【備忘録】ハルノキオク

画像1 枝垂れ桜が風にそよいでいた、気持ちよさそうだった、みなが下に集まった、そして同じ風に揺られてた。
画像2 圧巻のピンク、咲き誇って既に花盛り。春が来るのがそんなにうれしいの。私はまだ寝ていたいけどね。24歳、まだ自分のことを蕾どころか、芽くらいに思っていたいのにね。甘えですか。暑さには弱いのです。
画像3 個性的な色味。私はこのチューリップがとても可愛いと思った。名前も見たけど、忘れた。だがそれは大した問題じゃない。可愛いチューリップ。
画像4 散った桜の花弁が、ピンクの雪のように花壇を彩っていた。
画像5 ならんだ、ならんだ、チューリップの花が。 三つ、四つくらいの兄妹が、手を繋いで大声で歌いながら、歩いていた。私はそれを見ながら、結婚してあまり会えなくなった兄のことを思った。一緒に過ごした、もう思い出せなくなった沢山の記憶のことを思った。とても会いたくなった。
画像6 いいか?できるかなとか、認められないかもとか、才能ないかもとか、不適任かもとか、いいんだよそんなことは。私の関与することじゃないんだよ。私は私にできることをひとつひとつやりきってみること、楽しもう。学び、深め、人間をしりたい世界の片隅をしりたい、そういう場所にさがしもとめている発見が、みえてくる感覚がきっとあるだろう、それを心待ちにしているのだ。美しいヴィオラと、アネモネ、この完結した調和。常にそれを、心に保ちたい。
画像7 チューリップソフトクリーム、なるものを食べた。チューリップを食べたことはないのに、チューリップの味だ、とおもった。不思議だね。人の味覚は香りから想起するのかな。それとも、脳かな。つまり、チューリップの味だと思って食べているから、これはチューリップの味だと思えるのかな。甘くて、花の蜜みたいな味だ。春の味だ。いや、春の味ってなんだ?
画像8 側に、ちいさな可愛い生き物がいました。まじまじと見たのは、いつぶりだろうか?正直、10年ぶりくらいな気がする。盛りすぎかもしれないけど、それくらい新鮮だった。お天道さまに向かって昇り、飛び立っていくことから「てんとう虫」。縁起の良い虫なのだ。そんなちいさな体で幸せを運んでいるんだね。等しくこの世界を生きるすべての生命を尊く思えるのが春、なのかもしれない。

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