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ありがとう 芋たこなんきん再放送 -2年3ヶ月待った16年前の名作朝ドラがあまりにも良かった話-

aikoは人生な朝ドラ民のtamakiです。

いや~~~~~…。
芋たこなんきんの再放送が…終わってしまう…(大の字)

朝ドラを見るようになって、はや13年…
少なくとも2年以上、内容を知ったうえで再放送をずっとずっと待っていた、初めての作品……
円盤もなければ当然オンデマにもない、ノベライズはすでにプレミア価格、ドラマガイドは取扱すらない……
もはや幻の名作と言ってもいい──

ん? あれ? 待機期間だけ見たら、ひょっとして初報からずっと待ってたカムカムより長いのでは???
長いわ。カムカムは2020年7月末に初報、2021年11月に放送開始で1年4ヶ月、芋たこはノベライズ読み終わったのが2019年末で再放送開始が2022年3月で2年3ヶ月だし。

そっかぁ~~~~…。。。(大の字)

って改めて確認するとそんなに待ってたの!?(ガバリ)マジで待望だったんじゃん!?!?
そりゃ~~~再放送始まってからずっと毎朝楽しみになるわぁなあ!!!

クソ古いTVとクソ古いケーブルTVの受信機とクソ古いレコーダー(※クソ古いので画質は最初から捨ててる)どちらも動いてるのが奇跡レベルのとにかくオンボロな機材たちよ、6年前のてるてる家族再放送に続いて共に戦ってくれてありがとう…いやまだ終わってないけど…
次の再放送の「本日も晴天なり」円盤に残すかどうかはともかくとして、とりあえず録画はしよう…。マー姉も見たかったからな…円盤出てない時代のは貴重よ…


おばさんがヒロイン? -芋たこ放送当時(2006年)の印象-

↑再放送に合わせてめちゃくちゃ詳細に(モブの情報まで)更新されるwiki、編集してくれる方いつもありがとうございます。

私が「芋たこなんきん」の名を耳にしたのは、それこそ本放送の2006年。
ところがその頃の私はまだ朝ドラ民として覚醒を果たしていないので、見ようという気持ちどころか興味すら湧いてない頃だ。
しかし芋たこの前作の「純情きらり」には少し興味があったように思う。音楽が題材だったからかな。まだ見てないのでいつかの機会に見たいです。

一番楽なのは夕方の再放送枠に来てくれることなんだけど、再放送は円盤出てない作品優先してほしい。
今見たいのは「さくら」と「ファイト」です。私の朝ドラ歴は「ウェルかめ」からなんですけど実は「さくら」が初めて少し続けて見てた朝ドラなんですよね、完走はしてないけど(ノベライズで履修済)エンドカードのアルファベット覚えてる。それから「ファイト」こっちは全くの未見だけど、競馬ブーム来てるし、ないかなあと思ってるんですけど、難しいかなあ。

話を戻して。
その頃の芋たこの印象は何で?である。

何で──おばさんがヒロイン?

という、今の私からしたら鬼滅のお師匠様並に秒でひっぱたきたいくらいにドチャクソ失礼なことを平気で思っていた、そんなナメたガキであった。多分純子さんにもひっぱたかれる。

何でおばさんがヒロインなのか。カモカのおっちゃんて何?
な~~~~んか古臭い感じ…。
タイトルも芋だけに、芋っぽいって言うか…。

というのが芋たこに対する素直な印象だった。昔のことなので石を投げないでほしい。

この「おばさんがヒロイン、なんで?」というのはひょっとすると、この当時の世間からの印象そのものだったのかも知れない。朝ドラというものがまだよくわからなかった私でも、なんとなく朝ドラ=若くてフレッシュな女優さんが主演するもの、というイメージがあったようだ。

100作を超え、朝ドラ60周年を超えた今もこのイメージは強いために、どちらかといえば三枚目というか、決して美人、というわけではなく(すいません)今も、単独主役では最年長ヒロインの座を譲っていない藤山直美さんをヒロインに据えた今作は、誰がどう見ても、ひょっとすると、朝ドラの中で最も異色、とまで言っていいのかもしれない。

藤山さんは、主演であるヒロイン、ネームドキャラ、チョイ役も合わせて、これまで芋たこ含む朝ドラ5本に出演したことのあるベテランだが、ちょうど芋たこ再放送が始まる頃まで夕方のアンコール枠で再放送していた昭和最後の朝ドラ「純ちゃんの応援歌」では、主人公・純子の近所のおばさんである牛山ももさんを演じていたのだけれど(とても良い役だった)正直「この人20年後に朝ドラヒロインになるよ」なんて言っても、誰も信じてくれなかっただろう。

おばさんがヒロインで、お相手はとてもお渋い俳優さんである國村隼さん。
どちらも若いとは到底言えないお二人である。
朝ドラっぽいフレッシュさはなさそうだし…な~んか変な朝ドラだなあ。
朝ドラっていうか、なんか夜のドラマみたいな…。

