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思い込みは恐ろしい

 子どもが大きくなってくると、だんだんと本人に任せることが増えてくる。
どこまで任せていいのか、子どもの様子を見ながら、こちらも判断している。

 上の子が高2で、夏休みに、希望する大学のオープンキャンパスに行っている。公立の大学は、公立の高校と同様に人気で、○日△時から予約が始まると大学のホームページに書いてあると、予約がはじまり次第、すぐに枠が埋まってしまう。

 希望している大学のオープンキャンパスの予約が始まる日に、「自分で予約した方がいいと思うから、今日、自分で予約してね!」と子どもに声かけしたら、「△日からだって!」と返事があった。私は在宅勤務中で忙しかったので、そのままにして、△時を過ぎて暫くしてから、ハッと間違いに気がついた。

 なんと、子どもがホームページに書いてある「△時」を「△日」と見間違えたようで、気づいたときには枠が埋まっていた…。

 言われたからやっているうちは、自発的に考えて行動できる人に敵わない。普通に予約しても枠はすぐに埋まってしまうと思うが、こういう時のうっかりした思い込みは致命的だ。
幸いにも次のチャンスはある。次回は失敗から学んでほしい。

 私も実家で暮らしていた学生の頃は家族に甘えていて、うっかりミスは今よりもあった。
働きだしてからは、仕事や家庭の予定を手帳やメモに書いて、忘れないように注意している。そして、子どもに関して心配性だと言われるくらい先回りをしてしまう。ただ、先回りばかりしてしまって、相手(子どもや夫、後輩など)がそれに慣れてしまうと、やってもらえることを期待してしまって成長しない。そして、私の仕事も減らない…。

 相手が自分でできるように待ってみるのも、声かけの仕方を工夫するのも大事だと改めて思う。

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