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ジャカルタ出張と漫画の海外配信について

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子34歳、ナンバーナインの小林です。

実は今週の木曜日からインドネシアのジャカルタへ出張してきます。

インドネシアは世界第4位の人口を持つ国です。(1位は中国、2位はインド、3位はアメリカ。ちなみに日本は10位です。)

世界総人口ランキング・国別順位、WHO 2018年版

今回のジャカルタ出張は、ナンバーナインが現在行っている電子書籍の配信代行サービスの海外配信(事業拡大)を行う為の現地視察になります。

現在弊社ではアメリカ、フランス、韓国での海外配信の準備を行っており、インドネシアは初の現地視察になります。

一口に海外配信と言っても国によって色々変わってきます。

言語の壁は勿論の事ながら、文化の違い、価値観の違い、習慣の違い、サービスの違い。色々な違いがあります。

それらを一度しっかり自分の目で確かめてきたいと思います。

漫画を読む「文化」があるのか?
漫画を読む「価値観」があるのか?
漫画を読む「習慣」があるのか?
漫画を読む「サービス」があるのか?

漫画家の皆さまの大切な作品をお預かりする以上、中途半端な海外配信はできません。安心して作品を預けていただける様にしっかりと現地調査をしてきたいと思います!


なんでインドネシアで配信するの?

中国やアメリカでの配信ならなんとなく理由もわかりますよね?
ではなぜ、インドネシアで配信しようと思ったか理由を説明したいと思います。

1、翻訳費が安いから

海外配信の最大のハードルは翻訳です。しかも漫画の場合、ただの翻訳では意味がありません。

例えば『NARUTO -ナルト-』の主人公であるナルトは「〜だってばよ!」という口調が代名詞となっており、キャラクターのアイデンティティに深く結びついています。

そのため、「オレは勝つんだってばよ!」を翻訳する時に「I win!」じゃマズいですよね(笑)せめて「I'm going to win!」くらいじゃないとニュアンスが伝わりません。もっと言うと「〜だってばよ!」を現地の言葉で表現しなくてはいけません。

これはほんの一例ですが、この様に翻訳と言ってもそのクオリティには大きな差があります。

一般的に単行本一冊を翻訳しようとすると15〜20万円程度の費用が発生すると言われています。(勿論、翻訳のクオリティや文字数によって金額は変動します。あくまで一つの目安だと思ってください。)

確実に売れると分かっている作品であれば、いくらでも投資して最高の翻訳を行い海外配信するでしょう。

でも現実はそんなに甘くない。すべての作品がそうではない。

単行本10冊分で150万円〜200万円。
この大きな初期コストのハードルをできる限り減らしたい。

その為のインドネシアです。

今回視察する現地の翻訳会社では単行本一冊を5万円程度で翻訳できます。
勿論、翻訳のクオリティは落とさずに。制作実績も拝見しましたが、しっかりとした翻訳でした。(他の出版社さんも利用している会社さんにお願いする予定です。)

「多作は正義だ!」という話を以前しましたが、数の正義は確かにあります。例えば同じ予算、仮に100万円の予算を出す時に、100万円で20冊の配信ができるのと、5冊の配信では成功する確率は変わると思いませんか?

「多作は正義だ!」という話。

何事も手探りな海外配信。限られた予算の中で色々と試すには、初期コストは低い方が良いに決まっています。


2、純粋に人口が多いから

数の正義です。「人口が多い=漫画を読む人が多い」とは一概には言えませんが、人口が少ない国よりも多い国の方が良いに決まっています。

その上で、「漫画を読む文化」があるのか?が大事になってきます。
つまり「需要」ですね。「需要」がなければ、どんなに良い作品だろうと売れません。

今回、ジャカルタ出張をコーディネートしてくれた会社さん曰く、現在ジャカルタでは漫画が一つの娯楽として浸透してきており、人気も出てきているとの事です。

でもこればっかりは自分の目で確かめないと。

本当にインドネシアで漫画が読まれているのか?
読まれているとしたらどんなジャンルの漫画なのか?
どんな漫画が人気なのか?

現地に行かないと分からない事は沢山あります。

その為のジャカルタ出張です。


3、幸運の女神には前髪しかないから

数の正義で言うならば、中国やインド、アメリカから配信を開始するのが王道です。実際、弊社も中国・インド・アメリカでの配信を検討しています。

でも今回はインドネシアからチャンスが訪れたんです。

チャンスとはタイミングであり、縁であると考えています。

「海外配信をするなら絶対に中国やアメリカから!」と決めていたらこの話は無かったでしょう。インドネシアでの配信は、海外配信の最初の一歩としては王道ではないかもしれません。(繰り返しになりますが、現在弊社ではアメリカ、フランス、韓国での海外配信の準備も行っております!)

でも、王道ではないと言う事が、配信をしないと言う理由にならない。

チャンスが来たら、チャレンジするまで。

それがベンチャー企業やスタートアップ企業の正しい資質(ライトスタッフ)ではないでしょうか?


すべての漫画を、すべての人に。

ナンバーナインでは、個人では配信不可能な170以上の電子書籍ストアへ作品を配信し、売り場の最大化を目指します。海外配信のお手伝いもしています。

初期費用・固定費のお支払いは一切不要。

お戻しする印税も最大80%と業界最高水準になります。
(ナンバーナインに入ってくる売上の80%をお戻し致します。)

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