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世界はまだまだ面白い!#40 若さ

昨日は家内と一緒に、羽田に娘を迎えに行きました。夜、エクセスを払った石のように重い巨大なリモワやゴルフバッグ他、大荷物をトロリーに乗っけて出てきました。別送貨物の手続きを終えて仮住まいのホテルに向かうのが、モノレール+電車+地下鉄という強行軍で、家内も私もヘトヘトになりました。当初、出迎え不要と言っていた、「無茶」にも程がある娘ですが、その「無茶」さに、昔を思い出しました。

欧米では、高齢者も活躍できる年齢の制限のない社会で、「若さ」もどちらかと言えば「未熟」という概念で、日本のようには重宝がられません。私は、娘と同じ齢のころには、いつ来るかわからない飛行場の発着ボードを見ながら、ノンカーボンの航空券とパスポートを片手にロストバゲージが当たり前の中東・北アフリカの空港を大荷物を両手に階段で走って移動し、空港前ではタクシードライバーと運賃交渉し、土漠を走り回って、ホテルでは夜中まで日本にテレックスを打っていました。おそらく、今では考えられない「無茶」な仕事ぶりで、今やれと言われて出来るものではありません。この「無茶」が出来る事が「若さ」の魅力です。

私から見ると、生意気で、思慮深くはなく、無計画だけれども、真面目に一生懸命に毎日をエネルギッシュに生きている娘は素晴らしいと思います。「若いってやっぱり良いな!」と高齢者の私は、娘を見て、昔を思い出し、感慨にふけるのでした。



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