお越し頂きたいです!

タイトル考えるのも楽しかった!

ハインリッヒのオンライン配信とあき恵ちゃん祭りをどうぞ宜しくお願いします!

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