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【第99回天皇杯2次ラウンド】なぜオープンスリーが入らないのか?についての考察

行ってきましたあああああああ!!!!!
天皇杯!!!

いや、天皇杯好きなんですよね。
学生、実業団、クラブチーム、プロチームと色んなチームの試合が一日中見られる幸せ。(あとチケットが1日通し券だったりしてお得)

2年前は佐賀県唐津市まで行ってバスケに浸りましたが今回の開催地は群馬県太田市。
初めての群馬で「オープンハウスアリーナ太田」も、もちろん初めて!
今年はBリーグレギュラーシーズン開幕直前の2次ラウンド開催と異例のスケジュールではありますが、新チームの仕上がりを見極められるという意味合いもあり、より楽しみなものになりました。

それでは今シーズン初めてのレポートです!←

オープンハウスアリーナ太田あああああ!!!
(以下オプアリ)


いや遠いて!!!

京都からの距離ではなく駅から遠い。
レギュラーシーズンではホームゲーム開催で無料シャトルバスなるものが出るそうですが、今回は天皇杯ということでなし。バスは1日4本くらいしかなくて時間が合わない。
太田駅から徒歩、、、40分!!!

到着がお昼すぎになってしまったのでこの残酷暑の中歩くのは無理なので、実は隣駅が最寄り駅ということでそちらから行くことにしました(徒歩20分)

最寄り駅の竜舞駅(無人)


いやレトロ駅か!!!(でも嫌いじゃない)


そんなこんなでしたが、オプアリは素晴らしいアリーナでしたね。思ってたよりコンパクトですが、座席からコートがとにかく近い。
1階席、2階席といった区分はなく、(上段下段の通路もない)、最上段ですら見にくさを全く感じません。そしてこのビジョン。

でかい。必要以上にでかい。

いや、でかすぎない???

Bリーグは #ビジョンのクセ で特集組めばいいと思う。クセ強ビジョン1位は水戸アリーナだけどね。(過去ブログ参照)

本当は第1試合から見たかったけど京都から始発でも間に合わないので、今回山形だけが見られませんでしたね。
ちなみに天皇杯は何の演出もない、選手紹介すらない、どシンプルなただのバスケの試合です。それもまた良き。
(ただしホームの群馬は除く。え、京都戦は特にゴリゴリにホームの演出してたけど天皇杯ってそやった?いつから良くなったん?ずるくない?)

いや、前置きが長くなりました。ゲームの話をしましょう。

1日目は東京ユナイテッドBC戦。トーナメントですから負けたら終わり。B1チームがB3チームに負けるとなると、いわゆる「下剋上」とか「アップセット」とか言われるやつ。これはなんとしてでも避けたい。ましてや開幕まで2週間のタイミングで下位カテゴリのチームに不覚を取れば、多方面で、共に、不安。になるとこは必至。

また、勝ち上がれば3連戦になることもあり、選手の疲労とコンディションを考慮したタイムマネジメントも重要になってきます。
チームの総合力が問われるトーナメント戦、やはり天皇杯は面白い。

東京ユナイテッドBC戦は、京都ハンナリーズ所属選手としては、短期契約で終わってしまった、マイケル・クレイグ、bjリーグ、Bリーグ初年度に渡って在籍していたマーカス・ダブ選手がいます。
と、また語ると長くなっちゃうので、すみません、全割愛します。Xのポストをどうぞ。(おい)

東京ユナイテッドBCは良いチームでした。


さて、それでは群馬クレインサンダース戦に飛びます。

完敗でした。前日のベルテックス静岡戦も見ていましたが、強度の高いバスケットで勝ち切っているのを見ていたので正直苦しいゲームになると感じてはいましたが、想像以上にやられました。
トレイ・ジョーンズに誰がマッチアップするのか?という点は気になっていました。外国籍選手ではなくポジション通り前田、半澤と日本人選手。昨日の東京ユナイテッドでもクレイグにKJ、ステイシーともに手を焼いており、ゲームメイクもでき、さらにスピードがあるトレイジョーンズを抑えることは群馬戦の鍵と思ましたが、いずれにしろ17得点(スリーは5/5)、6アシストと止めるのは難しかった。
また新加入の辻は14得点、他にも速攻で何度もスコアされ、おそらくディフェンスのポイントとしていた課題はクリアできなかったと思われます。

