Jasmine
娘が、中学校に通い始めて、二週間がすぎた。
いろいろと、おもしろい学校で、
二週間が過ぎた今も、授業が始まっていない。
運動会を先にしたり、班に分かれて何かオリエンテーションをしたり
そんなことをしているらしい。
緊張しやすい娘は、やっぱり緊張して疲れを見せているものの、
毎日、学校であった楽しいことを
ゲラゲラ笑って話してくれる。
小学校の時は週に3日は、お休みするか、遅れて行くか、保健室で休んでから帰ってきていたというのに。
食事のときに、息子が
「学校で、なんて呼ばれてるの?」と妹に聞いたら
「え、ジャスミン」。
と答えた?
えー、なんで?!と息子と爆笑した。
まあ、たしかに、娘の名前と音は似ている、気もする。
名前を言ったらクラスの子に
「じゃあ、ジャスミンだね!」と言われて
周りもすぐに納得して(?)、定着したあだならしい。
でも、改めて思うと、なんだかいい名前じゃないか。
静かで、控えめだけど、個性的な香りをもつ花なのが、
娘と似ていなくもない。
ジャスミン、と
新しい場所で、新しい友達に名づけられた娘は、
どんなふうに、自分を開いて行くんだろう。
わたしは、少し離れたところから
そっと香りを嗅ぎながら、見守っていたい。
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