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エンジニア採用の課題と向き合い組織をつくる

こんにちは、タクです。スナックミーというおやつのスタートアップで、メンバーと一緒にエンジニアの組織作りを頑張っています。

先日開催された LAPRAS 株式会社と株式会社 YOUTRUST 主催のオンラインイベントに参加しました。株式会社 YOUTRUST の渋谷さんがモデレータとなり、LAPRAS 株式会社の浦山さん、株式会社 ispec の CTO である山田さん
、同社の VPoE である石川さんが「優秀なエンジニアの心を掴む採用戦略とは?」というテーマについてディスカッションするイベントでした。

私が所属する組織はまだまだ小さいフェーズということもあり、今後向き合うことになるであろう課題に、どう立ち向かっていくかについて学べたイベントでした。私にとって貴重な学びだったため、備忘録も兼ねて記事にしようと思います。

課題と向き合い続け、適した体制をつくる

このイベントでは、株式会社 ispec における組織体制の歴史について紹介されていました。

2022年9月はまだ開発チームが1つだったこともあり、採用も開発も CTO である山田さんがひとりでリードされていたようです。

しかし2022年12月になると、開発チームにおけるフルタイムのメンバーが10名以上になり、そもそも開発をひとりでリードすることが難しいことに気づかれたそうです。そういった背景から、開発チームを2つに分割されたとのことです。
開発チームが分かれたことで、チーム毎にそれぞれ採用要件が異なるようになったので、そのチームの内情に詳しい開発リーダーが採用オーナーも兼任するような体制にされたようです。

2023年5月になると、開発チームが4つに分かれ、それぞれの採用要件が大きく異なるために運用負荷が高まってきたとのことでした。この課題を解決するためにも、戦略を立てた上でそれに沿った一貫性のある採用を行うことが必要となったようです。
そこで、採用戦略の航海士というロールを VPoE の石川さんに移譲することになったとのことでした。

私はまだ組織に向き合い始めて間もないこともあり、気をつけないと世に溢れる How To な情報に振り回されることになると思っています。上記のお話を聞いて、改めて目的や Why と向き合って、自分達の頭で考えて組織づくりしていくことの重要さを痛感しました。

エンジニア的思考を組織づくりにも活かす

VPoE の石川さんに採用戦略ロールが移譲されてから、エンジニア組織としての共通要件を決定したようです。そして、各開発チームもリードする採用オーナーが、共通要件を元に自身の開発チームに適した採用要件に落としていくという方法で運用されているようです。

ここで感じたことは、プログラミングにおけるクラスとインスタンスの関係性に似ているという点です。
設計図(クラス)を用意し、それを基に実体(インスタンス)を作るという普段行なっている作業と、全チームに共通の採用要件を用意して、それを基に現場に適した要件を作るという作業には、共通部分が見られます。

つまり、普段の仕事で身についたスキルを抽象度高く捉えて組織づくりに活かすという、エンジニアだからこそ抵抗感なく取り組める部分もあると実感しました。

おわりに

弊社のエンジニア組織はまだ小さいので、おそらく今後向き合うことになるだろう課題について知ることができて本当に嬉しかったです。ロールモデルとして参考にさせていただきたいと思えたこともあり、イベントに参加して良かったです。

組織体制づくりにおける How To な部分だけでなく、背景や目的に関する部分も共有いただけたことで、改めて世の中の情報を参考に、自分たちの頭で考えることの大切さを実感できました。チームの内情などにも焦点を当てて発表してくださり、本当にありがとうございました。

最後になりますが、スナックミーはエンジニアを積極的に採用しています。もし興味があれば、お気軽にお声掛けください!

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