ドク、ドク、ドク…

心臓の音がうるさい。自分の事じゃないのに、こんなに緊張するのは初めてだ。

「お願い…！」

祈るように、強く念じる。
ブワッと大きな風か吹いた瞬間。

彼は叫びながら真っ直ぐ空へ向かって飛び、そして谷底へ落ちていった。

「ほんとうに、飛べたんだ…」

嬉しい。胸の高鳴りを抑え切れない。あなたが帰ってきたら、私の気持ちも、まっすぐ伝えるからね。

＊＊＊

君と一緒なら、どこまでも歩んで行けると思った。最初は驚いたけれど、君の我が儘も受け止めてみせるよ。

君の笑顔が見れるなら、僕は──

「ミサキ、愛してる！帰ったら結婚しよう！！」

ストレートな愛の告白を残し、僕は空へ向かって飛んだ。

【半年前─】

「私、プロポーズは一生の記念に残るものがいいなぁ」

「え？例えば？」

「例えば…バンジージャンプとか！」

「はぁあ？！」

この半年間、高所恐怖症の僕は高い所に慣れるために血のにじむような努力を重ねてきた。

君のためなら、僕は……。空も飛べる！！

☆☆☆☆☆

こちらの記事を参考に書きました！
※架空のカップルのプロポーズを、大げさに膨らませて書いた…つもりです。読みにくかったらすみません！！

今まで『ショートショートnote杯』のお題からあれこれ考えてきましたが、もう話が思い付かないため、今回でおしまいにしようと思います。
お見苦しい点がたくさんあったと思いますが、読んでいただけて、とても幸せでした！どうもありがとうございました！！😆

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《上の文章と全く関係ない日記》

久々に『世にも奇妙な物語』(2021秋)を見たら、面白くてびっくりした。

子どもの頃に見た怖い話のイメージが強くて(世にも…の時はタモさんすら怖い)、敬遠してたけど「これはショートショートの集合だったのか！！」と今さら気付いた。

どのお話もオチが面白くて、何度も「なるほど！！！！」と心の中で叫んでいた。(最後の話は怖過ぎて見れなかったけど)

これ、もしも文章だけで表すとしたら、どんな風になるんだろう…？小説があったら読んでみたい！ドキドキわくわくが止まらない。
私の脳がショートショートを求めている。こんど図書館で何か借りてこよう…。(盛大に沼にハマって【完】)