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マニプラのワーク②

昨日名古屋市内にて第3チャクラのワークをしました。
3番目のチャクラマニプラは占星術的には太陽・火星に関連していると言われます。
マニプラのテーマが、自尊心や勇気、戦う力=生きる力を表しているためだと思います。

だから、出生図ホロスコープの太陽・火星をうまく使えている人はマニプラのエネルギーも上手に循環させることができると思います。
逆に言うと太陽・火星がうまく使えていない人はマニプラのエネルギーが回らない状態でチャクラが閉じかけているのかもしれません。

占星術の場合、火星がうまく使えていないと攻撃力や推進力、自己実現能力に欠けるだけでなく、防衛力も弱くなります。

私の考えではマニプラを開くためには占星術でいう火星の力を行使する必要があると思います。
火星は戦いの星ですが、むやみやたらに暴れるわけではありません。先日も申しましたように、私たちが生きることは日々戦いの連続です。私たちの体内では、皮膚の表面や口腔内、腸内などいたるところで雑菌類と免疫系統の戦いが生じています。

私たちが食事をするとき、ほかの植物や種子、動物、果実の生命を奪っているので、ほかの生き物のいのちを食べて生きています。食物連鎖と言えば聞こえがいいかもしれませんが、弱肉強食の構造にのっとった殺戮と搾取の繰り返しだと思います。

ミクロ世界で起きているいのちのやり取り、生命をかけた戦いは私たち人間の世界でも日々起きていると思います。それは実際の生命をかけた戦いではなくても、目にみえない精神的な戦い、感情のぶつかり合いは婉曲的な言葉を使い、知的なやり取りを装いながら水面下でコントロール合戦、支配合戦を繰り広げていると思います。


恐怖に陥るとマニプラが閉じてしまう

私と父親は今でこそ普通の親子関係ですが、十数年前まではほぼ絶縁状態にありました。私と父親は子供のころから折り合いが悪く、いつも父は不機嫌で、話しかけると「うるさい」と怒られてばかりいました。父は妹も溺愛しており、子供心に「なんでいつも妹ばかり」と思っていました。悲しい気持ちと怒り、妹に対する嫉妬心がありました。
でも、父親を目の前にすると何も言えません。「また怒られる」と思って怖くなって、別の部屋に逃げていました。
父親と一緒に居ると居心地が悪く落ち着きませんでした。子供のころは両親と一緒の部屋で眠っていましたが、小学校高学年になると父が怖くて隣の部屋で一人で眠るようになりました。
特に夜、アルコールが入った父が恐ろしくて、彼の気配や物音、タバコの匂い、大きな声におびえていました。
隣の部屋で眠ったふりをしながら”何時怒鳴り込んでくるかわからない”と思い、なかなか眠ることができませんでした。

いざという時のために護身用のナイフ的なものを枕元に置いていた時期もあり、かなり神経が病んでいました。っていうか神経症気味だったかも?です。

私は徹底的に父に反抗しており、全く迎合することなく媚びなかったので、父もあきれていたと思います。
祖母からは「意地を張らずに、妹みたいに愛嬌をよくしたほうがいいのに」としょっちゅう言われました。でも、それができたらやってるし。って思います。愛嬌をよくするやり方が全くわかりませんでした。

そんな、家庭生活不適合者で反家庭的性格でしたから、父からは毎日のように「就職したら早く家を出ていけ」とあいさつ代わりに言われていました。
ときには「今すぐ出ていけ」と条件が省略されるバージョンもありました。
今だから笑い話ですが、当時はこっぴどくメンタルえぐられ、父の言葉におびえて暮らしていました。

看護学校を卒業して何とか就職先が見つかると、私も気が緩み実家での態度が大きくなっていきました。
というか、仕事の緊張や疲れで家でほとんど何もできず、帰宅すると同時にその場で眠ってしまう日々でした。
家で何もしないで寝てばかりいる私。神経質な父には気に障ったらしく、ある時、猛烈に怒鳴られながら家を追い出されました。
恐ろしいほど殺気立って怒鳴ってきたので、私もそれなりに言い返していたと思うのですが、怖かったことしか覚えていません。
後で聞くと、父の様子が尋常ではなかったので、祖母が「警察を呼んだ」とのことです。紙一重で新聞の一面に掲載されずに済んだと思います。

