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本番を目の前にしてのミュージカル挑戦への想い

この感情は、もしかしたら初のミュージカル出演の本番直前の今だけかもしれない。そんな自分の想いを残しておきたい!そう思い書いています。

これを書き始めたのは、日付をまたぎ2月7日の夜中。あと1日経つと33歳になる。そしてその2日後にはミュージカルの本番の日がやってくる。平然とした気持ちでいる方が難しい数日を過ごしてる最中。

そもそも、なぜミュージカルに出ることになったのか。そしてここまでどういう足跡を辿ってきたのか。そんなことを書いてみようと思います。読んでくれる方は長くなるかもだけど、お付き合いください。


ミュージカル参加のきっかけ

年末の練習終わりに見た富士山

2023年は「自己表現」の年。おそらく、2023年にそれなりに話したことある人は、この言葉を何度も聞いているかなと思う。その「自己表現」という言葉に辿り着いたのは、4月にとあるコミュニティに入り、とある人と出会ったから。
元々色んな人と仲良くなるには時間がかかるし、大勢の中では聞き役に徹するし、話したいけど話す内容があんまり思いつかないというタイプ。それでもこれまで旅をして、色んな文化に触れることで、自分の思ったことを伝える大切さを学び理解してるつもりだった。
しかし、そのコミュニティで出会った人に、「自分を出せてないよね」と言われたのだ。話す中でわかったことは、自分ではできていると思っていたけれど、無意識の中で自分の気持ちを飲み込んでいることが多々あるということ。

その無意識を自分で理解できるようにすること、そしてちゃんとそれを言葉として表現すること。それが自分を出すことだと思い、意識しながら過ごしていた。そんな時、友達がミュージカル「コモンビート」に参加することを知り、その挑戦を応援したいと思い観に行くことに。舞台を通して、出演者の熱いエネルギーを強く感じ、その人たちの内にある気持ちを受け取った気がした。そして、これがひとつの自分の目標とする自分の想いを出す形なのかもしれないと思ったのだ。だが、あまりにも自分とはかけ離れたミュージカルというものに即決はできずにいた。

その人と出会った場所

そこから1ヶ月ほどたったある日、新しい人たちと出会う機会があった際に、以前コモンビートに参加していたという人と偶然出会った。その人に「絶対自分のためになるから」と背中を押され、ようやく参加をすることを決意。その人と出会ったことも含め、挑戦するタイミングなんだなと思い、ようやくミュージカルのスタートラインへ立った。

100日間の葛藤と訪れた変化

最初の合宿時

ミュージカルのキックオフは10月。このミュージカルは100人100日プログラムと銘打っており、その名の通り100人のキャストで100日間でミュージカルを作り上げていくもの。ミュージカル初心者の方も多いものの、歌も演技もダンスも未経験の自分が本当にできるのかという気持ちは少なからず持っていた。それに加え、いきなり100人という大人数。多すぎて仲良くしたいけど、そうなれる気がしないというのが正直な気持ちだった。

実際、オフラインでの初回が合宿だったのだけど、メンバーとの距離を測りかねていて、結局ほとんど満足に会話した記憶はない。同部屋のメンバーと最後一緒に帰った人たちくらいかな思う。
歌も踊りもついていけてなかったので、この時の気持ちは「本当に大丈夫か自分?」だった。

その後、自分の大陸(いわゆるチームのようなもの)や出演シーンが決まり、コミュニケーションをとっていけるかなと感じていたのだが、それでもなかなかちゃんと話せてない感覚をずっと持っていた。練習の中で、話す時間はあるのだけれど、上部だけで深くつながれてない感覚。それも相まってか、みんなでいいミュージカルを作ろうとまで思えず、任されたシーンができるようになるために淡々と練習をこなす日々が続いていたのが本音だった。

結局、自分を出し切れない元々の自分がそこにはいた。内にある想いを表現する人たちに感化されて参加をしたのに、ミュージカルに対する気持ちも入り切らず自分も出しきれずで、どうしたらいいのかわからない期間が12月途中まで続いた。最後の支えになっていたのは、参加を決めた自分の決断とそれを応援してくれた友達の存在、それと参加してるメンバーと仲良くなりたいという気持ちだけだった。

