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人体”3つの蝶”とグランティ

以前人体の中に蝶の形をした骨があって、その骨はクンダリーニに関連しているのではないかな?という記事を書きました。

その時は松果体の下に位置する「蝶形骨」と腰の部分にある「骨盤」という2つの蝶についてまとめました。
骨をテーマに書いていたので、3番目の蝶形臓器である甲状腺のことは触れませんでした。でも甲状腺もまた「蝶の形」をした器官です。
そして最近の松村先生の動画では甲状腺とヴィシュダチャクラの関係についてお話がありました。その流れに乗っかって甲状腺についてまとめてみようと思います。

甲状腺の解剖について

甲状腺は重さ10〜20g程度、縦4.5cm、横4cm4〜5cm程度の臓器で、首の前面にある喉仏のすぐ下にあります。
正面から見ると蝶々が羽を広げた時の形に似ていて、男性よりも女性のほうが少し高い位置にあります。

画像は伊藤病院さんのHPよりお借りしています

この甲状腺では「甲状腺ホルモン」という体に必要不可欠なホルモンを造っています。甲状腺ホルモンは、新陳代謝や細胞の成長を促す作用などがあり、私たちが生きていくのになくてはならないものです。

甲状腺ホルモンはヨードを含んでいるのが特徴で、サイロキシン(T4)トリヨードサイロニン(T3)の2種類が存在します。
甲状腺ホルモンは、大きく分けると次の3つの働きがあります。

1. 細胞の新陳代謝を盛んにする
2.交感神経を刺激する
3. 成長や発達を促進する

甲状腺ホルモンはホメオスタシスや、交感神経の調整、成長ホルモンの分泌に関係しているので生命活動にとってとても重要になります。


占星術的に甲状腺を考えてみる

松村先生の著書「ボディーアストロロジー」ではホルモンの働きをエーテル体に例えてお話されていました。ホルモンを分泌する器官である甲状腺は”エーテル体の基地”みたいに考えてもいいのかな?と思います。

「蝶形骨」や「骨盤」という蝶は占星術的には骨をつかさどるので山羊座やその支配星である土星領域の蝶と考えてみるといいかもしれません。

これに対して「甲状腺」というホルモン分泌器官は占星術的にみると、体液(エーテル体)をつかさどる月やかに座に関連する蝶と考えることができると思います。

エーテル体はお餅のようにべたべたした性質を持つので、私たちの物質的な肉体である骨・臓器・筋肉・神経系などをくっ付けてひとまとめにしてくれているのだと思います。
これは「肉体と感情、精神という三分節をつなぐ」エーテル接着剤。肉体とアストラル体、メンタル体をつなぐエーテル接着剤。みたいに考えてもいいのかな?と思いました。



土星的な骨の蝶と月的なエーテルの蝶

土星は人体では皮膚と骨を、内臓では脾臓を司ると言われています。土星をルーラとする山羊座もこれに準じていると思います。
そして、山羊座の180度反対に位置するのはかに座です。
かに座は月をルーラに持ちます。月は人体では体液やホルモンに関係しています、内臓ではかに座が胃をつかさどるため、それに準じていると思います。

山羊座とかに座が180度の関係にあるのは占星術では基礎的な知識になると思います。ルーラーはどうなの?と考えた時、「生命の木のセフィラ」に同じような照応関係、鏡像関係が見られると思います。

そこで、骨の蝶(蝶形骨と骨盤)と腺の蝶(甲状腺)を生命の木に書き加え、人体のチャクラと照らし合わせてみました。
するとちょうどチャクラのエネルギーの流れの壁になるグランティ(結節)の部分にそれぞれの「蝶」が配置されています。

一番下のブラフマグランティはムラダーラとスワディスターナの間ですが、これはちょうど骨盤内部に該当すると思われます。
生命の木ではマルクト・イエソドのあたりかな?

二番目のヴィシュヌグランティはのどにあるヴィシュダチャクラで最近話題の甲状腺に該当します。生命の木ではダートです。

三番目のルドラグランティ―はサードアイの部分ですから蝶形骨のあたり、アジナチャクラの部分です。これは生命の木ではコクマー・ビナーではないかと思います。

チャクラの3つの結節(グランティ)にはそれぞれ蝶の形をした骨や機関があるのは単なる偶然なのか?私のこじつけなのか?なんでだろう?



子午流注:土星の脾臓とかに座の胃

土星とやぎ座のコンビが骨と皮膚、そして脾臓を司るのに対して、月とかに座は体液系と胃を司っています。

今度は内臓について東洋医学の子午流注(しごるちゅう)で見ていきたいと思います。"子午流注"は、約2000年以上前の中国の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』ですでに解説され、現在も鍼灸や漢方で用いられている、中医学の考え方の一つです。"子午"は時刻、"流注"は体の中の血液や気(エネルギー)、水分の流れという意味をもっています。

子午流注については朝日新聞デジタルを引用します。

下図のように、1日24時間を2時間ごとに12等分し、それぞれの時間帯に活発に働くとされる臓器、さらに、その時間帯に何をどうするべきかも指南しています。

朝日新聞デジタルさんより

胃の時間が7~9時体を温める食事で1日の助走を開始になります。これはかに座や月に関連付けてもいいのかな?と思います。

脾臓の時間は9~11時で朝食の栄養を全身に行きわたらせる時間。冷たい飲み物、食べ物は消化機能を弱らせるので控えるほうが良いそうです。これは山羊座や土星に関連して考えてもいいのかな?と思います。

朝日新聞デジタルさんより

個人的に子午流注の考え方が好きなので、この時間はこの臓器をいたわらないとな~などと思いながら生活していると楽しいです。
私たちの体は私たちだけのものではなくて、臓器とか、骨とか、筋肉とか、細胞、腸内細菌とか、口腔内や皮膚にいる細菌たちのおかげで成り立っているに過ぎない。と思います。
あらためて自分ひとりの力で生きているわけではないので、体を大事に、見えないミクロ世界の住人達に感謝!!って思いました。甲状腺と蝶のがテーマだったのに主旨がブレブレですね。