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漫才劇場の裏方

今週末は漫才劇場に勤務でした。

だいたい月に2・3日くらいしか来ないので新鮮な気持ちで仕事できます😊

とはいえ、この土日で9公演、6リハーサルというえげつないスケジュール!

僕はたまにしか来ないですが、常駐スタッフは毎週こんなスケジュールをこなしていると思うとほんと頭が下がりますm(._.)m

照明作ったり手直しするのも全部一人でやるので、舞台と照明室をいったりきたり。

そういう中で昨日はネイビーズアフロの単独ライブがありました😁彼らの単独を担当するのは、昨年のNGKでの公演以来です。

公演内で受験の合格発表のコントがあったのですが、そこで2回暗転で転換があり、リハをやってみて暗転の8秒ほどの無音時間が、少しの違和感とちょっとした無理を感じました。

本人たちに「例えば受験生いっぱいいる場所やから、ちょっとガヤガヤしたSEとか入れて繋いでみるのはどう?」と伺ってみた。

彼らが音響さんに、雑踏的なガヤガヤした音って追加出来ますか?と言うやいなや、ガヤガヤとしたSEが流れて来ました。

それはバッチリの音だったので、即採用されてコントが見やすくなったと思います。

普通、音響さんは使用する音源を事前に音響卓やPCにインプットしておくので、音を追加するとなると、音源を探して、再インプットする為に、どれだけ早くても数分は掛かったりします。

舞台裏のボスと呼ばれたバロン音楽ディレクターもその作業は非常に疲れたと言ってました。

音源によっては、探して編集して明日なら用意出来ます、くらい時間が掛かることもあります。

でも、そのSEはものの5秒で用意されました。

リハ後、音響の子に「何であんな早かったん?」と聞いたら

「台本読んで、これはガヤガヤとかあった方がいいんじゃないかなぁと思って一応用意してました」と。

感動!!
素晴らしい!!

担当は二十代前半の若い音響の女の子です。

コント台本なんて、キッカケ前後くらいしか書かれていないない簡素なモノですが、雰囲気を読み取り、台本に書かれてなく本来なら用意しなくてもよい音源をわざわざ用意して何かあればスグに出せるようにしてくれていたのです。

これは芸人への愛情そのもので、きっと彼女だけではなく漫劇の音響さんはみんなそういう細やかなバックアップを皆が知らない所でしてくれているのです。

キャリアは浅くてもプロの仕事を見せてもらいました。

特殊過ぎるがゆえ漫劇の裏方はポンと代替えするのは非常に困難なくらいお笑いへの理解と練度は世界一です。

だからと言って、気兼ねなく変更や追加をしても大丈夫!!という訳ではありません。

上述したハードなスケジュールでも手を抜かずしっかりやってくれている中で、もし労力を増やすような時は、若いスタッフへの心遣いを言葉だけでもいいから、ちゃんと伝えてあげて欲しいと思っています。

そして若手芸人の皆さんにはぜひ彼らの名前を覚えてあげて欲しい。

誰でも個人を識別されると嬉しいもんです。

そういう循環はまた次に繋がって、この劇場のスタッフと芸人がより良い関係に発展していくと思います。

最後になりましたが、昨日のネイビーズアフロの公演は開演直前に映像トラブルが起こり、開演が10分近く押してしまった事を伏してお詫び申し上げます。

陳謝!

再発したらダメだなぁ

読んで頂いてるお笑いファンのみなさま、芸人だけではなく裏方も、ご来場頂いたお客さんのリアクションや笑顔が仕事のやり甲斐になっています。


ベテランの裏方でも

「ウケてたら嬉しいよな!」

例外なくこう言います。

ぜひまた劇場へお越しください!

こっちこっちー!!

漫劇だけでなく

出演者、お客さん、裏方

それぞれが感謝しあってよりよい舞台を創りあげていけたらいいですね✨

なんか偉そうにすみません!

調子乗っちゃって♪

あとバロン音楽ディレクターってだれー!?

最後のこの流れ

なんなんじゃそりゃ

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