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#17 診療終了・確定診断・手術費精算

5月中旬にうけた人間ドックで、気管支に腫瘍があることがわかり、摘出するために胸腔鏡手術をうけた私のお話。
今回が完結編。



前回までは、軽快に退院したのにまさかの予後の絶不調のはなし。
ビリビリ痛む箇所が「帯状疱疹か?でも、念のために薬飲んどこうか」とかかりつけの皮膚科でもらった抗ウイルス薬が効いてきたかも。という状態でした。


■やっぱり?な痛いやつ。帯状疱疹

その後、その抗ウイルス薬が効いてきて、5日間飲み切りだったのですが、5日目(9/14)にはビリビリ感はかなり軽減したのでした。(ただし、肋間神経痛のビリビリ感はまだ残っています)

どうやら、背中からおへそにかけての私の浮き輪肉の痛みは帯状疱疹の痛みだったようです。
いやあ、痛かったもん。泣くくらい痛かったもん。
よく9月上旬から9日間ほど痛みに耐えたよね、わたし。
がんばった。

■病理結果を聞きに病院に


【9月15日】
この日は、外来受診の日。病理結果を聞く日です。
「良性の気管支嚢胞だろう」という見立ては、何度も執刀医から言われていたので、とくにドキドキすることもなく病院に行く。

中央処置室で採血、レントゲン室でレントゲンを撮ってから、外来受付に行く。
すぐに番号を呼ばれて、診察室に入る。

ひとまず帯状疱疹が併発していたことを報告。
そうだったんですねー、みたいな感じで「痛みは癖になって身体が覚えてしまうから、痛みのケアはしっかりしましょう」と執刀医が言っていた。
次に、さきほど撮影したレントゲン画像をみて、しっかり腫瘍が無くなっていることを確認。採血結果も問題ないことを説明してもらった。

そして、病理結果。
「気管支原生嚢胞(良性)」という確定診断を伝えてもらった。
「肺を切除することなく、嚢胞を摘出しました。正確には肺を切って摘出して、また肺を縫っていますが、肺の切除はしていません。」

嚢胞の画像を見せてもらったら、ツルンとしていてキレイだった。
3センチくらいの大きさで、黒い台紙の上に光り輝いている感じの腫瘍。
自分の中にあったんだという謎の愛情で神々しくさえ感じた不思議。
次女も見たいといっていたので、先生にいって写真を撮らせてもらう。

嚢胞は破れてしまっていると思っていたので、
「そのまま(腫瘍が)取れたんですね。先生、上手ー(心で拍手👏)」と感嘆していると先生も嬉しそうだったな。

肺の一部切除をしていたら、きっと術後もっと体力的にしんどかったと思う。。。
「これで、腫瘍の診療自体は終了になります。あとは、痛みのケアだけですね」
「ありがとうございました、スッキリしました!」

といって、次回予約だけとって、診察終了!!

■手術費・入院費の精算

8月28日に退院するときに、病理検査の金額算定が間に合わないということで、後払いになっていました。後日、請求書が送られてくるとのことでしたが、2週間たっても郵送されてこなかったので、医事課に確認の電話をしていました。それから二日くらいたってから無事に(?)請求書が到着。

その金額・・・
手術・入院費(入院料・麻酔・手術・投薬管理すべて込み)
   1,042,560円(どひゃー、やっぱり7桁!!!!)

ここから限度額の計算をします。(人によってバラバラです)
我が家は、国民健康保険なので世帯収入で算定するということで、手術・入院費の個人負担額が 26万円を超える金額になりました。
ここに自己負担の食事療養費が入ってきます。
その金額7,360円。一食当たり460円。
まあ、460円で食事を準備していただけるならとってもありがたいよね。
でも、もうちょっと豪華でも良いかな?という印象。
だって、蒸し豆腐がメインとか。。。白飯進みませんやん。。。。

こんなこと言うていますが、本当にありがたかったです!!

9月15日にキレイさっぱり札束そろえて、現金で支払ってきました!

■さいごに・・・

今回の手術で感じたのは、身体(というか健康)を優先にすべきだということ。
そして、一番痛感したのは「寄り添う大切さ」です。

とくに手術後はめちゃくちゃ痛いのですが、その痛みに寄り添ってもらえたら、数10%の痛みは軽減するんではないか???ということです(わたし比)

いつも子どもが痛がっていたときに「気のせい気のせい」なんて言っていた自分を反省しましたね。。。。痛みに共感するべきですね。それだけで、痛みがなくなったりしますもの。

あと、「痛みに寄り添う」という意味では、「声」というのがかなり重要だということを感じました。これは痛みだけではなく、「悩み・心配事」という視点でも言えることではないかと感じています。

全身麻酔から覚めても、なかなか目が開けれず、でも意識はあって。
そうなると医師や看護師さんの声だけが頼りなんですね。
耳だけは敏感というか。

そうしたときに、適切な音量で低い声・穏やかな声の医療者にすごく気持ちや痛みを和らげていただける実感がありました。
これはその方々がもつ、非認知能力なのかもしれません。

数値では測れない「この人なら信頼できる」という感覚でした。
(やっぱりそうではない方もいますから。。。。)

声から発せられる非認知の部分は、信頼性に大きく影響があるということを学んだ私でした。

6月の最初の受診時から精神的にしんどかった懸案事項が、無事に終了しました!
本当にスッキリ切除してもらって、気持ちもサッパリしました。
痛みとはもう少し付き合っていかないといけないけど、ひとまず術後26日目で手術体験記は終了です。

良性腫瘍か?という時点での胸腔鏡手術のことを記しておきたくてスタートした体験記です。ベールに包まれた金額のことも書くことができてよかった。
これにて、体験記終了。お読みいただいて、ありがとうございました!

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