あたりまえのこと

昨日、ひさびさに140字小説にお返事を書いた。お返事という言い方は適切じゃないかもしれない。タイムラインに流れてきた140字小説にあうようにリプを送るのだ。

ちょうど1年前くらいによくやっていた遊びだ。140字小説だけじゃなく、短歌でも同じことをしていた気がする。

短歌を返す、いわゆる返歌は昔の人達もよくやっていたのだろうけど、インターネット、ましてや電話、テレビ、ラジオもない時代の返歌って、なかなか想像つかない。もちろん、その場で対面しながらやる場合もあるだろうけど、遠く離れた想いを寄せる人や家族との返歌は飛脚的なもので送り届けたのだろう。

そう考えると、クリックひとつでことがすむ今の時代はなんと恵まれているのだろうか。なんでもないことから、いい時代に生まれてきたと感じることができた。

と思ったけど、いつの時代に生まれてもそのときが一番の未来であるわけだから、いい時代だったと考えるのだろう。これから1000年後には文明は大きく変わっているはず。

今の時代のことがどう残されていくのかはわからない。だけど、1000年後の人類も同じように「昔はインターネットでやりとりしてたんだ〜。今は◎◎なのにね」となっているかもしれないわけだ。

「今の時代に生まれてよかった」というのは過去しか知らないからなんだよな。そんなあたりまえのことに気がついてしまった。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。