と言うのが、朝ドラを見てない、まだ朝ドラおたくとして覚醒を果たしていない、完全なるカヤの外にいる私の、素直な感想だった。

しかし、人生と言うのは面白いもので、そういう偏見にまみれて、なんとなく避けていたものに限って、往々にしてめちゃくちゃハマることになるのである。

ノベライズでの大号泣

私が芋たこなんきんのノベライズを読んだのは今から3年前の2019年のこと。

当時放送していた「スカーレット」が面白く(神作です)朝ドラおたくの血の熱が静かに上がり始めていたのだが、その年は6月に芋たこの原案者である作家・田辺聖子が逝去していた。
おそらくはそのことがきっかけの一つになり、「そういえば芋たこなんきんって田辺聖子の話なんだっけ?」と思い、ノベライズで読んでみることにしたのだ。ノベライズで読めば円盤の出てない朝ドラも履修したと言えるのでは?と思っての発想である。
大抵の朝ドラ民がそうであるように、基本的に私はBK推しであるので(AKが嫌いというわけではないよ)(今再放送やってるひまわり大好きだし)(その辺の話はモネのnote第一弾読んでください)信頼のおけるBKなら、まあノベライズでもそれなりに面白いだろう、と思ったのもある。

しかしながら、ノベライズはドラマとは違うし、ドラマ自体を見ていたわけではないのもあって、正直言うとかなりチンタラしながら読み進めていた。ドラマを見ていたのなら多分もっとスイスイ読めただろうし、今度再読してみようかなあと思う。

田辺聖子の「欲しがりません勝つまでは」を中学生の頃に読んで衝撃を受けたので、女学生編が収録された上巻は結構ちゃんと読んだし、確か教会のシーンがあったなあ、と何故かそれをやけに覚えていた(内容は忘れてた)
しかし下巻に入ると遅読に次ぐ遅読を連発、最後は貸出延長申請を繰り返し読まない…という、図書館からしたらかなりの不良利用者だったのだが、このままではいかん、と思い年末に本腰を入れて読んだ。

結果。
めっちゃくちゃ号泣している私が出来上がった。
ネタバレになるので伏せるが、とにかく泣いた。泣きまくった。
ノベライズでこれなのだから……まもなくやってくる最終回、どうなっちゃうの~!?

私はブクログに書き残した。涙と少しの憤りがキーボードを叩いた。
(↓ネタバレ注意)

(余談だがこれ↑が私のブクログ最後の投稿になってる…全然本読まなくなってしまった…)

な~~~んでこれを!! 再放送しない!?
円盤出さない!? 総集編ですら出さない!?!?
なんでや~~~!!! 世界~~~~!!!!

そして決めた。
いつか再放送される時があったら──
私は絶対に、完走する!!!!
画質が悪くても、円盤に残す!!!絶対にだ!!!!!!!!

そして来たその時 -再放送を決めてくれた人達ありがとう-

とまで意気込んでいたというのに、私という人間の記憶力は紙であり、2年の月日で私から芋たこの記憶はほとんど消え去ってしまった。
覚えていることはふたつ、とにかく泣いたことと、ツチノコのことだった。ってオーーーイ!!!!

ぶっちゃけツチノコのことは視聴率改善のためのテコ入れだと思っていたのでそれがまさかの史実だったことを今年初めて知り、椅子から転がり落ちた。
落ちるわ!!!!!!!! 誰がツチノコのこと史実や思うねん!!!!!!!!!

田辺聖子文学館の年譜にもある程度には史実である。

堂々と「ツチノコ探検にでかける」が書かれる年譜、何?

というかここの年譜読んで初めて史実って知りました。
文学館のHPで読めるよ)

それどころか田辺聖子の作品「すべってころんで」がツチノコブームの火付け役まであるらしいことを知りますます事実は小説より奇なりを味わうことになった。あんたの人生こそ面白いよおせいさん…
ツチノコ週の芋たこタグ内めっちゃオモロだった。みんなチーチー言ってる。

あと覚えていたことというか、おりんさんがまさにドンピシャで好きなタイプで、本作の推しだったことは忘れてなかった。それからウルトライダーも覚えてた。どういう話だったかは完全に忘れてたけど。
それからこれは放送を見てから思い出したことだけど、純子さんの書いた略歴に「矢木沢純子と出会う」と書き足されたことで泣いてしまったことだ。再放送時も見て自然とボロボロと泣いてしまったところで、その時にそういえばノベライズで読んだ時も…とやっと思い出した。

ただ、ノベライズはあくまでノベライズで、全部を拾いきれるわけでもないし、文章で表現するには、正直言って無理がある。
ドラマはキャストの皆さんの演技、脚本、演出、そのほかのスタッフの方々…関わっているすべての皆さんで作るものだから、本当にこの度の再放送で、芋たこの全部にちゃんと当たることが出来て、本当に本当に、良かったと思う。

再放送を決めるには、やはり沢山の人が関わっており、多大な尽力がなされている……ということを、芋たこなんきんを朝ドラで歴代ベスト3に入る作品として挙げているライター・田幸和歌子さんがこちらの記事で書いていらっしゃった。

yahooニュースはしばらくすると消えるので、少し引用したい(消えないかもですが)

