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転職(挑戦)へと突き動かしたもの

新年あけましておめでとうございます、TAKUYAです。

今年3月をもって公務員を辞め、ずっと憧れてた「世界と日本を繋ぐ仕事」を実現させるため「貿易家」になる34歳。

公務員を辞めるという決断は簡単なものではなかったけど、その決断に一切の悔いなし(多分この先も後悔はしない)。

では自分をこの決断に導いたものはなんなのか。

今回は、そんな私を「転職(挑戦)へと突き動かした」について書いていこうと思います。


■  思い描いていた理想、そして現実(転職本気度10%)


公務員の私が28歳の時、ずっと憧れていた部署で勤務するチャンスを得た。

とにかく、自分から学び、自分からチャンスを取りに行き、2者択一の場面では必ず「しんどい」方を選んでがむしゃらにやった。

自分はもともと大の負けず嫌いで、とにかく1日も早く戦力になれるように、先輩、上司を追い越せるように、プライベートな時間も仕事の勉強に費やした。

今までもそうやって結果を残してきた。

でも、いくらやっても、いくら勉強しても、仕事が楽しいと思えなかった。

ずっと「やりたい」と思っていた業務なのに、いざやってみると全然楽しくない。

自分発信で積極的に取り組んでも、何か「やらされている」という感覚。

「仕事」というより「労働」という表現の方が正しいのかもしれない。

そして、ずっと前向きだった気持ちも、いつしかモチベーションが低下。失敗を恐れるようになり、チャレンジの気持ちが次第に薄れていった。

この時、初めて感じたこと

「この仕事が自分にとって本当に天職なのだろうか?」

「このまま公務員として働き続けていくことが、正しい人生なのか?」

初めて自分の仕事に疑問を持った瞬間だった。


■  ある上司との出会い(転職本気度40%)


平成30年4月、役職が一つ上がり、新天地での勤務を命じられた。

初めて「部下」を持ち、小さなチームを動かす立場となったことで、仕事に対する責任感も芽生え、刺激的な毎日を過ごしていた。

ここでの勤務はたった1年だったけど、この1年が自分を大きく変えてくれたし、公務員生活の中でも一番充実している時期だった。

そしてここで出会った上司(A係長)にとにかく影響された。

A係長は仕事に厳しい方で、書類の書き方一つとっても本当に細かかったけど、その中に「理不尽なこと」は何一つなかったし、むしろ社会人として至極当然のことを教えていただいた。

ある日、A係長から

「俺、40歳(当時38歳)になったら今の仕事を見つめ直そうと思ってる。お前は、定年まで今の仕事続けんの?」

と言われた。

A係長からの突然の発言に一瞬驚いたけど、私も係長と同じ考えであることを伝えると

「そんな気がしてた。お前は俺が出会ってきた中でも3本の指に入る優秀な部下やから、今のまま公務員で一生終えるのはもったいない」

と言ってくれた。

正直めちゃくちゃ嬉しかったし、尊敬する人が自分と同じ考えを持っていることに勇気をもらった。

この時感じたこと

「俺も40歳で今の仕事に一区切りつけよう

そして、この頃に初めて家族に転職を考えていることを告げた。(もちろん妻は反対だったが・・・)


■  あるYoutuberとの出会い(転職本気度60%)


平成31年4月、再び古巣の部署での勤務となった。

でもあの時とは立場、役職も違う。

与えられる仕事、出来る仕事の内容が変わり、ある程度自由に動くことができたこともあって、割と充実した日々を送ることができた。

以前は部署内での最末端だったので、朝の掃除から上司へのお茶出しまでこなす必要があったので、出勤時間も早かった(午前7時出勤)けど、役職が上がったことで出勤時間も遅く(午前8時過ぎ)なった。

私は余裕ができたこの出勤時間の1時間を使って、とにかく自己研鑽をしようと思い、すぐに行動に移した。

今まで勉強してこなかった(学ぶ必要がなかったと言ってもいい)ビジネスに関する書籍や自己啓発本をとにかく買い漁り、片っ端から読んでいった。

そこで初めて自分が「無知」であることに気付かされる。

世の中には自分の知らない仕事がたくさんあること、今や個人で稼げる時代であること、ひとりで起業ができること

めちゃくちゃ興味が湧いた。それと同時に、このまま公務員しか知らなくて死んでいくことを考えたら、めちゃくちゃ怖くなった。絶対死ぬ時、後悔すると。

ある日、隙間時間にとあるYoutubeを見つけた。

それが、これ

このAKIOさんは、サラリーマンをしながら副業をこなしつつ、毎日筋トレをしている姿をルーティン動画としてアップしている。

めちゃくちゃ影響された!!なんせ意識が高い!!

