【本当の自分を生きたい。】と願う人は、思っている。

どこか、本当の自分を生きている気がしない。

なぜか、どこかに本当の自分が隠れている気がする。

そんな気がすると感じながら、生きている。

自分探しの旅に出る人もいるだろう。
例にもれず、私もその一人だった。

外国に行かなくても、旅に出なくても、今この瞬間から始められる、本当の自分の生き方。

その方法とは、
【嘘の自分を生きるのを、やめる。】

ただ逆を言っているようで、「本当の自分を生きる」と掲げた時と比べて、具体性がアップする気がします。

本当の自分が何なのか、まだわからないけれど、本当の自分で生き始めたい。
それならば、自分に嘘をついて生きるのをやめる。

物分かりの良い人のふり。
わかったふり。バカなふり。
平気なふり。無理なふり。
気遣っているふり。知らんぷり。
傷ついていないふり。傷ついたふり。
怒っていないふり。怒っているふり。
悲しんでいないふり。悲しんでいるふり。
喜んでいないふり。喜んだふり。
楽しんでいないふり。楽しんだふり。
強がり。弱者のふり。

人に合わせるために、人を喜ばせるために、人を自分の思い通りに動かすために、または自分をごまかす為に、ついている嘘、無理していることをやめてみる。

時に、必要な「ふり」もあるかもしれない。
普段無意識にやっている、当たり前になっている「ふり」に疑問を持ってみることから始まる。

こういう地味な一歩から、本当の自分を知っていく。
本当の自分に気づいていく。
本当の自分に一歩ずつ近づいていく。

どこかの有名占い師が突然目の前に現れて、本当のあなたはこうですよ！と答えをくれたところで、どのみち私たちは、それが叶っていない原因をつきとめ、解決していかなければ現実は変わらない。
ローマは１日にして成らず。
自分で解決できることはしておいた方が、突然チャンスが舞い込んで来た時にも、叶うのが早い。

こういう取り組みをしようとするとき、簡単なことばかりではありません。
今までそうやって生きてきたのだから、誰しも少なからず抵抗を経験します。
我（エゴ）が邪魔します。

マウント、プライド、ナルシズム、私が正しい、もう出来てる、わかってる。
そういったエゴをやめようとしているのに、エゴが邪魔してきます。

そのエゴを超えるだけの、意志力や目的意識があれば当然叶えられることですが、エゴが強いから悩む。

また、自分が無理をしなければ、人を傷つけてしまうのではないかと恐れる人もいるでしょう。
自由にすることは、わがままだと。我慢することが、良いことだと。
でもそれが、真実だとは限らない。
思い込み、幻想かもしれない。
無理をしても平気なふりをやめる。
自分に正直になる。

理解していても止められない場合に必要な勇気。
叱られないと努力できない場合に必要なコワさ。
努力していても、隙が出来てしまう弱さ。

そんな時にはお不動様。不動明王様にお力添えいただくのも良いのではないでしょうか。
お不動様の祓いの力をおかりしながら、自分の中にある迷いや欲望を一心に見つめ直すと、自分だけでは難しいことにヘルプが入ります。

【嘘の自分を生きることをやめる。】

春分の比叡山で経験した嘘のような本当の話をお届けする前に、皆様にお伝えすべきだと感じたことを伝えさせていただきました。

愛をこめて
魂のメッセンジャーたまひろ