通常、再放送の作品を決める際、編成側から再放送したい作品に関する打診をし、それを受け、先述の「再放送班」がヒロインをはじめ、メインの役者の事務所に許可をとり、使用料の手続きをする作業が必要になるという。
これは非常に手間のかかる作業で、その過程でも見送りになる作品も当然ながら存在する。

田幸和歌子・『芋たこなんきん』が15年以上を経て再放送された理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/takowakako/20220809-00309361

また、噂レベル、という但し書きはあるものの、藤山さんは舞台畑の方なので、その時その時の演技を大事にしたい、という意向でソフト化および再放送がされないのでは…という関係者の方の推測も書かれている記事である。

これはあくまで噂レベルなのですが、作品はその時代その時代のもので、作られた時代に観てほしいということに主演の藤山直美さんがこだわられたところがあったと。
藤山さんは舞台の方ですから、役者側も作り手も、今出しているものがタイムリーに見てもらいたい作品であり、役者の姿であって、再放送すれば、それはもう生のお芝居じゃなくなってしまう。
時代も変わっていくのだから、再放送は別にやらなくても良いんじゃないかという意味合いで、なんとなく再放送が難しい作品として引き継ぎされてきました。

田幸和歌子・『芋たこなんきん』が15年以上を経て再放送された理由
NHKメディア総局 メディア編成センター・土屋勝裕氏のコメント

再放送が決まったのを知った時、わざわざ単独でブログを書く程度には舞いあがったし、当然ツイートもした。
覚えてる。その日はカムカム・るい編の最後(翌日から川栄ちゃん登場)で、クソ寒い金沢の冬空の下、バス停でタグを掘りながらカムカム感想を読んでる時にその情報に行き会ったのだ。

↑いくらなんでもガバ過ぎ。
初報からずっと放送を待っていたカムカムに続いて、ずっとずっと再放送を待っていた芋たこが見れるなんて…。
芋たこ最終回まで死ねない!!!と思った。本気で。少なくとも流行り病で伏せってしばらく見れない、なんてことは絶対避けるぞ!うがい手洗いNHK!うがい手洗いNHK!

そして始まった放送は、思っていた以上にずっとずっとほんっとうに最っ高によかった! ガバガバな判定じゃなかった!!!
録画もちゃんと出来ている。なお、ケーブルテレビで受信しているBSの映像を物理的にそのまま録る、という、言ってみればほとんどアナログ放送をビデオテープに録画するに近い作業なので、画質は悪いけど、むしろ芋たこ放送当時のような録画作業になっているのも、少し面白味があるかもしれない。てるてる家族の時もこうでした。今どきRCA端子やからな出力が…。
高画質の芋たこが欲しいので円盤ください(切実)

リアタイは無理かも、なんてブログやツイートに書きながら、芋たこのために出来るだけ早起きするようになっていたし(大体OP中にテレビの前に行くようにしていた。遅くても数分逃す程度)タグでも第1回からほぼ毎日ツイートしている。
平日は放送中はもちろん、放送後からずっとタグの中を覗いているし、休日にも覗いてる。再放送なのでRTするのはなるべく控えようと思っているけれど(したいのはしてます)そのかわりもう、めちゃくちゃいいね乱舞しています。芋たこ民の皆さん、通知欄を荒らしていて失礼いたしました。
さすがに土曜日のリアタイにはあまり参加出来ないけど、残り2週、リアタイ逃さないようにしたいと思います。

素晴らしいキャストの皆さま&芋たこは小説家の朝ドラ

役者さんたちも、当然ながらとてもいい。

藤山直美さん演じる町子はとてもチャーミングで、ユーモラスで可愛いらしい。確かに若くもないし、特別美人というわけでもないけれど、その分うんと親しみやすい。そして何より楽しくおもろい。生粋の喜劇役者でないとああまで面白い喋りも動きも出来ないでしょう。
若者のフレッシュな演技を期待するのもいいけれど、朝ドラは大河並みの長尺の物語。日本が誇る喜劇役者・藤山直美の円熟した演技を堪能するのに、これ以上ない場所ではないだろうか。

そして作家としての姿も素晴らしい演技だった。
書くことにとにかく貪欲で、命を削って書いているとまで言う姿に、同じく小説を書く者として、尊敬の念が絶えず、すこぶる励まされ、奮起された。


そう、ここで少し寄り道するが、芋たこは全体的に家族の朝ドラだが、れっきとした、小説家の朝ドラでもあったと思う。

第17週「しもたっ!」での、町子に弟子入りしようとして迷惑をかけた二ノ宮さんに対しての小説家・花岡町子のセリフは、健次郎の言ったことも含めて、作家としてすごく勉強になったと同時に、いろいろと耳が痛くもなった。
第17週は創作でも二次創作でもなんでも、創作をする人はとにかく必見の回だったなあ……としみじみ思う。