毎日筋トレは欠かさず、ボディメイクの大会に出場。副業で100万円を達成し、しかも自分で起業。プロコーチになる為、全財産を投入。

マジで尊敬。自分の理想とする生き方を体現している人だった。このAKIOさんとの出会いが完全に私のマインドを変えた。

「人生一度きり、好きなことをやって生きていきたい」


■  ある本との出会い(転職本気度90%)


人生を変えたい、自分の好きなことで収入を得たい、本気でそう思い始めたが、ここで一つの壁が立ちはだかる。

「自分の好きなことってなんだ?」

ワンコ、ファッション、スポーツ、カフェ・・・

好きなことはあるけど、それを仕事にできるのか?いや、たぶん厳しい。

好きだけど、めちゃくちゃ詳しいわけじゃない。こんなことで本当に40歳までに自分のやりたいことが見つかるのか・・・

そんな時、紀伊國屋でとある本が目に入る。

それが、これ

この本は、海外メーカーが作った日本にまだない「ワクワクする」商品を輸入し、日本のクラウドファンディングを使ってテストマーケティングするという「ひとり貿易」について書かれたもの。(簡単に書いていますが、内容はもうちょっと複雑)

昔から海外旅行が好きで、「海外志向」が強い私にとって、この本の内容は衝撃的だった。

ずっと敷居が高いと思っていた貿易が、個人単位で実現可能にするビジネスプランであり、且つリスクも少ない。

クラウドファンディングで応援購入してもらった分だけ仕入れるから、在庫を抱える心配もない。

しかも憧れの「世界と日本を繋ぐ」仕事。

これだ・・・私がやりたいこと、やってみたいことはこれだ・・・

翌日には妻に「来春で公務員やめる」と告げていた。

8月19日に第一子が生まれ、妻が退院した当日、8月26日に。

自分の中では完全に勢いだったし、具体的なビジネスプラン、人生プランも説明しなかった。(説明できなかったという方が正しいかも)

最初妻から「それ、本気で言ってんの!?」と言われたけど、私自身、大真面目。

めちゃくちゃ怒られると思ってたのに、妻は私の決意を受け入れてくれた。

後に、妻からは

「仕事に対して誠実なことは前からわかってるし、今の仕事が大変なこともわかってる。ストレスで顔中ニキビだらけになってるし(笑)!」

「仕事で疲れてるのに、育児に積極的に参加してくれる姿勢を見て、なんとなくこの人ならやってくれそうって思ったのかも」

みたいなこと言われた。

めちゃくちゃ嬉しかったし、妻や息子の為にももっと頑張らないといけないって心から思えた。


■  起業した友人の存在(転職本気度100%)


インスタグラムを通じて、中学校の同級生が起業したことを知った。

彼とは中学の時から仲良くて、学生時代はよく一緒に遊んだり、家に泊まりに行く家族ぐるみの仲だった。

そんな彼が「パパを、育児の当事者に」をコンセプトに「株式会社DADMAN」を立ち上げ、その最初の製品としてファーザーズバッグをクラウドファンディングを使ってリリースした。

それが、これ


むちゃくちゃ刺激受けた!!友人が自分と同じ志を持ち、会社を一人で立ち上げ、しかもクラウドファンディングを成功させた。

すぐに彼に会いに東京まで飛んだ。

そして鎌倉の海岸線にあるオシャレなカフェで一緒にコーヒーを飲みながら、彼のチャレンジについてとことん質問した。そして私自身の夢、野望も語った。

彼は高校卒業後、美容師になるため専門学校に通い、東京にある超有名な美容院に就職。有名な店舗だけに下積み期間も長かった。だけどいつかトップスタイリストになることを夢見て必死に頑張っていた。私も彼にヘッドスパを受けるために東京まで行ったこともある。

だけど現実は厳しかった。彼は日の目を浴びることなく夢を断念した。

そんな彼が結婚して、子供ができて、育児をするうちに「パパが育児にもっと参加するべき」だと考え起業。デザインや機能全てを自分で考えて発注し、クラウドファンディングで見事成功させる。

おとなしい性格で、自分の我を見せない彼がこだわって作った会社、製品。

その姿、その製品を見てしまったら、もう私の気持ちは抑えきれなかった・・・

「負けてられない!!」

そして12月1日、私は上司に退職の意向を伝えた。


■  夢の実現に向けて


今、私は夢の実現に向けて、貿易家として実績のある方々からコンサルティングを受けており、4月のクラウドファンディング開始に向けて準備を進めている。

そしてもう一つ

先ほど紹介したYoutuber、AKIOさんとともに株式会社GOAL-Bを立ち上げた松田さん(現Co-Circus代表取締役)が行っている「大人の自己開発プログラム」を申し込み、コーチングを受ける予定。

自分の挑戦をさらに加速させるため、自分にコーチをつけた。

2021年は「挑戦の年」。夢の実現のために自己投資は惜しまず、先に待ってる輝かしい未来のために、立ち止まることなく走り続ける年にしていきたい。

そして、自分が挑戦し続ける姿を発信し続けることで、一人でも多くの人の「はじめの一歩」に繋がれば、この上ない幸せです。

2021年もよろしくお願いします。



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