中本卓利

アイデアをカタチに。新規事業の専門家として研修や伴走を提供。StartupWeeken…

中本卓利

アイデアをカタチに。新規事業の専門家として研修や伴走を提供。StartupWeekend理事、ベンチャー型事業承継エヴァンジェリスト、Founder's Circleコミュニティマネージャー。大好きな故郷はミカンで名高い和歌山県。

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問いへのお答え  全国を回ってアイデアをカタチにする支援を手掛けていると、たくさんの質問を投げかけられる。「タクトさんって、何者なんですか!?」「どうして全国を飛び回ってるんですか?」「情熱はどこから湧いて出てくるんですか?」といった風に。  もちろん、そういった問いには適宜お答えさせていただいているものの、言葉足らずのせいかドン引きしたコメントが届くことも多々。「タクトさん、頑張り過ぎで逆に引いちゃいます…いったい何に駆り立てられているんでしょうか…?」「活躍の裏にはき

    • 正面玄関から始まるパートナーシップ

       企業や自治体の力を借りてアイデアをカタチにしたいと思うものの、そもそも先方と連絡が取れず交渉の場にすらたどり着けないことも少なくない。というわけで今回は、正面玄関から始まるパートナーシップ構築の手法をメモしておこう。 ─  第一のアプローチは正面玄関から。企業や自治体の担当する課や部署に連絡を取る。そもそもどこに連絡すれば良いか分からない場合は、問い合わせフォームなどの一般窓口から躊躇なくアタックを。  例えば、ミカンの新しいシロップを作るプロジェクトであれば、シロッ

      • 一貫性を保ってビジネスを

          筋肉ムキムキのグラサンをかけたお兄さんが、かわいい動物を模した饅頭の店番をしている瞬間を目撃してしまった。その動物の名前を挙げるのは申し訳ないので、今回は同じかわいらしさを兼ね備えた子猫饅頭をテーマに一貫性の大切さを解説してみようと思う。 ─  一貫性が何故大事かというと、製品やサービスに対する顧客の期待との乖離が生まれてしまうから。例えば子猫饅頭は可愛さや柔らかさを連想させ、ムキムキお兄さんとは真反対の存在。そのギャップから顧客は期待値を裏切られ、結果として商品の魅

        • タグ付けの大切さ

          「あなたは何ができるの?」という質問に躊躇した若手女性からの相談を受けたので、今回は自己紹介で特技や特徴を簡潔に伝える「タグ」の重要性について解説してみたいと思う。 ─  なぜタグは重要か。その理由の一つ目は他者からの認識を助けるため。現代社会では情報が溢れていて、出会う全ての物事を記憶するのはほぼ不可能。だからこそ、より簡単に相手に覚えていただけるよう、独特な特徴やスキルをキーワードとして伝えることが欠かせない。  例えば、ミカン栽培を専門としている場合は、自己紹介で

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          あなたが取り組む意義

          「なぜあなたがそのアイデアに取り組むべきなのですか?」そんな言葉はアイデアをカタチにする際に尋ねられる重要な問いの一つ。というわけで今回は、その質問に対する回答のパターンを簡単に解説してみよう。 ─  第一の回答は、技術。そのアイデアを実現するための独自の力であると言っても過言ではない。たとえアイデアが模倣された場合でも、あなたやチームの特有の技術力をアピールすることで、そのアイデアを実現すべき理由があなたにあることが明確に伝わる。  例えばフルーツ冷凍保管サービス。こ

          あなたが取り組む意義

          期待する結果を呼ぶSNS運用

          「事業開発でちょっと聞きたいことがあったので、SNSでアンケートを投げてみたんですが、反応がないんです」というメッセージを受け取ることに。原因調査に向けその御方のアカウントを確認してみると、お誕生日のお祝いメッセージがただ並んでいる状況で悲しい気持ちにならざるを得なかった。  凍てついたアカウントを突然動かしても、期待するような反応は得られにくい。というわけで今回は、新規事業開発含めSNSから結果を生み出す基本的な原則を三つ紹介したい。 ─  一つ目の原則は定期的な投稿

          期待する結果を呼ぶSNS運用

          アイデアの熱を高める工夫たち

           アイデアをカタチにする際には「熱」が欠かせない。誰かに強いられてアイデアに取り組んでもなかなか前に進まないもの。やはり本人がそのアイデアを何としても実現したいと強く望み、未来を変えていきたいという情熱が必要。というわけで今回は、その「熱」をどのように高めることができるのか、いくつかの方法を簡単に解説したい。 ─  第一の方法は、ネガティブな感情の振り返り。痛い思いをした経験を振り返り、それを二度と繰り返したくないという願う気持ちから熱は生まれる。例えば、台風で出荷前のミ

          アイデアの熱を高める工夫たち

          [Weekly Report]Global Business News 2024/4/21

          <海外スタートアップ紹介> ・記憶と発信の両面を支援する思い出アプリ ・AIアシスタントを搭載した軽量のARメガネ <海外市場解説>  ・健康/旅行/AI <旅行市場解説事例>  記録的な猛暑が毎年発生していることから、2024年に期待される最大の旅行トレンドとして「クールケーション」という新しい波が起こっています。これまで夏は海でバカンスのイメージが強かったものの、気候変動のあまりの大きさから、旅行から不動産投資にまで寒冷地に大きなインパクトを及ぼしています。人気の場所

