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ヒューマン中村20周年単独ライブ「大事」

ヒューマン中村の20周年NGK初単独ライブ「大事」で舞台監督をさせて頂きました。
何を隠そう、僕も元々はNSC25期生でヒューマンとは同期でもあり、学年も一緒です。


昨年の7月から動き出した単独です。

これはうれしい連絡です!
セットや演出面など彼に合いそうなことや、NGKでどんな事が出来るのかなど色々伝えて、最終的に大きなパネルを何枚も吊り、そこに映像を射ちたいという構想を出してきました。

とりあえず大道具さんの工場にある白パネルのサイズと枚数を調べて、まずはなんとなく吊った時のイメージを作成しました。

そしてヒューマンから明け方連絡が。

明け方たまたま目を覚ましたらこういうLINEきてて、本当に深い時間まで単独に向き合ってるんだなぁと胸を打たれ、僕の心にも火が付き寝起き最速でパソコンを立ち上げ製図しました。

そしてその後、福笑い的に自分の好きなサイズを好きな位置にレイアウトしてくれたので

それをイメージ図として改めて作り、技術スタッフに展開するように高さやワイヤーの長さ、映像の画角など数値が必要な要素を決定していきました。

この作業がいい加減だと、吊ったパネルが飛びきらなかったり、映像が当たらなかったり、現場での大修正が発生します。

ヒューマンにはパネル前に立った時のイメージを送ってあげ、よりネタにイメージが湧きやすいように整えてあげました。

事前のイメージ通りに出来たと自負しています😉

公演も大盛況と大成功で本当に嬉しかった。
彼の脳内が可視化される本当に素晴らしい公演でしたし、音響や照明など裏方も盤石の布陣で最強のチームで臨んだ公演でした! 

照明さんはヒューマンがネタの出来上がりが遅くなり、今更照明演出を追加出来ないよなーって少し妥協という名のスタッフへ気遣いをしてくれていたのですが、フタを開ければヒューマンが気遣いで抜いた照明を自分なりに「コレはあった方がいいだろう」と進んで作ってくれていたりもしました。

音響さんももしヒューマンさんがもしもセリフ飛ばしたりしてもすぐそれを察知出来るから大丈夫です!と断言していたり。

作家の吉岡だけはずっとフワフワして落ち着きなかったですが(笑)

しかし彼女もまた映像作製やプロジェクションマッピングのソフトを使いこなせるようになり、携わる全ての部分でアップデートして成長しているのが分かります。

ただ、右と左を瞬時に判断出来ないタイプの人間だったので、画角調整で僕が左下の角をもっと右に、とか右上の角を少し左下に下げて欲しいという、指示の90%を左右逆に動かしてしまうという、とてつもない欠点も発覚しました(笑)



そして1番特筆したいのが、ご来場下さった皆さんや配信をご購入頂いたみなさんもそうですし、クラウドファンディングで支援して下さった方も多かったようで、おかげさまで演出面がとても分厚くなり、完全にクオリティ向上に繋がりました。

SNSでの反響を見ているとネタの中身だけでなく、演出面や世界観を褒めてくださる声が大きかったです。

演出には何か追加していくたびに予算が掛かるので、本当にスタッフだけではなくお客さん達も一緒に作った世界観だと思って欲しいです!!
最初は予算色々厳しくて、難しいこともイッパイありました。クラウドファンディングでも200名以上の方が支援して下さったということで、ショボくしていこうの対義語「派手にしていこう!」が実現出来ました。本当に感謝です。


そしてこれまで僕はNGKで200本近くの単独の担当をしましたが、これだけ芸人のみんなが見に来る公演は初です。

終演後袖に集まった芸人のメンバーで普通に2時間の寄席出来るくらいの数はいました(笑)彼の才能を見て刺激を受けてくれたと思います。

いやー、やっぱり

R-1の決勝5回もいく人間はやっぱり違いますね!!!!


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