トランジションでのディフェンスはまだまだ全然という感じですね。ターンオーバーからはもちろんのことディフェンスリバウンドから走られたシーンもありました。

リバウンド数は群馬41京都34と水を空けられました。強力な外国籍選手がいるものの全体的に意識の低さを以前から感じます。
良い形でシュートを打つというのはセットプレーのゴールではありますが、それが外れると次のチャンスはない。どうもボールウォッチャーになるシーンが目立ちます。速攻に強い群馬に対して早く戻るためにオフェンスリバウンドにチャレンジできなかった側面はありますが…。

バックコート陣(ガードの選手のこと)はどうだったか。ターンオーバーはそこまで多くはありませんでしたが、群馬のハードディフェンスに苦戦して押し戻されてなかなかセットできない、もう一度セットをやり直さざるを得ない状態に陥りました。
岡田がトップでボールを持ってP&Rを展開するという「キラーセット」を少しでも早く構築したいところですが、この日は24秒までにリングに当てるだけのシュートも何回かありました。
並里、フリッピン、菅原はオフェンスの貢献はなくとも守備で仕事をしていましたね。

個々の選手はコンディションの仕上がりにバラツキがある状況てすが、特にマシュー・ライトはFG成功が3/12、前田はスリー1/5で低調。とにかくオープンスリーを外していることが多く、数字以上に調子の悪さが目立ちました。

ただ、良いプレーもありました。
厳しいマンマークに合っていた岡田ですがオフボールの動きが素晴らしく、KJとの合わせは良いチャレンジでした。ボールを持ったときだけじゃなくカッティングからパスを受けてフィニッシュに持っていく技術も一流。
半澤くんは4リバウンドのうち2本はオフェンスリバウンド。出場時間12分で7得点、バスカンもあってシーズンが始まってどんな成長をしてくれのか楽しみです。
ステイシーは自分で運ぶこともできるし、インサイドを押し込むことをできる。そしてスリーも打てる。まさに万能の活躍で3Qの追い上げの原動力になりました。フリースロー安心して見てられる。(7/7で成功率100%!)
澁田も3Qに追い上げるチームをPGとして指揮しました。ロイラナにシュートを打てと言われたのかな?ディフェンスのハッスルで、2本のスティールは千金でしたね。

群馬が強いのか、それとも…


では、なぜオープンスリーが入らないか?という問いに戻りましょう。
チームとしての経験値の少なさが僅かなズレを生んでいると感じます。
選手たちが一緒にプレーした時間が余りにも少ない。昨年在籍の選手は小西、水野、青木、ライトのみ。青木はおそらく怪我の影響でDNP、小西、水野はポジションが被っていることから同時に起用される時間はほとんどない。岡田、前田は富山でチームメイトだったけどそれも随分時間が経っている。
(ただし岡田前田の連携はシームレスと感じることも多い)

つまりコートに立つ選手は、一緒にプレーするようになってからの時間が余りに短く、まだ無意識レベルで共有できるものがほとんどない。

一方で群馬は、昨シーズンのメンバーを多く残しており、土台があります。辻、フリッピンといったビッグネームを文字通り「補強」しており、2人が既存のメンバー、システムに合わせるという作業がこれから必要になってくる。

とはいえ難易度は5人がそれをゼロから構築するのと比べて明らかに容易。
それでも辻はまだまだ完全にフィットしてると言えないくらいで、本調子から程遠かった。
試合前のシューティングからは明らかに仕上がっているにも関わらず、試合ではシュートが入らない。ハンナリーズ戦でもパスの来るタイミングを予想してなかったのか、ドッジボールのようなキャッチをしていたシーンもがありました。