          [Weekly Report]Global Business News 2024/4/21

          高い難易度から挑戦を

          「プロジェクトに協力してくださる企業を集めるために、どこから攻めるべきでしょうか」という相談を受けた。それに対し「まずはハードルが高いところからアタックを」と自分はアドバイスを届けることに。それを踏まえて今回は、なぜ高いハードルから攻めるべきかの背景を解説してみたい。 ─  第一に、高いハードルから攻めることで、自分たちの不足している点が明らかになるから。要求が厳しい方々に接することで、プロジェクトの可否を客観的に評価できるようになる。  例えば、お歳暮用のミカンを作る

          高い難易度から挑戦を

          控えるべき金銭的な応援依頼

          「間違っても友人には金銭的な応援依頼を出さないように」は、クラウドファンディング(以下、クラファン)について講師をする際に伝えているメッセージの一つ。なぜクラファンでは友人に金銭的な応援を依頼してはならないのか、その背景を簡単にシェアしていこう。 ─  一つ目の理由は、友人は顧客ではないから。例えば、クラファンのプロジェクトがミカンを加工して野球のボールにする「ミカンボール」の開発費を集めるものだとする。友人がミカンを愛しているか、もしくは野球を愛していれば、顧客としてお

          控えるべき金銭的な応援依頼

          アイデアを集める仕掛け

           新規事業には、まずアイデアの「数」が欠かせない。例えば、日本を代表するある超大手企業は社員数約50,000人から約2,000件のアイデアを集め、そして厳選して5件の新規事業の開発プロセスに乗せることに。  まだ成功前の段階でアイデアは0.25%まで絞り込まれており、「千のアイデアからわずか3つの事業を生み出す」という言葉を体現している状況。  ちなみに今回はアイデアを発想する方法論をお伝えするのではなく、この大手企業がどのようにして2,000件のアイデアを集めたのかを整

          アイデアを集める仕掛け

          仲間が集まれば資金は

          「仲間は集まっても、お金は全く集まっていないです…」と苦笑いで話すある起業家に、「仲間が集まれば、資金も集まりますよ!」と励ますメッセージを送ることに。というわけで今回は、言葉の背景を簡単に整理してみたいと思う。 ─  一つ目の理由は信頼が増すから。一人でアイデアに取り組むと、その実現可能性が疑問視されることが多い。けれども仲間が増えることで、プロジェクトへの信頼性が高まる。  例えば、一般人が月面でミカンを育てるという斬新なプロジェクトを提案した場合、多くの人がその実

          仲間が集まれば資金は

          AIの考える営業方程式

          「営業のプロによるベストプラクティスの資料を配布します!」という投稿を見て、すぐにでも手に入れたい!と思うことがった。けれども落ち着いて考えてみると、AIが世界中の情報を持ち合わせている今、営業のプロをも超える可能性があるのではないかと感じることがあった。  それで実際にChatGPT4に尋ねてみたところ、営業の要素別に詳細に教えてくれたので感動を覚えつつも、AIが学習した素材がビジネスライクな文面ばかりだったようで、少し堅苦しい仕上がりに。  そこで「ギャル言葉」でのカ

          AIの考える営業方程式

          [Weekly Report]Global Business News 2024/4/14

          <海外スタートアップ紹介> ・農業の予測可能な商取引プログラム ・キノコを用いたリラクゼーションプロダクト <海外市場解説>  ・防犯/Z世代/図書 <警備市場解説事例>  ご存じアメリカでは暴力事件が多発していることから、小売業では防犯対策は必須。セキュリティゲートを通過することが義務になり、顧客が店舗を出る前にレシートをチェックすることは当然のようにあります。しかしながら、それらの対策ではネガティブな顧客体験に繋がることから、AIやアプリを使うことでその課題解決をでき

          [Weekly Report]Global Business News 2024/4/14

          電車を持ち上げる起業家

           とある起業家の方から「アントレプレナーって電車を持ち上げようとするようなものですよね(笑)」とコメントをもらった。その例え方は人生で初耳だったので、その言葉の背景を探ったメモを残しておこうと思う。 ─  一つ目は、無茶なチャレンジをしているように見えること。電車を持ち上げると聞くと、誰もが不可能だと思う。しかしながら起業家には、解決可能な課題として見えている。  例えば、腐らないミカンを作ります!と宣言すると、誰もが「不可能でしょ!」と思うかもしれないけれども、起業家

          電車を持ち上げる起業家

          正面玄関突破のコツ

           アイデアをカタチにする際、企業と連携を取るのはよくあること。けれども、企業と接点がない状況ではなかなか関係を築くことは難しいもの。そこで今回は、お問い合わせフォームという正面玄関から連絡する際の工夫を整理したい。 ─  一つ目の工夫は要件を明確にすること。「相談に乗ってください」といった曖昧な要求では、企業からの応答を得にくい。そうではなく「○○のアイデアがあるので、xxの部署と話をさせてください」といった風に具体的にすることが欠かせない。  例えばミカンの皮の繊維を

          正面玄関突破のコツ