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服用NG漢方まとめ!

さて、基本的に頭の中に「漢方薬は効果は弱いけど副作用が少なく飲める」という思い込みをお持ちの方が一般の方には多いと思われます。

うん、残念ながらこれは間違いです。

まず漢方薬を飲む場合には「急性病」か「慢性病」かを見極める必要があります。そのうえで、急性病なら急性病を治すための漢方薬(これを標治(ひょうち)の漢方と呼びます)を、慢性病なら慢性病を治すための漢方薬(これを根治(こんち)の漢方薬と呼びます)を飲む必要があります。

急性病の漢方薬は短時間で入り込んでいる邪毒を除去する効果を持ち、慢性病の漢方薬は体の中で頑固に構築された病巣を継続服用で体質そのものを再構築していくわけですので全く作用が異なるわけです。ですから急性病に使う漢方薬には超速攻性のものもありますし、慢性病に使う漢方薬には西洋医学でさじを投げてしまうものを根本から治せる漢方薬もあります。

しかし、これと同時に「副作用が弱い」というのにも疑問符が付きます。作用は素晴らしいだけに誤って使えばその作用が牙をむくことだってありうるのです。

そこで今日は使用NGな漢方薬=使用NGなタイミングと合わせてご紹介しようと思います。これを覚えておけば使えるタイミング、使ってはいけないタイミングを掴むことができますので非常に便利だと思います。

特に質問の多い、風邪、アレルギー、妊娠中、急性期(慢性期)、各臓器の失調時をテーマに分類しておりますので是非ご活用いただければと思います。

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