あのですね…荒唐無稽すぎて…いや、荒唐無稽やったら、それはそれでいいんですけれどもね、何かそれ(設定)ばっかり力が入ってるような気がするんですよ。
やっぱし小説ちゅうのは登場人物がいますよね、登場人物が。
主人公がいてて、ず~っと周りを囲む人がいてますよね。
その人たちの人間としてのちゃんと一人一人の人物が描けてないんです。
で、どうにもね感情移入できない。主人公にも無理だ、周りにも無理だいうとね、気持ちの行き場所がないんですよ、こっち読んでいて。

芋たこなんきん・第94回 第17週「しもたっ!」より

↑これはマジで…参考になった…
あるよね、設定だけめっちゃ凝ってすごい力入れてるのに、肝心の小説が微妙になった…みたいなの…
てか字書きの視聴者全員みんな自分に言われてるようでズーンてなってなかった?私はなった…。

向いてへんわ! あんたな、何を見てたんや?
毎日毎日、顔を合わせてる奥さんがこんな病気抱えてんのに、それ知らんかったで済むか?
一番身近な人のことも何にも見えてへんのに、小説書きたいて、そんなできるわけないがな。
人間、描けるわけないやろ。

芋たこなんきん・第94回 第17週「しもたっ!」より

↑この健次郎の台詞もマジで…めちゃくちゃ刺さった…
放送時もツイートしましたが、改めて小説というのは、面白い筋書きのことを言うのではなくて、人間や感情を描くものなんだなあと痛感しました。
私は周りの人のことをちゃんと見れているだろうか…。

結婚して夢持ったらあかんてことですか?
それは違います! そしたら夢だけで生きていけますか?
夢持ってるだけですばらしい小説て書けるんですか?
小説というのはね、そんなに甘いもんやないんですよ!

芋たこなんきん・第94回 第17週「しもたっ!」より

※文字起こしデータはこちらのブログを参考にさせていただきました。引用失礼いたしました。


役者さんのことに話を戻します。

健次郎役・國村隼さんは元々好きな俳優さんだが、これほどまでに長く演技を拝見することはなかった。
結果としてますます大好きな俳優さんになった。國村さんご自身も、芋たこが大切であるのはもちろんのこと、健次郎は今でも大切な役だと思っているようで何よりです。おせいさんのお別れ会でスピーチしたくらい、おせいさんとの交流もあったのもすごく嬉しかった。
またBK朝ドラに出て欲しいなあ。國村さん、かなり昔から朝ドラ出演されてるんですね。びっくりした。

純子さんを演じるいしだあゆみさんを拝見するのは、てるてる家族にゲスト出演した時以来になります。
あの時はぼろくちゃに泣いてしまったけど、芋たこでは喜怒哀楽、さまざまなあゆみさんの演技が堪能出来て最高だった。美しくて品が良くありながらも、手が出やすい気性の荒さというギャップが何とも言えず、おりんさんに並んで芋たこの推しです!
「去年の夏が目の前にいたらひっぱたいてやりたいです!」は、言い方も含めてこのセリフがすごい2022グランプリノミネート。いやもう本当に好き、これ。こんなセリフ書きてえ~。
朝ドラの女同士はどれも良い二人組ですが、町子と純子さんも最高です。大好き!二人は最強バディ!

リーダーの愛称でおなじみ、今や社長になったTOKIO・城島リーダーが演じる町子の父・徳一さんも勿論最高だった。
アイドルなのに、朝ドラヒロインのお相手ではなく「父親役」ということで紅白では長いこと擦られていたけど、彼の芋たこでの演技を知った今、あれは本当に悪質な悪ふざけだったな、と思うようになりました。
彼自身から染み出すような、人柄を感じる温かみや愛情のある演技はもっと高く評価されるべきだったのに……あんな風に擦られては、芋たこなんきんという作品自体を誤解する人も多かっただろう。実際私もそうだった。
リーダー、再放送してたの知ってたかなあ。一言でもいい。もし今後ツイッターで言及があったら、泣いて喜びます。
最高のお父さんでした。本当にもっと生きていてほしかった~~!ありがとうリーダー!!

…という下書きを書いた後に、8/31の放送である。
お父ちゃんの最期がやけにあっさりだった理由が、健次郎が倒れた時に詳細に描くためだったとわかり、その構成のあまりの巧みさに朝から打ちのめされてしまった…(大の字)

いや…いや私も疑問を持とうや!ナレで済ませられるわけないやんか!!
天下のジャニーズやぞ!!!! カムカムで言ったら稔さんポジやぞ!!
破格の待遇を用意するに!! きまっとるやないか~~~~!!!!
(いやジャニーズだからってのは絶対関係ないと思いますが)

本当に!!リーダーいい演技をありがとうっ…!!
是非また朝ドラ出てくれ~~~!!!!

