ながい かおり

二児の母。デザイン担当。読書、歌うこと、絵画鑑賞、映画鑑賞が好き。動物が好き。家にフク…

ながい かおり

二児の母。デザイン担当。読書、歌うこと、絵画鑑賞、映画鑑賞が好き。動物が好き。家にフクロモモンガがいる。

最近の記事

スキマ時間

 「もう戻って来ないかと思っていました」 急に見知らぬご婦人から声をかけられたのは、なかなか順番が来ない眼科の待ち時間に、一旦外へ出て1時間後に戻ってきた時だった。  予約した時刻に眼科に行き、2時間かけて視力検査や眼底検査、視野検査が終わり、次はやっと診察で終わりだと思ったら、看護師が「先生の診察は8番目になります」と言う。   「1時間くらいかかりますか?」と聞くと「患者さんによってはお話が長くなる方がいますので、1時間くらいかかるかもしれません」と言う。それで、「1回

    • 美容院の決め手は

       美容院へ行くとさっぱりするし気持ちも前向きになる。私は白髪があるので伸びてくると気になる。だから割とこまめに美容院へ行く。  今、通っている美容院は小さな子どもが遊べるスペースがあり、キッズカットのメニューもあるので子連れに人気だ。うちの上の子は高校生なので1人で美容院へ行くが、下の子が髪を切るときは、一緒に美容院へ行って同じ担当の方にカットしてもらっている。  私の美容院を選ぶ決め手は、カットのうまさ、雰囲気、自宅からの距離、自分との相性だ。  自分に似合うカットにし

      • 冬の乾燥や寒さ対策

         乾燥肌の私は、冬の乾燥が苦手。料理をするし、ペットの世話もあるので水仕事が多く、指先が割れてしまう。コンタクトレンズをしているため、ドライアイになりやすいし、足は保湿クリームを塗らなければ粉をふいてしまう。  対策として、夜は加湿器をつけ、お風呂上がりにしっかりめに手足の保湿をしている。夜ぐっすり眠るために腹巻きや、つま先なしの長い靴下、ハイネックの長袖をルームウェアの下に着込んでいる。喉を守るために、通気性のよい布マスクをして寝るのもいい。着込んで寝ると、寒い朝でも布団

        • なんだかんだで続けている年賀状

           私の職場では、社内で年賀状のやり取りが廃止されたので、だいぶ年賀状を書く枚数が減りました。ただ、退職された方や、地元の友人、転勤先で仲良くなった友だちなど、年賀状でしかやり取りをしていない人もいるので、いつも年賀状を出してくれる人には変わらず出しています。  子どもが小さい頃は、子どもの写真を使って年賀状を作っていましたが、ここ数年は、自分でイラストを描いて出しています。 昨年いただいた年賀状のメッセージを改めて読み返しながら、相手がどうしているのか思いを巡らせて一言添え

          名前で会話が広がることも

           自分の名前とは、基本的に生涯つき合うもの。  読み仮名がないと読めない名前の場合、毎回間違えられると、本人としては結構困る。周りをみると、間違えられる度に指摘するのも面倒なので、大事な場合を除き、諦めている人もいる。  名前について、より意識するようになったのは、大学のときにアメリカに留学してからだ。 私の台湾人の友人は、日本人以上に名前の画数を気にしていることを知ったし、いろいろな国の人から名前の意味を聞かれることも多かった。  私の名前は発音がし辛く、アメリカ人の

          名前で会話が広がることも

          憧れのユーミン

           昨年、六本木ヒルズで開催されていた「YUMING MUSEUM」へ行きました。ユーミン自らの音声ガイドを聴きながら、ステージの衣装や特大のパネルでステージの映像が観られて、とっても贅沢でした。  もともとユーミンの曲は歌詞もメロディーも好きでCDも何枚か持っていますが、改めて魅力を発見。展示会では、『ユーミンとフランスの秘密の関係』を買いました。大好きな原田マハさんの対談も載っていて、ユーミンの知らない一面も分かっていい本です。  展示を見ていたら、どうしてもユーミンの

          憧れのユーミン

          そんな日もある

           平和に過ぎる日もあれば、病気にかかったり、何かトラブルが発生したりする日もある。  学生のうちは、同年代の人に囲まれているからこそ楽しいこともあるし、恋愛や友人など、人間関係に振り回されて、うんざりする日もあると思う。  大事なことは、受験でも、毎日の仕事でも、役所などの手続きや書類の記入でも、たいてい面倒だから、そこは乗り越えなければ成長しないし、前進しない。でも、気が進まないことは引き受けなくていい。誰かの都合のいい人でいるより、自分のために頑張る毎日を送る方が気持ち

          そんな日もある

          スマホを(交通系ICカードも)忘れた日

          子どもたちが夏休みの朝、会社へ行く前に、ゴミ出し、子どもの弁当作り、洗濯、朝ごはんの支度、ペットの世話などしていて、かなりギリギリの時間になる。 化粧をして、スマホをポケットから取り出し、洗面台に置いて洗濯物を干しに洗面所から出ると、下の子が入れ替わりに洗面所に入った。学校がある日ではないので、普段より遅い時間に洗面所が混み合う。洗濯物を干して、「洗濯カゴを戻しておいてね」と声をかけたら、後はイヤリングをして鞄を持って家を出た。 家の鍵をかけ、日傘をさして足早に駅に着き、ポケ

