催眠誘導で友達を冥王星まで連れて行ってしまってビビる。【自作催眠台本の全文】
人間が秘めている想像力は
宇宙の広さを持っていました。
昨日の夜。
催眠誘導を友達にやってみました。
涙が止めどなく流れる。
たまに漏れる小さな嗚咽。
深い感動。
僕が狙った通りに誘導が成功して
友達を冥王星まで連れて行ってしまったのです。
催眠誘導をおこなったのは
昨日が初めてで
その効力の大きさに
呆然としてしまいました。
何が起こったんだろう。
この記事では
昨夜に体験した
催眠誘導の一部始終と
その肝となる
僕が書いた催眠台本の全文と
そこで感じた危うさの側面について
書き置いておきます。
ご一緒に、人間が持つ
潜在意識の無限の広さを
味わって頂ければ幸いです。
また、素人による実施体験なので
マネする際はご注意ください。
やってみて実感した危険性を
自戒する意味もおおいに含みながら
ここで共有するのも本旨の一つです。
催眠誘導ってなに?
催眠誘導は、
心理療法にも使われていて
ヒプノセラピー(催眠療法)を
行うための技法だそうです。
専門で行われてる方には申し訳ないんですが
ここでは、もうすこし広くとらえて
「催眠的な技を使って
潜在意識に眠っている
大きな想像力を呼び起こし
イメージの中で遊ぶこと」
と考えています。
またせっかく潜在意識の中で自由になれるので
今まで気が付かなかった
自分の一部に出会って、楽しく戯れて
新たな着想やアイデアを
持ち帰ってこられれば、
という狙いも持っています。
今回、私が行ったのは
言葉による誘導です。
言葉のみで、どこまで
イメージを広げられるか
試してみたかったのもあります。
・・・
僕が催眠誘導に興味を持ったのは
不眠症がきっかけです。
10年ほど前。
ネット上には、言葉を使って
暗示や誘導で眠りに導くような
読み上げ音声があって、
何度もお世話になっていました。
(中には、女性の声でいかがわしい内容も含み
いくつか手を出して驚きの体験を得て
同時にヤバいとも感じて
危険な面があるのを知ったわけですが
ここでは触れないことにします)
いつしか不眠症は気にならなくなって
催眠誘導はしなくなったのですが
もともと興味を持っていた
潜在意識とか無意識の広大さとかの
体験的な学びの一部として
ずっと残っている気がします。
とくにこのあたりの本の内容を
体験と照らし合わせて実感できた
というのが、大きかったです。
また催眠をかける危険性も
繰り返し伝えられていたので
軽んじて行うことはしなかったし
注意を復習して慎重に実施できたのも
大事な点です。
その危険性は後ほど触れます。
催眠誘導のきっかけ
友達と瞑想について話していました。
「ロウソクの火を見つめると
深い瞑想状態に入れるよな」
「ほなやってみよか」
瞑想が好きな二人は
そんな流れで
ロウソクの火を見つめる実験を
なんとなくやってみました。
「こりゃ、深いな」
「ああ」
「宇宙にも行けそうやな」
「せやな。行ってみよか」
これくらいの気軽さで
宇宙行きの催眠誘導を
やってみることになりました。
「よっしゃ、ほなその台本
書いてみるわ」
後日、台本作成に取り掛かってみると
眠っていた催眠についての興味と
貯めてあった潜在意識についての知見、
心理学、脳科学、ヨガ、密教、身体論、
アファメーションなどの知識が
溢れるように顔を出してきて
あっという間に
楽しみながら書き上げてしまいました。
この台本を公開するのは
そのあたりの知識体系が
催眠成功によって裏付けされたようで
嬉しかったというのと
先人たちの知恵が
文章に凝縮されていて
一望すると面白いのではないかと
考えたからです。
冥王星に行く
友達とはいつもライン通話で
長話をしています。
音声だけで
どこまで催眠をかけられるか
という挑戦の意味も込めて
今回は遠隔で通話のみの
実施にしました。
前回と同じように、
ロウソクの火を見つめます。
同じ空間を共有するのも
大事なポイントなので、
催眠をかける側の僕も
部屋を真っ暗にしてロウソクをみつめます。
1分見つめて
1分目を閉じて残像を見る。
2回繰り返してから
10分、じっとロウソクの火を見つめる。
仰向きで横になってもらってから
用意した台本を読み上げます。
リラックス系のBGMを流しながら
深く、ゆっくりと。
言葉を噛みしめながら。
間合いをはかって。
夜の静けさに響くのは
自分の声と、ゆるやかな背景音楽のみ。
約40分ほど。
台本を読み終わって
催眠の解除作業を行い
声をかけます。
「お疲れさま。どうだった?」
鼻をすする音と
かすかに嗚咽が聞こえる。
「号泣だった。冥王星人に会えた」
催眠誘導の台本・全文
僕が書いて実際に読み上げた
台本の全文をここに書き写します。
もし、こちらを参考にして
催眠を行ってみたい方は
後述の注意点を必ず読んでください。
冥王星で見て聞いたもの
涙を拭いて、鼻をかんで
深呼吸して落ち着いたあと、
友達は感想を語ってくれました。
潜在意識に深く入って
見えてきた個人的な内容も含むので
友達に了承を得て、記載します。
・・・
本当に宇宙に行けた。
光に守られていたから安心できた。
声が光としてそばにいたから
なんか嬉しい。
地球の近くでは、ゆっくりとしか
動けなかったけど、
「好きな速さでいい」というので
安心して遊べた。
旅をしている途中、
「自由」という言葉が出るごとに
ふるふるしてきた。
今の自分にとって、
大事なキーワードなのだとわかった。
土星の輪っかをくぐって
楽しかった。
冥王星に降り立てるなんて
すごい嬉しかった。
・・・冥王星では何が見えた?
