必殺"仕事人"になる
前回の記事で、勉強と学習の違い、勉強が大事なこと、仕事はどちらかというと学習の方が多いこともご理解いただけたかと思います。
では、どうやったら"仕事ができる人"になるんでしょう。僕も今まで様々な企業の方やお客様、自分の兄と一緒に仕事をさせてもらったりしてきました。その中で僕が見つけた"仕事ができる人"の共通点は「仕事が早いこと」です。
これはもう、間違い無いと思っています。本当に仕事ができる人は仕事が早く、早く終わらせられるから忙しそうじゃ無いんですよね。
しかし、単に早ければいいというわけではありません。僕は、ステップごとの仕事の早さを意識することが重要だと考えています。
STEP1:新入社員の"仕事が早い"
これに関しては、"単純に着手と提出のスピードが速い"ということです。基本的に新入社員に求められていることって「完璧」より「学習力」だと僕は思っています。そのため、頼まれた資料を作る際に、「完璧にしようとして、提出が期限ギリギリ」より「6,7割、なんなら5割の時点で一旦提出する」方がだいぶいいです。それだけ早くフィードバックを上司からもらうことができ、その上司が求めているスタンダードを早めに理解できるからです。
そのため、なるべく早く仕事に着手・提出することが、新人STEPでの"仕事が早い"になると僕は考えています。
STEP2:社会人5年目の"仕事が早い"
これは、"仕事の処理速度が早い"ということです。もっと簡単にいうと「完璧」になるまでのスピードが速いということですね。
社会人も慣れてくれば、「完璧」にすることは、だいぶ当たり前になってくると思います。そのため、いかにその「完璧」に持っていくスピードを早めることができるか、が次のステップです。
ここのステップでは、今までしてきた"勉強"と"学習"の量が関係してきます。仕事内容、PCやAIなどのツールの知識、チームメイトや上司など人員の知識、と言った部分がどこまで入っているかによって自分の行動効率が変化し、仕事の処理速度が変化します。
なので、自分の現在持っている能力を最大限発揮することによるスピードの変化を意識しましょう。
STEP3:管理職の"仕事が早い"
ここに関しては、"仕事の予測が早い"ということです。この地位まで来ると基本業務を下に任せ、その管理と責任部分を考えるのが、主な仕事になってきます。つまり、どれだけ早くリスクヘッジができるかがカギになってきます。
管理側つまり"学習させる側"に回るからこそ、いかに早くいかに遠くの未来まで予測し、そのための布石を打っておけるかという部分が"スピード"になってきます。
つまり、管理職のスピードとは、速度的な話ではなく、時間的な話での早さを意味するということだと僕は思っています。
このように、それぞれのステップで求められるスピードを意識し、それを早くすることで、会社を知る速度が上がり、1時間の中で踏める場数が増え、より未来を見据えることができるようになります。
ここまで出来るようになれば、「仕事ができる人」と言っても過言では無いと思います。
簡単じゃ無いことも、現実ではそう上手くいかないって言われることも承知の上で、やろうとしてみてください。見えてくる景色が変わると僕は信じています。
最後に
いかがだったでしょうか、"勉強と仕事"にフォーカスを当てた2日間は。
僕はこのことに気づいてからなるべく多くの学生に勉強の大切さを知ってほしいと思うようになりました。そして、それをこれからも伝えていけたらなと思っています。
学生の皆さん、確かにピ逃げして友達と遊ぶのも、授業中ゲームをするのも、自主休講をして旅行に行くのも楽しいかもしれません。が、それだけでなく、大学の授業の中にある"面白い"をもっと探そうとしてみてください。大学には、「やってみたい」を無償でやらせてくれる場がたくさんあります。僕もそれにたくさんお世話になりました。なので、自分のやってみたいを見つけ、それを実践してみてください。きっと将来役に立ちますし、何より大学生活が充実すると思います。
そして社会人の皆様、まだ会社員をしっかりとやったことのない自分がでしゃばり申し訳ないです。ただ、この仕事の早さの意識は、皆さんのパフォーマンスを上げる1つのきっかけになると僕は信じているので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。
では、また。
takuho
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