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飛行機の重量制限に抗う

 国際線でLCC(ローコストキャリア、いわゆる格安航空)を利用する際、ネックになるのが重量制限。定められた重量を超過してしまうと、高額な追加料金が発生。そこで今回はその制限を回避する三つの小技を紹介したい。

 一つ目の小技は冬限定の服の重ね着。もちろん預け荷物の重さは量られてしまうけれども、自分自身の体重がチェックされることはない。つまり、衣服を三重・四重に着用しても何の問題もない。

 ただ欠点があり、残念ながら夏は使えない。暑すぎて苦しいだけでなく、薄着の中で着込むと不審者と見られるリスクもある。

 二つ目の小技は国際郵便。目的地に荷物を前もって送ってしまう方法。Airbnbなどで民家を予約している際は、事前に住所を確認し、国際郵便で送ってしまう。そうすることでLCCで荷物を頼むよりも格安で済むことも。

 ただ欠点があり、先方の宿泊先がきちんと受け取ってくれていなかったり、国によっては郵送中に物が消えてしまうことも冗談抜きで存在する。

 三つ目の小技は税関通過後に購入すること。機内持ち込み荷物に○○kgの重量制限がある場合でも、その重さが厳密にチェックされることは稀。実際、いつも絶対に重量を超過しているお土産類を持ち込む方々が無数に。

 ただ欠点があり、税関通過後に何がどれぐらいの金額で買えるのか、ということを事前に把握しておかなければ、「欲しかったものがない!」と悲しに身に暮れることも。

 国際線のLCCに存在する重量制限。それを上手く乗り越える道は確かにある。けれども残念ながら小手先の技で突破しようにもリスクは付きもの。日本から無理に多くの物を持ち込むのではなく、自分にとって必要最低限のものが何かをしっかり見極めてから、LCCを賢く利用していこう。良き世界への扉が開かれますように。


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