大陸練習

12月途中から少しずつメンバーとのつながりや、自分がここのメンバーにいてもいいんだと思える瞬間が生まれてきたことで、気持ちが入るようになっていく。そこからようやくミュージカルが楽しくなってきた。それに伴い、友達にも観にきてほしいと心から思えるようになったのだ。
そこからは自主練も精力的に参加するようになったり、自分の思ったことを少しずつ言えるようになってきて、ようやく自分らしくなってきたなと感じられることが増えてきた。

そして今、自分の想いを乗せてシーンを演じることがどういうことなのか、そこにどんだけのエネルギーが乗るのかを肌で感じながら演じることができている。
最初は自分のためにスタートしたミュージカルが、今は仲間のため、観にきてくれる人たちのためへと変わってきているのだ。この気持ちの変化をちゃんと自分で認識し、感じながらできていることだけで参加できて良かったなと感じている。

メンバーへの想い

59期みんな

みんなへの想いとか、対面で上手く伝えられている気がしないのでここに残しておこうかな。

59期のみんなへ

運営はじめ、スタッフのみんなが作り上げる空気感、最初は熱すぎるとも感じていたけど、今となってはその熱さが全体の一体感を生んでいて、最高だなって思ってる。あと数日、ここに59期としての気持ちのピークを持ってこれるようにその熱さを変わらずお願いします!誰も取り残さないで、みんなでひとつになって本番を迎えよう!!

メンバーのみんなは、最初は話したいのに話せないなって人多かった(自分に自信がない故に)。だけど話してみると、みんながそんな自分を受け止めてくれ快く話してくれて、本当に素敵な人ばかりだと感じるようになった。年齢や性別、状況など関係なくつながれて本当に嬉しい。

この前の「〇〇な人の肩をたたく」というアクティビティの時に、そこまで叩かれるなんて思ってなくて、そんなふうに思ってくれてる人がいることに心が本当に暖かくなった。微々たるものかもしれないけど、自分もこの59期に何かを残せたんだなって思えたんだ。みんなありがとう。
でも変わらず自信はないので、会話に入りたいけど入らないって選択をしてる自分がいることが多々あるんだよね。本当はもっともっとみんなと色んな話したいなと思っているよ。

これまで59期に関わってくれたみんなも含め、その一瞬一瞬があったから、今この素晴らしい状況で本番を迎えられる。さあ本番、みんなで「舞台を・想いを・楽しさを」共有して、最高の時間にしようー!!

黄色大陸のみんなへ

黄色大陸のみんな

本当に黄色大陸でよかった!これまで共有してきた時間が本当に尊い。本番、全力で楽しもうね!それぞれ一言ずつ書いちゃう!!

みん:参加決めた最後の一押しはみんのおかげだなと思ってる。それに黄色大陸をずっと引っ張ってくれてありがとう。黄色大陸のことを考えて行動してくれて素敵だなと思ってたよ!あと、もっと話したい、実は!

きょかぴん:衣装のことはじめ、黄色をまとめてくれて本当に頼りになる存在!ちょっとしたことに気づいてくれて、ふとした言葉をかけてくれて密かに嬉しかったー!ありがとう!

なつき:最初の合宿のオーディショングループから一緒で、心強かった!チケ活でも引っ張ってくれたおかげで、自分が届けたい人たちにチケットを届けることができて感謝してる!周りを見ながら行動し、黄色を引っ張っていってくれてありがとう!

ちょっこ:リーダーとして、黄色のために動いてくれてありがとう!見えないところで、メンバーを気にかけてくれてるのが素敵だなと思ってるよ!黄色大陸を支えてくれてありがとう!

ゆーきゃん:最初からみんなに馴染んでいて、しかも周りに気を使える!ずっとすごいなって思ってたよ!いるだけで、その周りが明るくなるの素敵だし、ゆーきゃんの歌声にもいつも勇気もらってる!ありがとう!

MASA:いつも何かと頼りにしてて、いると安心感をもらってる。ふとした時に声かけてくれるのが嬉しいし、周り見てフォローしているの素敵!本当にありがとう!

ざっきー:愚直に取り組む姿勢に刺激受けてるし、誰かのために動けるざっきーの行動力が素晴らしいなと思ってる!誰とでも分け隔てなく接してくれて、黄色大陸を明るくしてくれて本当ありがとう!

かっぴー:色々と問いを投げてくれて、より演技を深めるきっかけを作ってくれてるし、ポールもよさこいの歌も本当に支えられてる部分が多い!目標シート作ってくれたり、想いを共有する機会を作ってくれたりと本当にありがとう!

