見出し画像

ジャニー喜多川は人殺しであり、一部のジャニオタは共犯者である。【株式会社STARTO ENTERTAINMENT 旧ジャニーズ性加害問題】

 10月中旬、悲しい事に旧ジャニーズ性加害問題当事者の会に所属する、元ジャニーズの40代男性が大阪の山中にて遺体で発見された。遺体の近くで遺書が発見されたので死因は自殺と見られる。男性は生前、一部のジャニオタから頻繁に誹謗中傷を受ける日々を送っていた。「金が目当てだろ。」とか「嘘つき野郎。」とか「てめぇらのせいでジャニーズが潰れた。」等の心無い攻撃的なメッセージに思い悩んでいた。下記に遺族のメッセージを転載します。

「彼は、2023年10月、自ら命を絶ち逝去いたしました。突然の旅立ちをいまだに信じられず、現実感がなく、私たち家族は呆然(ぼうぜん)とした日々を送っています。  彼は本年5月、旧ジャニーズ事務所に電話で、在籍時の1995年にジャニー喜多川から性加害を受けたことを訴えました。事務所の応対者は、在籍確認を行い、「担当者が必ず折り返す」旨を約束しました。しかし、その後5か月以上、ジャニーズ事務所から連絡は一切ありませんでした。性被害の深いトラウマを抱えながらも、「若い人たちによりよい社会を残したい」と、9月に再度の告発もしました。その訴えにも事務所からはなんの応答もなく放置され、彼の焦燥感、悩みは深まっていました。  また、彼は事務所に対して誹謗(ひぼう)中傷への対策も求めていましたが、事務所幹部は会見で「誹謗中傷をやめてください」と呼びかけるのみで、具体的な措置を講じていませんでした。彼は、被害者が自ら対策に取り組まねばならない状況について、「事務所がやるべきことを、なぜ被害者だけが負担を負わなければならないのか」と語っていました。  彼の心労は、元々抱えてきた性被害のトラウマの再燃とも相まって、一層深刻なものになっていました。そして、家族を残したまま、志半ばで自死するに至りました。」

 この文章を通して分かったことはSMILE-UPは性被害者の補償をあまり積極的に行なっていないのである。記者会見で故ジャニー喜多川氏から性加害を受けた性被害者の補償と救済に全力を注ぐと宣言していたにも関わらず、その実態はほぼ完全に放置していたことが明らかになった。彼の遺族だけでなく、他の元ジャニーズの性被害者もSMILE-UPから一向に連絡が来ないと証言している。半年間経つにも関わらずにだ。

 彼がもしも故ジャニー喜多川から性加害を受けなければ生きていた可能性は高いし、一部のジャニオタが彼に誹謗中傷を浴びせなければ、こんな事にはならなかったはずだと思うのです。そして今も彼と同じ状況に置かれている元ジャニーズの性被害者の精神状態が心配です。私はジャニオタ全てを叩くつもりはありません。やはり、当事者の会のメンバーなどの元ジャニーズの性被害者に向けて誹謗中傷を行う一部の人達は批難すべき対象だと思います。

 間違いなく、元ジャニーズの40代男性を間接的にも精神的な意味でも、殺したのはジャニー喜多川であり、ネット上で誹謗中傷を行う一部のジャニオタはジャニー喜多川の共犯者である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?