気まぐれ

いつものように天は気まぐれだ。

寒い日が続いたかと思えば、まるでぼくの格好を見透かしたかのように暖かい、いや、格好のせいで暑い。

同じように人の心は気まぐれであり、振り子のように規則正しくではなく不規則に揺れている。なにかストレスがあると、様々な方法で振り払おうとする。それは睡眠だったり、お酒だったり、ショッピングだったり、カラオケだったり、スポーツ観戦だったり、人によってさまざま。でもなにかで発散しようとすることには変わりない。

ぼくはこれがあまり得意ではない。そもそもストレスを溜めないように生きているから、発散するような機会はあまり必要ないのだけれども、ときにはモヤっとすることだってある。

そのときにどうやって解消しようかと思っても、これといってなんにも方法がないのである。いつもどおり生活を送っているうちに自然と忘れていることばかり。仕事のことでも、私生活のことでも、野球のことでも、なんでもそう。

いつ忘れるか、もしくは解消するかはほんと気まぐれ。30分で気にしなくなることもあれば、数日間、いやそれ以上に渡ってモヤることもある。

ここ最近もいろいろと考えていることがあり、もやっている。深刻な悩みという類のものではなく、ことをどうやって進めていこうかを思案している段階だ。

自分以外の気まぐれに左右されるとろくなことがない。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。