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【初任者の先生へ】ちょっと意識しとくと得するかもしれないこと。

この記事に興味をもってくれてありがとうございます。

34歳で今の学校に異動して来たたときに、一緒に着任した先生から、「チャラい初任者が来たなぁ。」と思われていたことが判明した、学校事務職員のタクトです。
#若く見られたわけではなく
#このチャラさはどっかの学校で勤務してたやつとは思えない説


さて教員が大幅な割合を占める学校という職場で、一任職(一人職)の立場で仕事しているからこそ見えてくるものが結構あって面白いので、今日はその事(の一つ)を書いてみます。


教員にとっての仕事(学校で行うこと)のメインは、「教育」です。授業のこと、教材のこと、研修のこと。生徒指導とかもそうかな。

でも、学校には、教育以外・・・「その他の仕事」もたくさんあります。

児童の健康観察や出欠確認や学校で行う健診などの保健関係の処理。
文書の作成や出張や手当などの事務関係の手続き。
来客対応や電話対応、管理職への相談・報告。
などなど割とたくさんあります。

で、そのときに、ちょっと意識しとくと得するのになぁと思うことがあります。

それは、当たり前の事なんですが、今挙げたような、教育以外の「その他の仕事」も“ちゃんとやる”ことです。

いやいや本当に当たり前だよ、と思われるかもしれませんが、コレが結構できてない人が多い・・・というより学校現場では難しいんだと思います。

教育の仕事って、そのほとんどが終わりなんてなくて、「ここまでやればOK」という満場一致のゴールなんてないから、やろうと思えばどこまでもやり続けられることだし、どこまでやるかの基準や考え方も人によって違うので、結果、たくさんの時間を奪われる事になってしまいます。(全員ではないですが。)

今、奪われるという言い方をしましたが、ネガティブな意味でなくて、(構造上)そういうものだと言うことです。

それに対して、教育以外の「その他の仕事」は、『この用紙を書いて出しちゃえばOK』、『子どもにコレを聞いてまとめておけばOK』みたいなものが多いので、メインの教育でどこまでも時間を奪われるみたいな状況の中だと、やっつけ仕事になりやすい。


でもね、・・・ここからが大事なんですが、「その他の仕事」をちゃんとやっておくと、それらの仕事に主に携わることがある一任職(一人職)の人たち(教頭、養護教諭、事務職員、そして、校長も。)からの評価がめっちゃ上がるし、めっちゃ信用してもらえるんです。

“めっちゃ”と付けたのには理由があって、先生たちにとっては仕事の割合はさっき言ったように「教育」が量的に8~9割を占めていると思うんですが、その他の仕事をメインにしている僕らからすると、その人の仕事ぶりを見るときの割合はほぼ均等なんです。

つまり、教育も、児童の保健関係も、事務手続きも、電話対応も、同じ割合で等しく見られている。

なので、その人たち(一任職)にとっては、教育の仕事だけでなく、自分の領域の仕事をちゃんとやってくれるだけで、教育の仕事で結果出したときと同じくらい評価が得られるんです。

むしろ、領域外の教育の仕事よりも早く簡単に評価されると思います。


でも実際には、例えば、事務処理が苦手な方もいると思います。でも、大丈夫。必ずしもその処理が得意である必要はないんです。なぜなら、事務職員は先生たちが事務処理が苦手だったり好きじゃなかったりすることをちゃんとわかってるからです。だって、先生は教育がメインの仕事でしょ。

苦手で間違ってしまっても全然大丈夫。すぐに直しをもって行ったり、わからないところは確認したりすればOK。
要は、・・・ズルい言い方をすると、「この仕事(処理)を私は重要視していますよ。」ということが相手に伝わればOKです。

同じ職場に自分の仕事を同じように理解できる仲間がいない一人職にとって、自分の領域の仕事を教員が“ちゃんとやろうとしてくれてる”ことは、基本的にはめちゃくちゃ嬉しいことなので。



自分の領域(教育)ではないけど、ちゃんとやる。その姿勢を見せる。


たったそれだけで、教員以外の職員が仲間になってくれます。


教員を長く経験すればするほどよくわかると思いますが、学校という職場で、自分の仕事を上手く進めるには、一人職の人たちとの関係性ってめちゃくちゃ大事じゃないですか。
そことの信頼関係を作っておけば、自分のメイン「教育」の仕事に全力を注げる。

自分も助かるし、相手も助かる。



お互いウィンウィンの関係を築けるように、(先生方、本当にお忙しい中だとは思いますが、)ちょっとだけでも良いので、一人職が関わる「その他の仕事」にも気を遣ってみると一気に仕事がやりやすくなるかもしれません。し、管理職の評価も上がるかもしれません。


・・・と、ちょっとした小話的にサクッと伝えるつもりがめちゃくちゃ長くなっちゃいました(笑)

偉そうに書いてしまいましたが、教員の皆さんのお役に立てたら嬉しいです。

学校現場からは以上でーす。



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