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〜日々是成長〜 トライアスロンにおける目標設定とトレーニング計画②(ゴール設定)

こんにちは。36歳♂、製薬会社で研究開発に勤しむ傍ら、30代でのコナ出場を夢見るトライアスリートです。お喋り怪獣(4歳娘)とGoing my way末っ子長男(1歳息子)の育児を楽しみ、食う・寝る・走る日常に幸せを感じています。このnoteでは、私の好きな『トライアスロン』と『パパ飯・食育』について、”自分が楽しい”をモットーに書いていきます。ぜひ趣味や価値観を共有できれば嬉しいです。


さて、前回の『トライアスロンにおける目標設定(導入編)』では、トライアスロンを楽しく続けるための要素としての「目標設定」の意義や、私自身のトライアスロンにおける目標について書き、最後に目標設定とトレーニング計画の方法の概略について少しだけ触れました。(※はじめ「トレーニングマネジメント」と題して書いていましたが、書いているうちに目標設定〜トレーニング計画までについて、少し深く掘り下げて書きたくなったので、タイトルを「目標設定とトレーニング計画」編に変更しましたm(_ _)m)

本編から3回くらいに分けて、目標設定とそれに基づくトレーニング計画の立て方について、私のやり方を詳しく掘り下げて書いていきます。以下が前編の最後に触れた、私の目標・計画の立て方の流れです。まず今回の記事では①について書きます。下の図の”Goal Image for IM70.3 WC”ですね。(この計画に対しては、2019年まではほぼ計画通りに成長できました。目標設定した2017年末時点のIronman70.3のベストタイム5h:57m→2019年10月のIronman70.3で5:14までアップ。2020年はCOVID-19の影響で大きく状況が変わってしまっていまいましたが…再構築中です。)


①選手権出場者をベンチマークとして最終ゴール及び途中年単位のマイルストーンのタイムを設定

②上の設定タイムをスイム・バイク・ランに分割し、それぞれペースやパワー(NP)など測定可能な指標に変換

③細かいマイルストーンとして、ターゲットレースと各指標とを結びつけて設定し、ゴールから或いは現在地からの両方向で実現可能性を確認(少し背伸びするくらい)


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①選手権出場者をベンチマークとして最終ゴール及び途中年単位のマイルストーンのタイムを設定


目標にするものは人それぞれです。私の場合は、ひとつ大きな目標として、世界選手権(Ironman KonaおよびIronman70.3 World Championship)出場を目指しています。

そこで、まずはWorld Championshipに出たい目標年を考えます。適当過ぎたり途方もない設定(まだ始めてないのに3ヶ月後のレースで狙う、とか)ではだめですが、できるだけ背伸びしつつイメージできる程に近い年(自分の場合は3~5年)で設定するのが良いと思います。

次に、そのための目標フィニッシュタイムを決めます。World Championshipに出場するためには、前編でも書いたように、世界各地で開かれているIronman或いはIronman70.3のレースで上位2~3%の順位でフィニッシュする必要があります。もう少し正確に言うと、男女それぞれ5歳刻みで区切られた各エイジに対し、最低1枠ずつに加え(全部で20スロット程)、実際にStartした人数の多さによって残りのスロットが振り分けられます。全スロット数は大会によって異なりますが、通常のレースは40スロット、RegionのChampionshipに該当するレースは70~80スロットといった感じです。少し古い情報ですが、2018年のIronman Texasの事例です。ちなみに、このCoachCoxというサイトは他にもレースやトレーニングに関する様々な情報や分析が載っていて興味深いです。少し脱線しましたが、要はどこかのIronman/Ironman70.3のレースで上記のようなトップタイムでフィニッシュする必要があるのです。レースによって、Reagionや異なり、スロット枠の当落ラインも結構差があるので、レースの日付・ロケーション(そもそも出場できなければ意味ありませんので)やコースレイアウト(スイムのルートやバイク・ランの起伏など自分の得意な設定か)、過去の上位フィニッシュタイムと睨めっこします。

World Championshipに出たい年、その切符を獲得するために、いつ・どのレースで・どのようなタイムを目指すかを決めるのです。更に、それに至るまでの各年のマイルストーンについても、具体的なレースやタイムと結び付けながら描いていきます。

コツは、真剣には考えるけど、この時点ではあまり細かいところまで考え過ぎないこと。トライアスロンは3種目あるので、タイム短縮のアプローチも三者三様です。その辺りは次のステップでより詳しく各パートに落とし込んでいきます。ここでは、「兎に角これをやる!」と決めてコミットすることが最重要だと考えています。

ちなみに、レース後はRoll down ceremonyというイベントがあり、上位のフィニッシュ者が選手権のスロットを辞退した場合は、それに次ぐ下位の選手にもスロット獲得のチャンスが生まれます。このドキドキもひとつの楽しみで、まずはこの当落ラインを目指しています。


最後までお読みいただき有難うございます。如何でしたでしょうか?目標・計画の立て方は人それぞれですが、私のやり方が少しでも参考になると嬉しいです。

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