          スマホを(交通系ICカードも)忘れた日

          思い込みは恐ろしい

           子どもが大きくなってくると、だんだんと本人に任せることが増えてくる。 どこまで任せていいのか、子どもの様子を見ながら、こちらも判断している。  上の子が高2で、夏休みに、希望する大学のオープンキャンパスに行っている。公立の大学は、公立の高校と同様に人気で、○日△時から予約が始まると大学のホームページに書いてあると、予約がはじまり次第、すぐに枠が埋まってしまう。  希望している大学のオープンキャンパスの予約が始まる日に、「自分で予約した方がいいと思うから、今日、自分で予約

          思い込みは恐ろしい

          結婚式をしない選択肢

          会社の後輩が数ヶ月前に結婚した。 結婚式はコロナ禍だったのでしないで、顔合わせやフォトウェディングはするようだ。 「やらないと後悔するかな…。でも、遠方から親戚に来てもらうのも大変そうだし、お金もかかるし、周りの友達も結婚式はしていないし、気が進まない」と彼女は言っていた。 ウェディングドレスは着るようだし、結婚式をしない分、新婚旅行などにお金を使ったらいいのではないかと、そのときは話をした。 私が結婚した頃は、周りの友達も結婚式を挙げていて、それぞれに工夫した結婚式に

          結婚式をしない選択肢

          母業は分業していい

          幼い子どもがいると、子どもに費やす時間はかなり長い。 赤ちゃんの頃は、授乳、おむつ替え、入浴の世話、寝かしつけ、病院の付き添い…などなど 一緒にいると際限なく、母業、加えて家事がある。 私の両親も、旦那さんの両親も遠方に住んでいて、旦那さんも忙しかったため、上の子が赤ちゃんのときは、歯医者に行くのに、お腹にのせたまま診察したことがあるし、美容院もカラーとカットを別々の日にして、なるべく子どもといられる時間を長くとっていた(たとえ赤ちゃん連れOKの美容院でも、子どもの待てる限

          母業は分業していい

          鍵っ子問題

          わが家は共働きで、実家も遠方なので、子どもが小学校に入ってから鍵を持たせるようになった。 保育園までは、迎えに行くので鍵はいらない。 学童には3年生まで通った。 学童では、先生が集団下校の際に毎日送ってくれたが、学童で親が来るまで待たせることもできたので、それほど鍵を活用していなかった。 問題は、学童を卒業した後。 私の方が後から家を出て会社へ行くので、上の子は鍵をかけずに家を出て、結果鍵を家に忘れていくことが何度かあった…。 鍵を忘れた!親が家にいない!(携帯電話やスマ

          ルームメイト

          アメリカの大学に留学していた頃、私にはルームメイトがいた。 最初のルームメイトは、アメリカ人のK。私は、語学学校に在籍していて、秋学期となり、寮の部屋が同じになった。Kは、私とルームメイトになる前から日本人の友人がいて、日本人と同じ部屋でもいいと希望したらしい。優しくて美人、私と同じ専攻だった。1年間、同じ部屋で暮らしたが、Kの彼氏はその間に5回ほど代わった。1年後に、「他の友だちも一緒に大学の近くの一軒家でシェアハウスをするから一緒に住まないか?」と聞かれたけど、気後れして

          ルームメイト

          私の平日のささやかな幸せ

           私は平日は、お弁当作りや洗濯などの家事や仕事に忙しいので、外に出るのは、会社に行くか、食品•日用品の買い物に行くくらいである。時々、読む本を切らすと図書館へ行ったりもする。 子どもの送り迎えは、子どもが成長したので基本的になくなった。  そんな私の外出時の楽しみは、歩いている途中に会う地域猫と、始業前に、公園で遊んでいる保育園児たちの声をきくことだ。  地域猫は、会える定位置があるのだが、必ずしもそこにいるとは限らない。  子どもたちも、雨の日や暑い日は出会えない。先生

          私の平日のささやかな幸せ

          今でも校歌を歌えるか?

          小5の娘から「自分の学校の校歌が歌える人〜?」と聞かれる。 私は、自分が通っていた幼稚園、小学校、高校の歌は覚えている。 中学校の校歌は覚えてなくて(吹部で演奏する方だったので、歌っていなかった?それとも思春期でまじめに歌わなかった?)大学には学歌がなかった(アメリカの国家を歌っていた)と思う。 メロディは覚えていても、歌詞が朧げではあったので、出身校のホームページを調べてみると校歌が聴けた。 そうそう、覚えている! 娘の小学校の校歌も、上の子の時から合計10年も保護

          今でも校歌を歌えるか?

          気分転換

          仕事のお昼休憩に、会社の外へ出る。 会社の裏側の道は、人通りが少ない。 街路樹の上で鳥の鳴き声が「ツピッ、ツピッ」と聴こえる。探しても姿は見えない。 お蕎麦を食べて、ついでに切らしていたクッキングシートを買う。 帰りに、先ほどの場所から道路を渡った所で、また同じ声が聴こえる。 聴こえた先を見上げると、今度は葉を落とした街路樹の枝に小さな鳥が見える。シジュウカラかな? 最初は一羽だったけど、鳴いているうちに仲間が集まってきた。 信号が変わって、会社へ帰る途中で、アス