石徹白（いとしろ）Life１４２７日目【豪雪寒冷地にある公共施設の雪囲い事情】

2021年12月1日 23:46

２０２１年１１月１４日（日）は秋の恒例、集落総出の冬支度でした。

およそ７０名の住民が朝8時にガソリンスタンド前に集合しました。

小学校、お寺、神社、大師堂など。
上・中・西・下と４つある在所ごとに分担があり、
協力しながら豪雪で窓ガラスが割れたりしないよう防護する板を設置していきます。

私は昨年から「氏子総代」の１人になり、
白山中居神社の雪囲いへ回りました。

水洗トイレがある参集殿を手始めに、手水舎、大宮殿（拝殿）や本殿に両社など、
建物を中心に、板で囲みます。

この板は５ｍぐらいの高さがあり、重量級。
協力しながら木枠をとりつけて、板を紐で縛っていきます。

転落防止の柵をはずして床下にしまったり、
皆さんテキパキと動いていきます。

神社の後は、上在所のコミュニティーセンター。
１晩で１ｍも降ることがある雪に耐えられるような分厚い板を
はめていきます。

今回も株式会社フジミインコーポレーテッドから社員さんがお手伝いにきてくださいました。総勢7名です。
3ヶ所に分かれて作業をご一緒していただきました。

創立７０周年を迎えた半導体の研磨剤事業で世界ナンバー１シェアを誇る会社が、
水をテーマに石徹白地区のＮＰＯ法人やすらぎの里いとしろ　　https://www.itoshiro.net/npo/　を
窓口に様々な連携をしています。

地域内の団体と共に諸活動の課題や夢に取り組んでいます。

前回9月末には岩魚が自然産卵するための人工産卵床作りにもご協力いただいておりましたので、雪囲い終了後に見に行ったそうです。
漁協組合長から帰りに白菜を1人1個ずついただく嬉しいプレゼントもありました。

徐々に顔を覚えてくださる石徹白地区民もいて、関わりが深まっているのを感じます。
過疎高齢化が進んでいる石徹白地区にとっても、
こうして継続的に関わっていただけることはとても心強いです。

遠路、早朝からありがとうございました。
おつかれさまでした！

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