【備忘録】2021年、私にたくさんの美しい思い出をありがとう

画像1 忘られない一瞬を後どれだけ心に残せるだろうか この生で この五感で 後どれだけ自分の生きてきた意味を感じられるだろうか 鈍感にならないで孤独を紛らわすことに必死にならないで この光の暖かさも眩しさも鋭敏に感じ入る ために真摯に勇敢に私の内省を深化させていこう。
画像2 神戸で旧友と飲んだ後の帰路23時過ぎに心の奥をくすぐる香りに出会った その香りは夜に同化した小さなバーから漏れていた 小さな扉を開けると一本通路のバーカウンターしかない薄暗い照明で狭そうな角にはイカしたDJ がいる異世界の隅にあるようなバーだったバーテンダーが「初めましての方ですね」というので「香りに誘われて来ました」と正直に打ち明けると彼は「蝶々みたいだね」と可笑しそうに笑って香りの正体を私に渡してくれた 今後共に生きたいお香に出会った瞬間だった。
画像3 来年はラテアートを頑張りたいあってもなくても良いものだ 別に形に残らなくて財産にもならず有益でもない でもその存在がだれかの心をすこしだけほどくそういうことができる人になりたい そういう人でありたいと切に思う。
画像4 花束と一緒に花瓶をプレゼントするって素敵!
画像5 クッキー作りに熱中しているとき私は私である 嫌いな直毛や脚の浮腫みをどうにかしようと必死なとき私は私である 旧友と語り合うとき私は私である 家族とご飯をたべているとき私は私である 好きなことを諦めきれないとき私は私である 我慢ならなくて逃げてしまうとき私は私である 理不尽な状況に明確な怒りを感じるとき私は私である 見知らぬ他者にやさしくありたいとき私は私である 依存も執着も自分には不可能だと思いながらそうできる同じ人間であるはずの他人を見てすこし寂しくなるとき…私は私である。
画像6 だれにでもやさしく丁寧にいようとして疲れてどうでもよくなるとき私は私である 素っ気ないと言われて私のことを知らないくせにと思っていても口に出せないとき私は私である 素っ気なくいられるのは懐いてるからだと言えないままどうしたら感謝を伝えられるか考えているとき私は私である 人は結局分かり合えないがその諦めにこそ助けられていると感じるとき私は私である まだ聴いたことのない大量のレコードの陳列を目にしてああまだ出会わなきゃならない音楽があるとなぜか泣きそうになるとき…私は私である。
画像7 いつか行き着くかもしれない美しい海辺の街のことを考えるとき私は私である 家族が死ぬことがこわいとき私は私である この先のことが何もわからないとき私は私である だれにも共有しないプレイリストを聴いているとき私は私である 一つの音楽に想起するいつかの記憶を辿るとき私は私である。
画像8 ひとりで映画やアートを観てなにかを感じるとき私は私である ひとめぼれしたワンピースを着ているとき私は私である 目を閉じて毛布にくるまって眠りにつくとき私は私である 宅配ピザを食べて頬がゆるむとき私は私である 欲しいものをたくさんブックマークして忘れてしまうとき私は私である かと思えばふらっと見かけた口紅に一目惚れして即購入するとき私は私である この色をいつまでも愛でたい愛でてくれる人がいなくても私が愛でてあげようと決意するとき私は私である。
画像9 「エレミアの風」今年私は一生この香りの風を心に吹かせると決めた。
画像10 書いているとき私は私である 書くことをやめられないとき私は私である。

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