砂漠のような荒野っぽいところ。
なぜか、冥王星が大きなガラスで
覆われている。
巨大な宇宙船の中から見てるようだった。
そこから地球がまあまあの大きさで
見えていた。
地面から宇宙に向かって
赤茶色、緑、黒色まで
グラデーションが綺麗だった。
飛び回って遊んだ。
大きな鳥の羽を見つけた。
淡い色合いで、主に白い。
光の角度によってうすく虹色にも見えた。
その羽がハンモックみたいで
乗っかれるようになってて
寝転んでのんびりした。
地面には綺麗で透明な石が
いくつかあった。
どれも半分くらい地面に埋まってて
半分が見える。いろんな色がある。
・・・何か聞きたいことは聞けた?
聞こうと思って
砂に手を突っ込んだら
水みたいに柔らかで
紋が広がっていった。
なんとなくまぜまぜしてみた。
すると、石を一つすくえた。
透明なうすい水色をしてた。
その石に、聞こうと思った。
2つ質問したんだけど、
はっきりとは思い出せない。
というより、言葉にしにくいのかも。
「答えは言葉ではないかもしれない」と
言われたのもあって
チャネリング的な感じで
情報を受け取った気がする。
なんとか近い言葉で表してみると
「なんで私はここにいるの?」と聞いて、
その答えが思い出せないけど
「どうしたらここにいられるの?」
と質問すると
「いつも、いるよ」
と言われた気がする。
この質問をするまで
地球に帰りたくなかった。
でも答えを聞いたら
安心して帰っていけると思った。
持って帰っていいと言われたので
その水色の石を
胸に仕舞って地球に戻ってきた。
すごく気持ちよくて
楽しい旅行だった。
催眠誘導の危険
友達の感想を聞いて
本当に見てきたように語っているのに気づき
催眠の深さを実感しました。
感動して涙するほどの
臨場感を持ったところを見ても
ヤバい技術なのかもしれない。
感想を聞きながら、
本当に気をつけようという気持ちが
湧いてきました。
もちろん、友達に対して
悪意は一切持っていないし
誰かの潜在意識に何かを埋め込んで
思い通りに動かそうとも思わないけど
・・・
できてしまうのかも。
それほどの威力を感じてしまったのです。
現実に、この技術を悪用している
個人や集団もいる。
その中身がこれだったのか、と。
複数の書籍や動画で
繰り返し伝えられる
注意点をここに書き置きます。
催眠術者は、自分自身に
催眠をかけている。
自分が深い催眠状態にあるからこそ
相手を催眠にかけられるのです。
催眠をかけている間
酔っ払いに近い状態なので
論理的な思考ができなくなる。
相手は自分を信頼して
催眠に入っていくのだけれど
自分の理性の働きも弱くなってくる。
この点、強く自覚しておかないと
間違った行動を起こしかねない。
・・・
確かに、音声で台本を読み上げているあいだ
頭がふわふわ、ぼうっとしていました。
台本を読むことだけに集中していましたが
理性が弱くなっていたのかもしれない。
本当に気をつけます。
もしあなたが
催眠をかけることがあったら
この点ゆめゆめご注意ください。
まとめ
ここまでお読みくださって
ありがとうございました。
なんだか、
ヤバいもの書き置いてしまったんじゃないかと
少し不安です。
でも正直なところ、
すっごく楽しかったんです。
台本を書いてる時、
台本を読んでる時、
友達の感想を聞いてる時、
どれを振り返っても
まあ、楽しかったこと。
すこしでも
これをお読みのあなたに
お伝えできればと思い書きました。
感想が気になるところです。
あと台本を書く時に使った技術を
詳しく説明しなかったのは・・・
説明しようとすると
その情報量と細かさが膨大で
自分では扱いきれなくなって
お手上げしてしまった感じです。
要点だけなら出せました。
・変性意識に入ってもらう
・常に楽しさを追求する
・徹底したリラックス
・身体にアンカリングする
・安心感を与え続ける
・良い影響を残す工夫
・ストーリーを途切れさせない
・臨場感を細部に行きわたらせる
・間をとるときの必要性と意味の裏付け
・・・
このそれぞれの要点が
台本のどの部分にあたるのか。
要点を裏付ける理論と必要性。
それを具体化するための
言葉のチョイスの意味・・・
などなど考えていたら
頭がパンクしそうになってきたので
引き上げてしまいました。
個別にコメントで
質問など頂ければ
喜んでお答えします。
使う際はご注意を。
ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。