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わしのYouTube概要欄 「同じ対象を異なる視点でみる」

坂本龍一さんのエッセイを読んでいて、人との距離について言及している部分があり、個人的に考えさせられました。
あなたは、家族のことをどれだけ知っていますか? 親友は?恋人は?自分は?
私も坂本龍一さんと同じく、人が亡くなることで同じことを考えたことがあります。
大学生の時、奇跡的なタイミングで私だけ祖父の死に目に会いました。 母親にビデオ電話をして最後の言葉をかけてもらっていました。 母親は感謝と同じかそれ以上謝っていたのが印象的でした。

どうして謝るんだろう。
そう考えていました。 聞くのは無粋なので聞きませんでしたが、私は「もっといっぱい話せたらよかった。もっと話を聞きたかった。もっと知りたかった。そんなチャンスはいっぱいあったのに、気づけなくてごめんなさい。」そういう意味なのではないかと思っています。 その時、私も似たようなことを思っていたからです。
失って初めて気づく。
よく聞きますが、人は直面するまでつい忘れてしまいます。

縁は大切にするべきです。
そして、もっとその縁と向き合うべきだと思うのです。
「親友が当時考えていたこと」「前の彼女が好きな言葉」「両親のお互いの好きなところ」「自分がどれだけ愛されているのか」

坂本龍一さんの距離の話に戻りますと、近いと思っている存在も、思っている以上に遠くにいるもので、それは対話できなくなったり、触れることができなくなってから気がつくのです。
もっというと、そんなに近づけないものなのではないかとも思います。

期間限定商品。
これも同じく、「私が一番好きだ。世界で一番好きだ。」そう思っていても、メーカーが決めた期間が終わると触れられない存在になるのです。
だからこそ! 食べてほしい。
違う視点から一つのものを見る。そうすることで、同じものなのに違う側面に気がついたりできるから。
失った後も歩み寄ることができるから。
人も、パイの実も。一緒。
だから食え☺️


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