50代女性のパリからサンティアゴ巡礼  波 環

2023年7月~10月フランス・パリ出発でスペインサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼路…

50代女性のパリからサンティアゴ巡礼  波 環

2023年7月~10月フランス・パリ出発でスペインサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼路徒歩旅行■この旅の記録を電子書籍出版しました■このNoteでは書籍に入れないエピソードと写真を紹介■旅の写真はインスタグラム◇2020年『お遍路ズッコケ一人旅』(青弓社)(3刷)電子書籍あり

マガジン

  • サンティアゴ巡礼 パリ⇒ボルドー コラム集

    私の電子書籍『~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~  サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記』 全5巻 各495円(税込)に「入れなかった」エピソード集です。

  • スペイン巡礼前 準備期間のできごと

    2023年7月のスペイン巡礼前に準備していたことのあれこれをまとめています。

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90日間おばちゃんコンポステラ巡礼

2023年55歳で会社をやめてフランス・パリをスタートしてサンティアゴ・デコンポステラ巡礼路を歩きました。 フランスはパリをスタートして36日間、スペインは北の道を50日間。1300キロを超える巡礼証明書をいただきました。 この体験と旅の組み立て方を紹介する書籍をAmazon KIndleで発売しました。 このNoteでは巡礼路そのものの話ではないため書籍に入れなかった、だけど忘れられない巡礼路の楽しみを生み出してくれたエピソードを紹介してます。 『~フランス・パリからス

    • 【スペイン巡礼路番外編⑤】アキコ…味覚の原点は父母

      私のスペイン巡礼の旅『~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記』)の途中で、日本から来てくれたのがカナコとアキコの二人。 アキコさんは、スペインの体験に着想したおみやげ菓子を発売しました。 (番外編④はこちら) 「北海道バルナッツ スープカレー味」 なお、 この日の写真撮影はカナコさんです。 ワタシ:アキコさん、いつもおみやげ商品をあさってるんですけど、スペインでも行ったじゃないですか、おみやげ

      • 【スペイン巡礼路番外編④】アキコ・・・毎日、豆を食べ続ける

        (番外編③はこちら) 私のスペイン巡礼の旅の途中に、日本から来てくたカナコ・アキコの二人がきてくれました。 私がこの旅を電子書籍「~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記」にしたようにアキコさんもまたある商品を世に放つことになりました。 それがこの「北海道バルナッツ スープカレー味」 アキコ:北海道らしいお土産の企画として、スープカレー味、そして北海道産の黒豆を使用しています。 ワタシ:黒豆は

        • 【スペイン巡礼路番外編③】アキコ・・・ハーブティーの神が降りる

          私の巡礼旅の本「~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記」の電子書籍1巻、3巻でちょこちょこ出てくるカナコ・アキコ とその後について連載しています。私が、この旅を電子書籍にしたように、アキコさんもまたある商品を世に放つことになりました。番外編①はこちら それがこの「北海道バルナッツ」 アキコ:(②豆のおみやげを作ることにする から続き)最初は「北海道ビアナッツ」にしようと思ってたけど、オリオン

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        • サンティアゴ巡礼 パリ⇒ボルドー コラム集
          4本
        • スペイン巡礼前 準備期間のできごと
          9本

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          【スペイン巡礼路番外編②】アキコ・・・豆のおみやげを作ることにする 

          (番外編①はこちら) 私の2023年夏にフランス・パリからスペイン巡礼路「北の道」へ至る巡礼の旅では、私が「北の道」に入った日に、日本から二人の友人が来てくれました。これは拙著『~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記』1巻 3巻(AmazonKindle 発売中)でちょこちょこ出てくるカナコ・アキコの二人のことです。 旅のあとにあったできごとを対談形式でお届けしています。私が、この旅を電子書

          【スペイン巡礼路番外編②】アキコ・・・豆のおみやげを作ることにする 

          ☆新連載☆【スペイン巡礼路番外編①】アキコ・・・自分で商品を作ろうと決断する 〈全7回の①〉

          私のフランス・パリからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラに歩いた巡礼路「北の道」の旅では、私がスペインに入った日に、日本から二人の友人が来てくれました。 これは拙著『~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~  サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記』1巻 3巻 でちょこちょこ出てくカナコ ・アキコ の二人のことです。 彼女たちはそれぞれの分野で独立して仕事をしているのですが、この旅でアキコさんが得た着想が、彼女の長年の目標