他にもいっぱい語りたい方がいるのだけど、そろそろしめましょう…。
あっ!でもやっぱり言いたい!徳永キッズたち、5人ともとっても可愛くて素敵な子達だった。
ミドル世代・大人世代になってもそれぞれ面影を残しているのもすごいキャスティング。由利子役の邑野みあさんを始め、芸能界を引退している方もいるけど、芋たこに出演した日々が素敵な思い出になっているといいなあ、と願っています。

それと、多くの視聴者にとっては「自転車で日本各地のこころの風景を訪れる人」ですっかりお馴染みになってしまった、さすらいの男・昭一役の火野正平さん。いや、「さすらいの男」がこれほど似合う人が今の日本、正平さん以外にいようか・笑 ぶっちゃけ私、正平さんが演技してるところ初めて見たような気がします。仕事してる!!(酷
来週、最終週手前で昭一メイン回?が来るのも正直驚きだけど、楽しみです。昭一、もう登場ないと思ってたから出て来てくれてめっちゃ嬉しいんだよなあ…。

上手すぎる脚本

芋たこの大きな魅力の一つに、脚本の構成が本当に巧みなところがある。

これまで芋たこを見てきた方々ならお分かりだと思うが、週に三つくらいの話が同時に進行する。
それが互いを殺すことなく、邪魔することもなく、うまく絡み合って、土曜日では全てうまく着地している。

例えば天童よしみさんがゲスト出演し、ニセ町子として活躍(?)した第18週は、
「過労で倒れる町子」
「患者を亡くし落ち込む晴子」
「売れない芸人」
という、一見すると三題噺のお題か?と思われるような、接点のない三つのファクターが同時に進行していくのに、全く破綻しない上に見事にオチがつけられるのだ。本当にお見事である。

この三つないしは二つの話が同時進行する技巧があることで、町子、健次郎、徳永家、五人の子供達、純子さん、花岡家、商店街や近所の面々、町子の仕事の関係者や作家友達、序盤は戦前の平和で豊かな花岡写真館のエピソードもまじえて、しみじみとする温かな人情をメインに、何てことない毎日だけれど、それぞれにとって真剣で大切なものである家族の日常を、優しく丁寧に描いていたなあ、と、しきりに感動するばかりである。

「対話」に重きを置くドラマ

それと、何度かツイッターで書いているけど、芋たこは「対話」のドラマであると、ほぼ毎週のように感じていた。
序盤の第4週「しゃべる、しゃべる」では、町子と健次郎は夜が明けるまで喋り倒していたくらいで(冷静に考えてよく寝落ちしなかったなと思う)そのことが町子の徳永家入りのきっかけとなったくらいである。

ここ最近、特に令和に入ってからのヒット作は、登場人物たちの「対話」による相互理解、あるいはそれとはまったく逆で、対話が欠けてしまうことにより発生する悲しい不和を描くことに重きを置いているように感じる。
(例えば、同じ朝ドラで言えばカムカム安子編のラストなどは、各登場人物がまさに「対話をしないこと」によって引き起こされた悲劇だったと思う)
そういう意味で、芋たこを今再放送したのはまさにタイミングが良かったのではないかと思う。

わかりあえなかったり、お互いに譲れないことがあったとしても、なんべんも喋ることで相手を理解する、受け入れていく、そしてその違いを、やがて「おもろい」と思うようになる。
話すことで歩み寄っていく……そのことへの説得力が非常にあるドラマであった。
また、デートするとかハグするとか、そんなわかりやすい恋愛展開があるわけではないが、町子と健次郎は晩酌しつつあれこれと対話することが、二人なりの「恋愛」だったように思う。
「話すこと」もひとつの立派な愛の形なのだと感じ、こういうカップルの形もありなのだと、個人的なことなのだが非常に励まされた。(小説で書いている二人がこんな感じなので)

「お互いに話すこと」の大事さが、夫と子育てで意見の相違があった町子の妹・孝子や、事情で夫としばらく離れなければならなくなった由利子にも伝えられていたのを想うと、芋たこが一番伝えたいことなんだろうな、と感じ入るのであります。

巧みすぎる構成

今週放送された24週は、脚本もそうだが「構成」に唸らされた。水曜からずっと、大の字になっていた。

町子にとって一番大きかった存在である徳一お父ちゃんの最期や死の描写が、何故ナレであっさり済まされていたのか。
どうして澄子さん亡き後の徳永家、町子が来る前の「過去の徳永家」の描写が一切なかったのか。
もう一人の主人公と言ってもよい健次郎の、あの日橋の上で町子と出会うまでを、どうして描いてこなかったのか。

町子視点で物語を辿っていて、ひとつも疑問に思わなかった私の愚かさに呆れた。それでも作家か。創作をするものか。
「これまで描写しなかった」のには、全て意味があったのだ。
全部を、生死の境をさまよう健次郎の状況に結び付けるためだったのだ。

もう、もう本当に好きすぎる。あの時この人物はこう思ってたんだよとか、これまでにこういうことがあったんだよとか、別の視点から徐々に明かされる作劇、さらには「出会いの時のリフレイン」に俄然弱い私はもう、完全に打ちのめされた。
しかもさ!!!それもさ!!最終週の二週前に!!!健次郎が生死の境をさまようところでやられるなんて!!!!
もうとにかく多分芋たこで一番ばりばりに作家として打ちのめされたところである。

いや~~~~~~………。
こんな話、書きてぇ~~~~~!!!!!!!!ドコドコ(走る)
いや、ウン。冗談じゃなく書きたいっす。何か長編を書くことがあったら、参考にしたいなあ~~!!