以下は静岡戦の前のアップを見たときのポスト。しかし本番ではスリー0/3、2得点とブレーキ。
ただ京都戦ではしっかり結果を出しました(やめて)


なぜオープンスリーが入らないのか?
それはチームが未熟であること。チームの成熟度、完成度が個々のパフォーマンスに決定的な影響を与えている。それが私の結論です。

思えば昨シーズンの開幕も同じような状況で、チームケミストリーには程遠かった。ただ、ミスや敗戦を重ねながらチームは少しずつ登りました。それが観ている人にも手に取るようにわかった。

オフの動きで多くの選手が移籍してまた一から登らないといけないと落胆したけど、少なくともブースターのみんなは登るということを、登ることができるということを知っている。

同じように期待していいんじゃないでしょうか?



ゲームの話終わり。遠征の話もします!

群馬の観光もしたいなーって思ってたんですが、群馬といえば草津とか伊香保とかの温泉地は有名ですが、クレサンのホームの太田市は、何もない。いや、何もなくはないんですが、太田駅周辺といえば、スナックとか居酒屋とかスナックとかスナックとか…ちょっとごはんを、というのも中々難しいくらいでした。

ただ、今シーズンのアウェイ遠征はひとつテーマを設けまして。

それが"craft together"

その地のクラフトビールを飲もう、と考えました。観光地や敷居の高い名産品がなくてもご当地クラフトビールならある。

何よりビールが好きなんです。

ということで今回訪れたのは、ダニエルハウスさん。ブルワリー併設の欧風レストラン。地ビールも食事も楽しめます。今回3種飲み比べをいただきました。

デラシネ:美味しかった
アンブレラ: 美味しかった
トラボルタ: 美味しかった

以上です。

ビールの美味しさに言葉はいらない。


建物も雰囲気があって落ち着きます。カウンター席もあってぼっちでもOK。

広々として食事もゆったり

太田駅から徒歩10分程度。マップを見て到着してみると隣は、、、クレサンのクラブハウス。

中でごはん食べてるときも、いやクレサンスタッフですよね?と思しき方が。
もしかして選手も来るのかも?

いやー太田を堪能しました。



おっと、応援のことを忘れてましたね。
1年前はまだまだ大声禁止、マスク着用が当たり前でしたが…ようやく以前の姿が戻ってきました。

ゴール裏に陣取りブーストするぜ〜という感じでしたが、さすがに久しぶりなのとシーズン前なのとで声が出ない、ノド痛い。
開幕戦を臨む声出しブースターの皆さん、発声練習必要です!!


とはいえ初日は後半にはノドも開いてきて、静寂の多い天皇杯のゲームにコールをどんどん放り込めました。

新しい選手ばかりのハンナリーズ。ハンナリーズのブーストはこれなんだ!と印象づけたい気持ちもありました。

ちなみにブーストのハイライトシーンは、フリースロー時のニャーイングでしたね。

相手選手がフリースローを外したのを見て、

ベンチのハンナリーズの選手たちが「おお〜」となってゴール裏を見て拍手してくれました笑
(そんなのも天皇杯の近さならでは)

試合前の写真ですがベンチとの距離感



でもブーストはホームの力を見せつける、シーズン初戦の開幕戦が重要!
選手コールとか、コールリーダーさんが考えてくれているのでそれに乗せればOK!!
良い雰囲気を作りましょう。

選手たちの試合後のコメントで応援に言及してくれて、最良の結果ではなかったものの、それを読むだけで行ってよかったと安堵します。

自分にとっては共に、登るとはまさにそういうこと。応援で、ブーストで選手の力になりたい。
シーズン開幕が待ち遠しいです。

さて!最後まで読んでいただきありがとうございました!遠征したらできればブログ更新したいと思ってる所存です(更新するとは言っていない)

ではまた!

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