コロナ前2018年年末
会社で人事をまかされたのもあり
なにか箔をつけるためにと
キャリアコンサルタントを目指した

よく営業にきてくれていた
聞き上手の方が
「人事ならキャリアコンサルタントの資格が今熱い」
とおしえてくれた

ひとことで言うと
「傾聴のプロ」

そこまでのぼくは
人の話を聴くのがすごく苦手だった

苦手というか人の話に興味をもてなかった

友人の話でさえも

「だからなんやねん」みたいに思ってしまうことが多くて
結構イヤなやつだったとおもう

そのキャリアコンサルタントなる資格は
調べてみると
国の金儲けだけの資格だ〜
なんて書かれたりしていたけど

人の話を聴くことに苦手意識を持っていたのと
色々あって落ちていた自分を
新設の人事部署でつかってくれた会社への恩返しのため
講座の受講をきめた

2018年末〜2019の春くらいまで
講座を受講

夏に試験

この間に身体を壊して会社は辞めることになった

けどなんとか講座や試験をクリアして
再就職へ向けてうごきたかった

けど

夏の試験に不合格（合格率60%なのにつらい）

心が折れかけたけど
先に合格した同じ受験生仲間や
サポートしてくれた団体の支えもあり
冬の試験で合格できた

取得できたのが2020年の年明け

同時にコロナがやってきた

再就職もなかなかうまくいかず
「資格取得したてのなんな実務経験もない人間なんていらない！」
とお祈り通知ばかり

コロナもどんどん加速して緊急事態宣言

就職もなかなか決まらないなか
zoom勉強会とかが流行った

正直つまらなかった

資格維持のためのセミナーもオンライン開催

本質的につまらなかった

こんなセミナーを受けるために高いお金と時間を費やして取得したのか？

自分で仕事しよう

Twitterのアカウントを作って
baseでカウンセリング販売して
色んな人に営業DM送った

そしたら逆によくマルチの誘いがくるようになった

意識高くないのに意識高い系を演じて、意識高い系から金を巻き上げて、己の信用を失うマルチ商法にイライラした

オンライン説明会に一度参加したが
まぁ確かに言ってることは理解できるし
よくできたシステムだと思うけど
確実に信用を失う商売だということがわかった

キャリアコンサルタントとは
傾聴し、信用を作っていく仕事だ

学生時代の友人からも誘われたことがあるが
はやく目を覚ましてほしいとおもっている

そんななかたまたまとある自治体の中で
生活保護受給者の就労支援の仕事に採用になった

福祉よりの就労支援では
成果が人材会社とはすこしちがって

前向きになってもらったり
自主的に就職にむかって行動をうながしたりすることが成果になったりする

この頃には人の話を聴くことに苦手意識は無くなってきていた

ただ職業柄やっぱり
全体的に暗い方の相手が多く
それ自体が悪いわけじゃないけど
自分自身が引っ張られてしんどくなることがおおかったです

なんやかんや契約期間はつづけて
自ら退職

そこからもブラック企業いったり
海外留学考えたり
なんやかんや模索しているところ
結局いまのコールセンターでのテクニカルサポートにおちついた

まぐれかもだけど
成績1位も取れたりして
多分キャリアコンサルタントで学んだ
傾聴スキルはまだ生きてるんだと思う

そんななか今年の年末までに更新をしてほしいとハガキがとどいた

多分オンライン受講であと20万円分くらい
かけないといけない

将来またあったほうがよかったなぁと思う時期がくるかもしれないけど
別にいいや
その時また取ればいい

20万円を資格維持に使うくらいなら
海外旅行に使いたい

今はそんな気持ちです

キャリアコンサルタントの資格はもう失効でいいや

今でもSNSみると
受験合格後、受験者支援の活動をするみたいな
なんかマルチみたいな現場がつづいててちょっと、ほんのちょっとだけキモチワルイ

そう思うようになったこの5年が正しいのかどうかは分からないけど
今の段階でこの選択は間違いではないだろうなぁてのは分かる

キャリアコンサルタントよりおもしろくて
自分のためになることをしていけばいい

キャリアコンサルタントに囚われすぎて
何もできなくなる自分よりいい

たぶんそう

知らんけど

そんな5年間にあじらとうと言いたい