いやマジで、本当にすごい。何回言うんやって感じだけど。
過去パートは既に退場した子役たち、イシさん喜八郎さんも登場してたので、作中のどこで挟むかは置いとくにしても、どこかで健次郎視点の過去パートをやる、ということを決めていないと、事前(退場前)に撮っておくことも出来なかっただろう。特に子役たちなんて半年でもかなり成長しちゃうし。
ということはその時点で、少なくとも過去編の脚本も書いておく必要もあったわけで、改めて脚本もスゲ~……ってなるのである。

脚本の長川さんはちゃんと健次郎や徳永家の過去も把握したうえで書いてたんや…。
あ~……何もかも腑に落ちるな… 二周目視聴これ絶対はかどるな…。
いやまあこんだけ長い話作るうえではそんなこと全然当たり前なんやろうけどもさ、その接続の仕方が上手いかどうかは人によるやん…。

余談ですがこの第24週の演出は、のちにカムカムの制作統括の一人として名を連ねる櫻井賢さんでした。

早過ぎた朝ドラ -2006年のTwitterが今くらい盛況だったら-

朝ドラをこうやって、Twitterのハッシュタグに集って日本全国のみんなでワイノワイノ言いながら見られるようなスタイルが確立した今に再放送出来たのもすごく良かった。本当に毎朝楽しい半年間だった。

辛いことや苦しいこと、悩んでいることや悲しいことがあって、どうしても気分が明るくならない時でも、芋たこを見ている間だけは、素直に楽しむことが出来たし、ツイートもいつもの調子で出来た。
というか今まさに、ある事情で9月に入ってずっと気分が明るくならない、なれないのだけど、芋たこを見ている時だけはそれまでの私に戻れていた。

本当にありがとう。芋たこ民の皆さんも、楽しんで見てくださってありがとう。

ただ、芋たこの良さをしみいるように感じるにつけ、つくづく、
「ああ!!本放送時に今くらいTwitterが普及していたら!!!」と何度思ったか知れない。

今の世界情勢を思うと、女学生編は特にそうだった。
敬虔な軍国少女である一方で、今の女子高生と変わらないくらいに普通の女の子だった町子。戦争を疑問視するカンジくんや、先生になる夢を諦め出征し、戦死してしまう信次兄ちゃん。
彼らを見ていて、「今放送していたらどんなにみんな話題に挙げただろうか…」と切に思ったし、「せめて地上波で再放送してくれ~!」と、本当に心から思ったものだ。

それに内容的にも「本当に16年前の作品?!???」と思うくらいに、令和の今にびっくりするぐらい対応した内容なのもすごかった。これはもう、序盤からずっと、芋たこタグ内で何べんも話題に上がってたことだった。
一言で言えば令和のトレンドとも言ってもいい「多様性」が非常に尊重されている、というか。
序盤の別居婚だったり、町子はお母さんではなくあくまで子供達にとっては「おばちゃん」であったり。あと女性が自然と、しかしバリバリ働いていたり。(主人公の町子を始め、晴子、純子さん、鯛子さん、おりんさん、みすず等、芋たこは働いてる女性であることがデフォくらいある)

それと女性と男性の性質の違いについてのアレコレが話題になった時、非常に(悪い意味での)昭和臭のする聞いていて不快な、口さがないことを平気で言う健次郎含む商店街の愉快な仲間たちに、町子やおりんさん、純子さん達がピシャリと言ったりすることで(しかもちゃんと筋が通っていて腑に落ちる)視聴者のストレス・ヘイト処理がすごく上手になされていて、見ていて全然不快じゃないのだ。これってなかなか出来ないことだと思う。
この点も芋たこタグ内で非常に褒められていた点だったと、振り返って思う。

田幸さんが書かれた芋たこ関連Webコラムで最初に見たのも、今やっと再評価されていることに触れられていました。

朝の再放送枠は夕方総合での再放送枠と違い、残念ながらNHKプラスでの配信もないのである。
BSプレミアムでの放送一回だけ、あとは日曜日に6回まとめての放送があるだけと、一日数回放送されていた本放送時よりも見る機会が限られていたのは、本当に惜しいことである。
しかも円盤も出ていない、オンデマで配信もないとなると…ねえ。

本放送時に今くらいTwitterが普及していたら、今と同じくらいに世間を掌握していたら、もう、毎朝トレンドは芋たこが独占していたことだろう。ていうか今も放送後にトレンド入ってますけどね、嬉しいことです。
録画に失敗した人や、BS受信機が壊れたり、悪天候で受信できなかったり、と言った方も見たので、「NHKプラスで配信して!」と、NHKの「みなさまの声」に是非送って欲しいと思う。

