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《100チャ61》話しかける苦労/話しかけられる苦労


今回は当事者研究その2となる内容。
読む時間約10分の初の長編である。
以下その1の内容がこれだ👇👇👇

先週日曜日すぽっと幕張にて開催の当事者研究の2回目を纏める。

当事者研究2回目のお題

内容説明の後、前回同様全員の自己紹介があった。

自己紹介の内容を上手くまとめて、ホワイトボードに記載した大矢さん。

今回は司会の彼ががみんなの共通事項をまとめてくれた。このお題の当事者として参加者は会話を進めてゆくのだ。

話しかける苦労、話しかけられる苦労

話しかけられる苦労は興味深かった。
参加者の宮田さんが、バス停や待合室でかなりの確率で話しかけられるので困っている。とコメント。
後日談だが、天気の話、奥さん元気そうですね、道を聞かれるのが3大話しかけられ言葉だそうだ。

雰囲気なのか、風貌なのか😊。
そして興味深く聞き返してしまう彼女。その人のお困り事を引き出してしまう。そして解決する為に、次のアクションが必要になったりする、との事。

話しかける事が苦手と言う人は、羨ましく感じる様だ。私はそんな人もいるのか!と面白く感じた。

話しかける苦労について面白い統計があると精神科で働く看護師さん。現場でお世話をする側の当事者さんだった。

病院に通う人が相談したい相手

誰にも相談できなくて、話しかけられなくて、行き着く先が心の病院なのだろう。その患者さんに取った統計結果が面白かった。

話は聞いてさえくれれば相手からは何も望まない。お困りごとはペットや人形に聞いて貰えたらいい。と言う統計が一番だと言う。

言いたい事を受け入れてくるモノや喋れない動物に聞いてもらうだけでも満足できるとの事。

心の中から悩みを言葉として出す。大切なことだと認識した瞬間だった。

アウトプットがインプットのピースをはめる。

勉強したコトは、人に話したりアウトプットすると脳内に定着するらしい。学校で取ったノートを家で再度纏め直してる生徒は、テストの点数が高いのと似ている。

場面を変えて、子供が夕食でその日あった色々なことを親に話す事で小さい悩み事が解決するのと同じではなかろうか。

最低、返答出来ない人形やペットに話しかけると言う事が、これか。と認識する。口に出すだけでも事実を再体験して、物事を俯瞰できる仕組みなのか。

退行催眠のそれとも酷似する

今から思えば、大したことの無い出来事。きっと家族の誰に聞いても、誰も覚えていないレベルの。

ひょんなところに、共通点を見つける。退行催眠や、θ(シータ)ヒーリングも瞑想状態にある被験者の辛い記憶や遺伝子の書き換えも言わば同じ事を指し示しているのでは無いか?

当事者研究は同じ心の傷を持った人達が主観を客観に変えられる自由な討論でそのトラウマを解消する。その様に感じる事ができた。

話仕掛けられる苦労

ですから『ご苦労様です、宮田さん。』なんて他人事では無い。天性の声掛けられやすい雰囲気と、独自の質問力で、天然のお悩み解決お助け係なのだと思う。

誰だって親になれば子供の対応があるし、日々の生活や仕事の中で、日々上がってくる様々なすれ違いの相談とも取れる。

人の感情の間に挟まれるほどややこしいことは無いかもしれない。社会活動家でもある宮田さんはお悩み事の相談するべき場所や、担当を探すのにも一苦労していた、と言う。

社会の中で迷子になった人たちへ

すぽっとまくはりと言う地域密着型のコミュニティに参加し、人を知る事で解決策の糸口を繋ぐ事が増えたと言った。

コミュニティに参加する=人を知る。
人を知る=解決策を見出す。

問題解決が人生のゴールへ導く

起業家が成功する為には、誰を知っているかが鍵と聞いた事がある。

夢を叶えるにも、心の蟠りを解消するにも、人を知る。人の間で生きる事が大切だなあ。としみじみ感じた。

話しかける苦労

目が覚めれば、テレビをつける。ご飯を食べながら、スマホをいじる。と言う様に凄くデジタル化が進んだ社会で、話しかける必要が少なくなった現代。

特に一人暮らしの私は電話で朝起こされて、寝ぼけまなこに、ふんふんいっただけ。それが無いと、後はLINEなどSNSで少し活字で人とやりとりするだけ。それを寂しいと感じているかもしれない。

コロナで出不精になりそれに拍車をかけているのではなかろうか。

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