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【地域運営のコツ】生意気ブログ#2

「地域運営のコツ」
度島まちづくり協議会では、まちづくり(島民)が運営主体のコミュニティバスがります。
これは、度島にはバス・タクシーといった公共交通機関がないということから、まちづくり協議会設置後最初に取り組んだ度島の課題解決でした。
 
それまで車を持っていない方の移動手段はというと農業用運搬車かセニアカーでした。
度島では、通院と墓参り(お寺参り)が日課の方が多く、遠い方は30分以上かけてセニアカーで通っている方もいらっしゃいました。
もちろん屋根なんかついていませんので雨の日にはカッパを着て、視界が悪い中運転されるのはとても危険でした。

セニアカー運転講習会

 
そんな中、「度島にも公共交通機関を!」と声が上がりました。様々な経緯を経て市内初となる、地域が運営するバスが運行するようになりました。
運行するまでには、「アンケート」を行ったり、「住民説明会」や「ワークショップ」を実施してきました。

ここが一番大事なところで、「みんな同じ立場になって決める」です。
特にワークショップでは、男性、女性、役職、年齢関係なくみんなフラットに意見を出し合います。
(ファシリテーターの腕に大きく左右されますが。)

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ワークショップ

ワークショップでは、運転手の雇用から、バス停の場所、一回の運賃。すべて島民の意見の集約をして決定しました。
地域で運営するということは、地域住民ひとりひとりが運営者でありお客さんということになります。「度島の足」ですね。
そうすると、バス運営のために進んで利用しましょうといった「乗り支え」の精神が自発的に湧いてきます。
同じ立場になって決めるから、「誰かのせい」にしなくなります。みんなで決めた運賃だから、「高すぎるから利用しない」という人はいません。
このように「地域運営のコツ」は、はじめに箱を用意するのではなく、ゼロから課題解決の方法を探り具現化していくということでしょうか。

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コミュニティバスにはもう少し可能性を感じます。
人を運ぶ以外の利用の仕方が見つかりそうです。
いわゆる「意味変」です。
来年度は、そっち側にチャレンジしたいと考えています。
 
面白そうなことやります。
それでは皆さん、
せーの!「イヤソコジャイ!」

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