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ルッキズムはいつから始まるのか

先日学童で働いていると、ある小学一年生の男の子が「僕の顔は鏡で見るとださい」と言っている場面に遭遇しました。

そこで私は「小学生の顔は変わるから今の段階で気にしても意味ないよ。
~君は将来超絶イケメンになるかもしれないね。」と伝えました。

後で考えると「イケメンになる」という表現は「今はイケメンでない」と聞こえるかもしれないので、この言葉がけで良かったかは自信がありません。

実際小学生の段階で顔なんて気にしても仕方ないと言うのは、私の純粋な本音です。なぜなら、私自身も小学生の時と比較してかなり顔立ちが変わっているからです。

ですが、自身の記憶をさかのぼると幼稚園児の時には既に「かわいい子」や「イケメン」を認識していた覚えがあります。

とはいえ私が幼少期に持っていた美形像は世間とは異なっており、あっさりした顔立ちをした人がうらやましいと思っていました。

当時はハーフタレントが全盛期で、世間でははっきりした顔立ちが好まれていました。結局私もメディアに"毒されて"持っていた美形像が変わってしまったのですが。

このように、美人やイケメンのイメージは時代や場所によって異なる極めて不安定なものです。

そんなものは子どもにとって毒でしかないので、自分の生まれ持った顔を大切にして欲しいと思います。


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