Sugar:一生懸命取り組み、ダンス・演技を完璧にできてることが本当に嬉しいし、刺激をもらってるよ。色々話してくれるのも嬉しい!前向きな気持ちもらってます!ありがとう!

:熱い想いを持っていて、それを黄色大陸に還元してくれてありがとう!ピリッと締めるところは締める、そんな役回りを担ってくれて、そして黄色が前に進むために、色んな動きをしてくれて本当に感謝してる!ありがとう!

のぶなり:よさこいでは最初から引っ張ってくれて、みんなにアドバイスしてくれて頼りにしてた。黄色大陸でも中心としてコミュニケーションを図ってくれて、本音を話すきっかけを作ってくれたね!本当に感謝!ありがとう!

よもぎ:みんなが気づかないところ見てて、すかさずフォローに入ってくれたり、丁寧なFBやアドバイスをしてくれたりと、みんなのためにの想いをいつも持ってて行動してくれて素敵だと思ってるよ。ありがとう!

みさと:しっかり意見を伝えてくれることで改めて考えるきっかけをくれたり、演技の考え方なども伝えることで役について考えるきっかけをくれたりと、一段階深ミュージカルと向き合うきっかけをもらったと思ってる。ありがとう!

まい:明るく話すことで雰囲気をよくしてくれたり、よさこいの歌で背中を押してもらって、かけがえでも近くで絡みがあって、本当に色々支えてもらってるなと感じてる。ありがとう!

じゅん:黄色のグループでコミュニケーションが活発だったり、zoomで黄色の話す場を提供してくれたりと、安心感を作ってくれてるなと思ってる。ポールでの改善点に向き合う姿勢なども刺激を受けてる。ありがとう!

せいか:演技の中で近くにいることもあるから、目が合うことも結構あって、元気もらってる!全力でやってるかと思えばゆるっとした雰囲気のときもあって、黄色のいい雰囲気作ってくれてるなって思ってる!ありがとう!

シモーネ:日本語で難しいこともあるのに、チャレンジして一緒に頑張ることができてること自体が本当に嬉しい!懸命に挑戦し続ける姿に本当に勇気をもらってるよ!ありがとう!

はるみ:黄色大陸の衣装については本当に心強かったし、みんなの素敵な衣装と一緒に同じ黄色として舞台に立てる機会を作ってくれた立役者!それに気軽に話しかけてくれるの嬉しいし、色んな話を聞けて考え方とか学ぶことも多かったよ!ありがとう!

むすび:みんなの動きをよくするために、色んなシーンで客観的な意見をくれる頼りになる存在!何より、意見交換含め話すことも多く、たくさんコミュニケーション取れて嬉しかったし、話す中でいつも元気もらってるよ!ありがとう!

ふく:黄色大陸の中でも自分が感じたことを伝えようと動いてるところや、自分にはない色んな知識を教えてくれるところもすごいなと思ってる!ふくの明るさに救われてる瞬間が結構あったよ!ありがとう!

りゅーちゃん:服のデザインも可愛すぎだし、笑顔に元気もらえるし、朗読の言葉に前に進もうという気持ちにさせてもらえてる。話に付き合ってくれるのもいつも嬉しいなと思ってるよ!ありがとう!

みんなで最高の舞台を

全体にも、黄色大陸にも自分って何にもできてないな〜と思う時があるのだけど、そんな時にみんなの笑顔に、明るさに引っ張られて前向きにさせてもらえる。本当はもっともっと自分を出したいけれど、出しきれてないことが多いなぁというのはちょっと反省。
あ、もちろんミュージカルの中では自分を解放して、表現を広げることができていて、33歳を前にして本当にコモンビートにチャレンジしたからこそ、ここまでの表現ができると思っている。

もうすぐ59期の100日は終わる。けれど、その59期としての繋がり、個人個人の繋がりは100日が終わってからがスタートだと思ってる。100日間は同じ目標を持った仲間。そこからが本当の繋がりなんじゃないかなって。自分はそうでありたいと思っている。
残り数日を59期として最高の舞台を目指して走り抜けよう。ここまで走り抜けたからこそ、またみんなと本音で語り合えることがある、そう思っています。

このメンバーなら大丈夫。楽しんで最高の舞台を!
このメンバーで舞台に立てる一瞬一瞬を共有し、その瞬間を感じながら。

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