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「必要な時に、必要なだけ、必要な時に」が思い込みに?

「必要な時に、必要なだけ、必要な時に作る。」

この言葉が間違っていた?

これを実行して、うまく行った企業さんも多いと思う。

実際に在庫は減るだろうし、たくさん作りすぎないのでスピードも上がることが多い。

しかしその言葉が、思い込みの方針制約になってしまう時がある。


「どうして地域倉庫からリクエストがあった時に、必要な量だけ作っているんですか?」

「必要な時に、必要なだけ、必要な時に作るためです。」

「そうしているから、過剰在庫や欠品が出ているのではないですか?」


これは、ザ・ゴール3の重要場面の一つだ。

眠っていた生産能力が開放された。スムーズに製品を作れるようになった。

すると今度はルールが変わっていない流通の方で不整合が起こってくる。

「必要な時に、必要なだけ、必要な時に作る。」この言葉を考え直して、新たなソリューションを作っていくのがザ・ゴール3の展開だ。

ここでは、必要な時に、必要なだけ、必要な時に「届ける」に変わったと思う。

誰に?それは一番先にいらっしゃるお客様ではないか?

それはつまり、全体の範囲が広がったということではないか?

うまくいかない時は、全体最適の全体がたいてい間違っている。

今までの全体では正解だったことを、全体が変わったら躊躇なく考え直す。

それがTOCで言われる Never Say I Know という意味ではないだろうか。

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