          ☆新連載☆【スペイン巡礼路番外編①】アキコ・・・自分で商品を作ろうと決断する 〈全7回の①〉

          【スペイン北の道⑨】サンティアゴ・デ・コンポステラ で「A・RA・SHI」をスペイン女子と歌う

          さて、スペイン巡礼路の旅で考えたことのひとつ「観光産業」ってどうなるべきかってことがありました。 海外からのお客様を受け入れて街の経済を潤すというものです。 私の住んでる北海道も、日本前提でも、コロナからの「鎖国」を経て次のフェーズに向かっている。 スペインは観光産業が盛んとされています。経済の資料を見ると、海外観光客から観光客収入を得てる国はアメリカ、フランス、スペインがベスト3。私自身が巡礼路「北の道」を歩いたことで、ビーチリゾートに世界中の人がいるのを見た、というか、

          【スペイン北の道⑨】サンティアゴ・デ・コンポステラ で「A・RA・SHI」をスペイン女子と歌う

          【スペイン北の道⑧】サンティアゴだよおっかさん

          前回は夫婦で歩いている方たちのお話を紹介しましたが、家族で歩く方たちもいました。 この写真の修道院は残り残り3日の地点。巡礼者たちもほとんどが体のどこかに故障があったりします。見知らぬ人たちの集まりですが、お互いここまでよく来たねの労りの気持ちがあってなんだか優しい気持ちになります。 ここで同じ部屋になったお母さんと息子二人のグループを思い出します。息子さんたちは20代の後半の年頃でとても長身。2段ベッドの上の段を床に立ったまま見ることができる。サッカー選手のようなシュっ

          【スペイン北の道⑧】サンティアゴだよおっかさん

          【スペイン北の道⑦】夫婦で歩くひとたち。

          私が2023年夏に歩いたカミーノ・デ・コンポステラ、スペイン巡礼路の北の道ではご夫婦で歩く方たちがたくさんいらっしゃいました。 巡礼路では歩く時はもちろん、寝る時、食べる時も大勢がいっしょなので、夫婦の普段の生活が周囲の人たちに漏れ出てしまうことがありました。 すてきなベルギーのご夫婦のこと。巡礼路のカフェで何度かいっしょになっておしゃべりをして、ある日、大きなアルベルゲ(巡礼宿泊所)で同宿することになりました。食事テーブルで隣になって、いっしょにスープなど分けながらいただ

          【スペイン北の道⑦】夫婦で歩くひとたち。

          【スペイン北の道⑥】名物のシードラは箱売り

          私のスペイン、カミーノ・デ・コンポステラ「北の道」の巡礼路で3つ目の州となるアストゥリアス州はリンゴ酒、シードルが名物です。巡礼路にもリンゴ果樹園がたくさんありました。食べるためのリンゴではないためか、剪定せず小さな実が寄せ集まって実をつけています。シードル、スペイン語ではシードラは、緑色の瓶に入ってコルクで簡単な栓をして売っています。 Pooという街に泊まったときのことです。ここのドミトリーは坂の上に建っていて、坂の下の個人商店で買い物ができます。商店は昼はお休み、夕方5

          【スペイン北の道⑥】名物のシードラは箱売り

          【スペイン北の道⑤】ピアスの話

          拙著(AmazonKindle)いよいよ発売になりました。 ~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記  第1巻は、AmazonKidle 旅行部門で5位からのスタート。一体何冊中の5位なのかわからんのですが、ようやく発売できてうれしいです。ご購入いただいた方、ありがとうございます。 ちょうど、去年の3月、会社をやめることを決めてそこからの大忙しの1年だったとちょっぴり振り返っています。 第1巻はピアス