こんな感じで、私の戦う力は父とのかかわりの中で抑圧されたり、やり返したり、冷戦状態だったり・・・みたいな時期を繰り返し、最終的には家を出る形で父との戦いは休戦状態になりました。

でも、今振り返るとこれで良かったと思います。父が命がけの全力で私を抑止してくれなければ、私は増長して家庭や社会でやりたい放題になっていたと思います。
父でなければ私を止めることができなかったと思うので、ちゃんと向き合ってくれた父に対して感謝しています。

抑止や抑圧をされながら、火星の戦う力を発揮する時期をずっと待つことができたと思います。
大変だったけれど、私という言うことを聞かない気難しい娘に真正面から向き合ってくれた父なのでとても感謝しています。
私は一見火星が弱く見えるかもしれませんが、父親にきっちりたたき上げられたと思っています。私の火星は強くはなくても、忍耐力やレジリエンスが養われたと思っています。
そんなわけで、マニプラが閉じるほどの恐怖を感じる時があっても、時期が来たらちゃんと恐怖を乗り越え、その人らしい戦力・戦術が身についているのでは?って思います。

講座の参加者さんから”10年以上元旦那さんにモラハラを受けていて精神がボロボロになってしまった”というお話がありました。
彼女が何か問題を起こしたわけでもないのに、元旦那さんから人格否定をされ続けたのだとか。結婚している間は何度も浮気もされ傷つけられ続けていたのに、旦那さんが怖くて、浮気も彼女のせいにされたそうです。
彼女の存在を根底から否定する発言のオンパレードにこころが折れ、洗脳みたいな状態になっていたようです。逆らうことはおろか、逃げ出すこともできずにいたそうです。
旦那さんと一緒に居ると緊張から胃のあたりがギューッと締め付けられる感じがあり心身ともに不調ばかりだったそうです。
おそらく、旦那さんが彼女の火星の勢いを封じ込め、生きる力を奪い続けていたのだと思います。
言葉によって彼女の尊厳を貶め、裏切りによって感情を傷つけ、彼女の生きる喜びや、愛し愛される喜びを10年以上奪っていたのだと思います。

私は他者の尊厳を大切にしない人が大嫌いです。
”右こぶしが折れても構わないから、元旦那をぶん殴ってやりたい”
そう思いながら彼女のお話を聞いていました。
非力なわたしでも顎関節を狙えば、関節症という癒えない傷を残すことができるはず。彼女が味わった以上の痛みを味あわせてやりたい。と思っていました。

最近ようやく彼女は元旦那さんのもとを離れ、一人で暮らし、少しづつやりたいことを始めているのだけれど、まだ自己肯定感が全くありません。とお話をしてくれました。
私は彼女がお話をしてくださったことが嬉しかったし、元旦那の支配から逃れてくれたこと、生きていてくれることがとても嬉しく思いました。でも、うまく言葉になりませんでした。

恐ろしい体験をたくさん、長く苦しい時期を乗り越えて、ここまで来てくれて本当によかった。と思います。
彼女とお話ができて本当に嬉しくて、彼女のことが大好きになりました。これから彼女の太陽や火星がマニプラが元気いっぱいキラキラ輝いてくれますように。そう願っています。

今回はたまたま偶然、私が彼女の先生のような立場になっていますが、本当は逆なんだと思っています。彼女の方こそ私の先生、学校では習わない、教科書やテキストに書かれていない、でも、本当に大切なことを身をもって生き方で、感情を通して教えてくれる世界一の先生。
傷つきながらも自分らしくあろうと模索されている生きたかを尊敬しています。自己肯定感なんてどうでもいい、彼女は十分すぎるほど美しく素敵。

また来週お話しできるのが楽しみです☆


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11月21日チャクラワーク研究会を始めます
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