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市区町村議会を客観的に見て感じることその1

先に宣言をしておきますが、この記事はあくまで僕の目から見える客観論であり、特定の誰かとか街とかを批判するような投稿ではありません。

僕が森町役場を退職してもう1年以上が経ったなんて信じられないくらい、ものすごい速さで時が過ぎ去っていきます。
ここ最近では、目先のことに追われすぎて、自身の作業キャパを軽く越え、各方面のみなさまにご迷惑をおかけしながらも何とか生きながらえております。
さて、そろそろ統一地方選挙ですね。
僕自身、高校卒業後すぐに社会人となりましたが、その年に選挙があり、そこから二十数年。
選挙は事務をする側でしたし、職場としても、厳密にいうと議会は別組織でありながらも、やはり内部としての目線で見ることが多かったのですが、昨年の参議院選挙を初めて客観的に見て、さらに今年は知事道議、加えて町議会選挙。
身近な議会等の選挙や議会、特に町議会を客観視することとなり、なかなかどうして、いろいろと考えることが多いなあと感じているところです。

議員活動って一体どんなことをしているんだろ

お恥ずかしながら、僕長く行政職員をやっていながらも、町議会議員がどのような活動をなさっているのかということをしっかりとわかっていません。議会だよりなどがあるので、そこで「議会」内での活動はもちろんわかるのですが、それ以外の活動をわかり得る手段を僕にないためです。

僕が行政職員になったばかりの頃はまだまだ人も多く住んでいたので、僕の実家がある地区にも議員やその関係者がいて、例えば町内会活動であったりしたときに、「なんか困ってることないか」といった声がけをしているのを見かけたことがあります。その頃はもちろんインターネットなんかもまだこんなに発展している時代でもなく、活動の内容を知るとしたら、このくらいの機会しかなかったわけです。

時代がかわって現在。地区には選出された議会議員がいなく、もちろん町内会活動をしていても顔をみることも無い。そりゃそうです。そこに住んでいないんですから。でも、地域によってはもちろん近隣に議員がいる場合もある。
ここで、地域差が生まれてしまっているわけです。

そもそも人口が減っているので、多少の地域差があってもそれはしょうがないことだろうなと感じていますが、何か困ったとき、誰に、どう言えばいいのでしょう。

多分、現在だと大体の人がこう言います。「役場さ直接電話するべや」

議会の役割

ちょっとはやりのChatGPTに聞いてみました()

議員の役割は、地方自治体の行政・財政・立法の三権分立のうち、立法を担うことです。具体的には、以下のような役割があります。

1政策決定の役割
議員は、住民の声を代表して、地方自治体の政策に関する提案や議論を行います。具体的には、予算案や条例案の審議・決定などがあります。
2監督の役割
議員は、地方自治体の行政や財政の運営に対して監督する役割があります。例えば、予算執行状況のチェックや、行政の不正や不祥事の調査などがあります。
3住民とのコミュニケーションの役割
議員は、住民とのコミュニケーションを通じて、住民の意見や要望を聞き取り、政策に反映することが求められます。例えば、選挙区での街頭演説や、住民との面談などがあります。

議員の役割は、地方自治体の発展や住民の福祉を促進することにあります。また、議員は、地方自治体の代表者として、地域の発展に貢献することが求められます。

うん。そうですよね。間接民主制の仕組みの中、住民とのコミュニケーションをしつつ、その中で地域の課題を見つけ、それを解決していくために行政への提案等を行っていくというのが議員の役割となります。なので、そのためにたくさんの話を聞いて、たくさんの知見をため、自分たちの住む街や地域がどう良くなっていけばいいのかということを考えているということになります。
それは間違いのない事実であり、現在、どの自治体の議員さんだってその気持ちで動いていらっしゃるはずです。

だがしかし、現在は昭和ではなく令和になったわけです。

町内会活動も少しづつ形を変え、コミュニケーションも非同期化(チャットだとかメッセンジャーだとか)されつつあります。もっというならばデジタルツールが利用できるようになり、コミュニティの広域化が進んでいるともいえるかなと思います。
なので、議会議員の数も、人口に合わせ定数削減というのがされています。(ただ、ここについては少なければ正義というものではなく、ある一定数の人数がいなければ異なる意見を議論し合う機会がなくなってしまいますので、なかなか難しい)

うん。そうなんです。人口に合わせて定数が削減されているということは自分の地域に住む議員がいないのは当たり前になってきており、他の地域の議員の方が「広域コミュニティ」として、様々な地域の方々の声を収集する必要がある。じゃあどうやってそんなことするの?という話ですが、やはりここはデジタル技術の登場かと思います。

と、ここまで書いて、結構長いなと思ったので次回に続く()

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