今だからこその再評価 -当時のメディアが呼んだ不当な評価-

Twitterともう一つ。
Twitterというツールも大事なのだけど、今くらい「朝ドラ」というドラマジャンル、ブランドの地位が高かったら、芋たこはもっともっと、正当に評価されていたと思う。
…というかTwitterのおかげで朝ドラが盛り上がったというか、価値上がったところあるよね。私はそう思ってます。ホップステップジャンプで言うなら、ゲゲ女がホップで、カーネがステップで、あまでジャンプ!って感じ。

そのことは毎日大絶賛のタグの盛況ぶりを見ていれば、肌で感じることでしょう。
あくまで再放送、見る手段も限られている作品なのでRTこそあまりされていないでも、いろんな人の感想ツイートにいいねは鈴なりになってついているし、さっきもちょっと書いたけど、放送後のトレンドには芋たこ関連のワードも入るくらいである。

どうしてこんなに良い作品が評価されずにいたのか、埋もれていたのか。
そう驚くツイートだってこれまで沢山目にしてきたし、本放送時からずっと好きだった方は、当時評価されなかった悔しさや悲しさが16年もの長い時を経て今やっと報われているのだと思うと、少し泣いてしまいそうになる。
信じてきて、ずっと好きでい続けていて、よかったですね…!

田幸さんは別の記事で、当時芋たこの良い面を伝えず、「最年長ヒロイン」であることばかりを強調し過ぎたメディアの罪についても触れている。

また、朝ドラ第74作『純情きらり』(2006年度上半期)の宮﨑あおいと、第75作『芋たこなんきん』の藤山直美と、2作の朝ドラヒロインが同時に発表され、会見を行ったことで、メディアは過剰に「史上最年長ヒロイン」ばかりを強調していた。

田幸和歌子・放送当時の記事から振り返る『芋たこなんきん』の受け止められ方
https://news.yahoo.co.jp/byline/takowakako/20220823-00311454

雑誌で「朝ドラ特集」「朝ドラヒロイン特集」などが企画される際にも、何かと「可愛かったヒロイン」のような切り口が多く、視聴率で苦戦・最年長ヒロインといったことから『芋たこなんきん』はあまり取り上げられず、それどころか「朝ドラ黒歴史」みたいな中にランキングされることすらあった。
(中略)特集でコメント依頼をいただき、個人的に歴代ベスト3に入る作品と語っても、そうしたくだりは全カット。同様に「朝ドラの相手役ベスト〇〇」のような企画で、カモカのおっちゃんを一人に選んだのに、いわゆるイケメン俳優だけにされたことも何度もある。

田幸和歌子・放送当時の記事から振り返る『芋たこなんきん』の受け止められ方https://news.yahoo.co.jp/byline/takowakako/20220823-00311454

田幸さんは記事の最後で「朝ドラの観られ方が多様化したことのメリットを、16年を経た今、しみじみ感じている」と締めている。朝ドラの地位がめざましく向上し、多くの名作を生み出したことで視聴者の目も肥えてきたからこそ、2003年のてるてる家族と並んで「早過ぎた名作」である芋たこなんきんがやっと日の目を浴びたのだと思うと、やはりとても嬉しく感じるのであった。隙あらばてるてるを挟んですいません。

NHKにおたよりを送ろう!

脚本を担当された長川さんは現在引退し、奄美でバーを経営しているそうで、最終週も近くなった頃に初めて芋たこについてツイートされた。

おそらく芋たこ関係で一番RTされているツイートであり、私もリプライを寄せさせていただいた。

放送当時は残念ながら視聴率も不評で、最年長ヒロインであることばかりあげつらって、面白おかしく書いたりされただろうし、黒歴史と叩いていたメディアもあったかもしれない。
ひょっとすると、今のように「脚本だけ」に対し、無責任に心無い声が届いていたかもしれない。

やはり直接感想や感謝の声を届けることは一線を引いた今でも一番嬉しいことだと思うので、まだリプライを送っていない芋たこ民の方がいましたら、最終回の後でもいいので、長川さんに一言感謝や感動のリプを是非送ってみてはいかがでしょうか。

そしてNHKへの直接のご意見も強みになると思う。
NHKは良い意味で旧態依然というか、メールフォームに寄せられる「みなさまの声」を、視聴率・世間での評価・SNSでの受け止められ方よりも正直めちゃくちゃ重視しているところがある、と個人的には感じている。
(なお2021年が誇る名作・モネとカムカムの意見や分析をまとめた「みなさまの声」PDFは必見だと思っている)

ツイッターで何回も円盤希望!とか喚くよりも、ここに「もう一度再放送してほしい」「DVD・BD化を検討してほしい」と一通でも多く声を寄せる方が、より現実的だと思っている。
てるてる並みに権利関係がアレで絶対に無理、というわけでもないだろうし、純ちゃんの応援歌は放送から20年近く経った2006年にDVD化されているので、ひょっとしたら、可能性が全くないわけでも、ないかもしれない。
もし、主演の藤山さんの意向でダメなのだとなったら、それはやっぱ残念だけど、藤山さんへのファンレターで直接訴えてみたりとか…は、しつこい……かなあ。