          【スペイン北の道④】映画「サイレンス」なヨガおじさん

          フランス・パリを2023年7月半ばにスタートとした私のカミーノ・デ・サンティアゴは、フランス国内をパリ→オルレアン→サンテ→ボルドーとフランス国内を進み8月20日にスペインのカミーノ・デ・ノルテ「北の道」に入りました。バスク州サン・セバスチャンから歩き始め、暑さと雨にやられながら、9月上旬にカンタブリア州、9月中旬に3つ目の州となるアストゥリアス州に入りました。 アストゥリアス州に入ると、ピコス・デ・エウロパ(ヨーロッパの頂)連山が見えてきました。アストゥリアス州のカミーノ

          【スペイン北の道④】映画「サイレンス」なヨガおじさん

          【フランス国内巡礼路④】日本に牛はいないのか?マダム・エリスの牧場の家 〈後編〉

          このお話は【フランス国内巡礼路③】めざせ労働革命⁉ マダム・エリスの牧場の家 〈前編〉 の〈後編〉です。 牧場の家の夕ご飯は ムール貝のBBQのあとフライドポテトなんかをつまんでだんだんおなか一杯になり、シメはフロマージュ、チーズです。 ヤギのチーズ、味付きのカンベール、大きいカマンベールにワイン。 ここはボルドーはすぐ近くで、私は連日ブドウ畑を歩いてきました。ワインの大産地の真ん中なのです。 日本はね、このサイズの銘柄もののカマンベールだと30€するよ。 2人は絶

          【フランス国内巡礼路④】日本に牛はいないのか?マダム・エリスの牧場の家 〈後編〉

          【フランス国内巡礼路③】めざせ労働革命⁉ マダム・エリスの牧場の家 〈前編〉 

          私が歩いたフランス国内のカミーノ・デ・サンティアゴの巡礼路では、オープン2年目という「巡礼者の家」もありました。 フランスでの巡礼路も30日目まできたころ。 ポンというローマの史跡がある町の無人駅で降りて、そこから歩いて8キロ。まもなくワインの産地ボルドーというブドウ畑の真ん中にある「巡礼者の家」でした。送電線の柱の脇を通ってぶどう畑の間を抜けて小高いところに牧場がありまして、敷地は柵で囲まれています。 見えるものは西部劇の牧場のそれで、馬、大きな納屋やトラクター。「家」

          【フランス国内巡礼路③】めざせ労働革命⁉ マダム・エリスの牧場の家 〈前編〉 

          【フランス国内巡礼路②】パパはフランス語×お嫁ちゃんはオランダ語 マダム・ステラの茶色い家 〈後編〉 

          このお話はマダム・ステラの茶色い家〈前編〉からの続き。 1泊目の翌朝、朝ごはんは、私とマダム・ステラとムッシュ・レイノルドの3人なので、もっと突っ込んだ話。 ステラはフランス人として生まれたけれど、結婚でオランダに行ってそのとき生まれた息子たちのダンとジョエルはオランダ生まれだからオランダ語とフランス語話者。いまの夫のレイノルドは8年前に再婚した。 ステラはフランス語の教師、というより、オランダで英語とフランス語を教える人だったそうです。今は、オランダ生まれの息子たちがそ

          【フランス国内巡礼路②】パパはフランス語×お嫁ちゃんはオランダ語 マダム・ステラの茶色い家 〈後編〉 

          【フランス国内巡礼路①】~フランス語×英語×オランダ語の夕食 マダム・ステラの茶色い家 〈前編〉

          2023年7月15日にフランス・パリをスタートした私のカミーノ・デ・サンティアゴは、パリ→オルレアン→トゥール→ポワティエと進み21日目にフランス中部の小さな村コージュにつきました。 8月の上旬、暑さもピークの毎日でした。サンティアゴ・デ・コンポステラのガイドブックに掲載されている部屋貸し(民泊)と表示されたその家の名前は「茶色い家」。 4月に宿泊予約を依頼するメールをしたときから、宿主さんはずいぶんきちんした人だなあと思っていました。 食事を出すけれどうちはレストランで

          【フランス国内巡礼路①】~フランス語×英語×オランダ語の夕食 マダム・ステラの茶色い家 〈前編〉