私も、再放送終わる前にはソフト化希望のメールを出してみる予定なので、ひとつの力は小さくても、署名運動じゃないですが、集まれば無視できなくなるかもわからないし、検討してくれるかもなので、このnoteを読んでいる芋たこ民の方、あるいは通りすがりの朝ドラ民の方で、ソフト化してほしい! 興味出てきたからソフト化または再放送、オンデマンド配信希望!と思う方がいましたら、是非NHKに意見を、一言でもいいので送って欲しいです。ソフト化が無理でも配信を…そこをなんとか…。

メールは400字まで。ツイート大体3つぶん、気軽に送れると思いますが、思いのたけを込めるとなお良いかもです。

あと…さっきも書いたけどBSプレミアムの再放送枠もプラスで配信してほしい…というのも送って欲しいです…こっちの方が切実ですね…。
朝起きるの…つらいんじゃ…(弱)いちいち録画するのもアレなんじゃ…。

総集編を見に行こう!

最終回が終われば芋たこロスで、絶対にとても寂しい…
本日も晴天なりも舞いあがれ!も楽しみだけど…

と思うのですが、先日、鎌倉殿の13人の巡回展を見にNHK金沢に出かけた時、番組ライブラリーの中に未ソフト化の総集編を発見!!! ウッウオオ~~!!!!

一本45分なので、時間を作って何回かに分けて訪問し、見ていこうと思います。
総集編1だけ見ましたが、1は主に第1・2週、町子と健次郎の結婚式までのダイジェストになっております。みんな大好き、モブの美容師さんの「この道30年、大抵のもんは隠してきました」も収録されててわかってらっしゃる…と思ったよ。このセリフ、モブセリフ人気投票があったら一位だと思ってる。
皆さんも是非お近くのNHKでご覧になってください。

おわりに -残り二週を心して-

うわあ長文!!! もしここまで読んでくださった芋たこ民・朝ドラ民の方がいましたら厚く御礼申し上げます…多分これまで書いてきた朝ドラ関係noteの単独では最長になったな…。

本当はまだあれも!これも!伝えたい芋たこの魅力や良さがあるんですが、ここで一旦〆としたいです。
円盤焼きがてら二周目して、「ここもいいな~!」「こういうところもええな~!」「これもすごいな~」「ここも勉強になるわ~」という気付きを回収していくのが9月18日からの楽しみになりそうです。円盤焼き作業…女学生編で止まってるねん…(はよしろ!)
あとドラマガイド…これだけまだ読んでないので図書館取り寄せするぞ…!サントラは全く見つからん。本当に幻なのはサントラかもしれん。それと落ち着いたらノベライズも二周目したいな~。

あ!あと皆さんもし行ける機会ありましたら東大阪市、大阪樟蔭女子大学の敷地内にあります田辺聖子文学館にも是非行かれてください。おせいさんと町子は厳密には違う人物だけど、町子のモデルとなったおせいさんを偲ぶのにとてもいい施設です。
当然ながら健次郎のモデルであるカモカのおっちゃんこと川野氏との写真も多く、本当におせいさんはおっちゃんのこと大好きだったんだなあ~~……と思わず泣きそうになることと思います。ソース私。

先日行ってきたんですけどそこにある「感想ノート」に芋たこ再放送がきっかけで来館された方のメッセージもちらほらあって、私も少し書き残してきたんですけど、もっと増えたら嬉しいなあ…と思ったんですね。

↑先日行った時のちょっとしたレポです。

勿論おせいさんの本も読んで欲しい~ 私は芋たこきっかけでジョゼ虎読み直したり新しく短編集買ったりエッセイ買ったり図書館でカモカシリーズを借りたりしました。私の中で田辺聖子は「古典の小説を書く作家」というイメージがすごく強かったのですが(「歌がるた小倉百人一首」とか、「むかし、あけぼの」や「新源氏物語」の印象が強いせい)本来は恋愛小説作家なんだなあ~、とようやく知った。遅い。

えー、話を戻して。
円盤発売が実現してくれるのが一番嬉しいけど、いつか芋たこがもう一度再放送されることがあったら、またその時も皆さんと一緒に見られたら嬉しいです。
地上波再放送望む声が多い気がするな!よし!夕方再放送枠!!待ってるぞ~~!!!高瀬アナも受けてくれそうだしな!!(なお夕方再放送枠は大相撲や何やらでしょっちゅう放送が休止になるぞ!)

残り二週と名残惜しいですが、最後までしっかり見たいと思います。
改めまして、放送当時の全てのキャスト、スタッフ、関係者の皆様、芋たこ再放送までに尽力してくださった全ての関係者の皆様と、そして毎朝芋たこを楽しんで見ている視聴者の皆様、「#芋たこなんきん」に集う皆様に感謝申し上げます。

は~~……。
にしても24週の町子と健次郎の出会いのリフレイン、ほんっとよかった……。人類みんなはどうかわからんけど、オタクは絶対に好きなやつやで……。
次に大阪遠征した時に行くところ、決まったわ…。

聖地巡礼はオタクのたしなみ

天王寺公園、和気橋、覚えました…。

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